武尊vs那須川天心「夢の対決」が6月東京ドームで実現へ! | FRIDAYデジタル
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武尊vs那須川天心「夢の対決」が6月東京ドームで実現へ!

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「僕たちは格闘家としてずっと惹かれ合っていました。『K―1』でも『RIZIN』でもない中立的なリングで拳を交えたいと思っています」

昨年の大晦日、『RIZIN』の観戦に訪れた武尊(29)は当日の試合で勝利をおさめた那須川天心(22)にむかって、そう発言した。

まさにその言葉通り、両雄の対決が実現する。『K‐1』と『RIZIN』に太いパイプを持つ関係者が明かす。

武尊は40戦39勝1敗。‘18年、『K-1』史上初の三階級制覇を成し遂げた。超攻撃的なファイトスタイルでKOを量産
武尊は40戦39勝1敗。‘18年、『K-1』史上初の三階級制覇を成し遂げた。超攻撃的なファイトスタイルでKOを量産

「二人の対決は今年6月に東京ドームで行われる予定です。‘04年に異なる団体に所属していた魔裟斗選手(41)と山本"KID"徳郁選手(享年41)が戦った伝説の格闘技イベント『Dynamite‼』を一夜限りで復活させることが決定しています。『K―1』と『RIZIN』からトップ選手を各々選出し、対抗戦を開催。その大将戦が武尊選手と天心選手なんです。

天心選手は今年限りでのボクシング転向を表明し、武尊選手も『今年がラストチャンス。実現できなければ格闘家を引退してもいい』と語っていました」

‘14年のデビュー以来、いまだ無敗の那須川。異次元のスピードとテクニックで相手に付け入るスキを与えない
‘14年のデビュー以来、いまだ無敗の那須川。異次元のスピードとテクニックで相手に付け入るスキを与えない

すでに両団体は出場選手の人選を行っているという。

「米国人ボクサーで、元五階級制覇チャンピオンのフロイド・メイウェザー選手(43)にエキシビションマッチ出場を打診しています。武尊選手と天心選手が対戦するとなれば、多くの企業がスポンサーに名を連ねるでしょう。メイウェザー選手を呼べるくらいの大きな大会になるはずです」(格闘技関係者)

武尊と那須川はこれまで対戦に前向きな姿勢を示していた。しかし、両者はともに団体の看板を背負うスター選手同士。実現は難しいと思われてきた。長年、格闘技を取材してきたノンフィクション作家で、昨年『沢村忠に真空を飛ばせた男  昭和のプロモーター・野口修評伝』を出版した細田昌志氏はこう話す。

「那須川選手がリング上で度々、武尊選手に対戦を働きかけていましたが、所属団体の『K―1』が黙殺していました。けれど大晦日に、天心選手の試合に武尊選手が現れた。これは『K―1』が対戦を承諾しないとできません」

実現に向けて動き出した『K-1』と『RIZIN』。細田氏は両団体が合意に至った経緯をこう分析する。

「コロナ禍で東京五輪の縮小開催、中止の可能性が高まってきたことが一因だと思います。広告代理店やスポンサー企業にとっては五輪にかわる大きなスポーツイベントを打って、穴埋めをしたい。それらの企業が働きかけ、『K-1』がようやく首を縦に振ったのでしょう」

格闘技ファンも実現を熱望してきた「夢の対決」。勝利の女神はどちらに微笑むのか。

「対戦は57㎏契約で行われるでしょう。武尊選手は60㎏、那須川選手は55㎏がベスト体重です。武尊選手のほうが若干サイズ大きいのですが、今は左拳骨折治療のため、実戦間隔が空いています。ただ、武尊選手には試合を一発でひっくり返すパンチ力があります。当日のコンディション次第でどちらが勝ってもおかしくないと思いますね」(細田氏)

1月26日、『K―1』と『RIZIN』に質問状を送付したところ、次のように回答をした。

「両選手の対戦に向けて、話し合いを始めていることは事実です」(『K―1』)

「前向きに話をさせていただいております」(『RIZIN』)

両団体とも詳細について明言しなかったが、実現の日は近いようだ。ついに鳴る宿命のゴング。勝利をつかみ取るのはどちらの拳なのか。

 

  • 写真アフロ(那須川天心)撮影スエイシナオヨシ(武尊)

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