降板続々…!事務所も必死の大物芸能人「生き残り大作戦」 | FRIDAYデジタル

降板続々…!事務所も必死の大物芸能人「生き残り大作戦」

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『とくダネ!』(フジテレビ)のメインキャスターを務めてきた小倉智昭。後番組の『めざまし8(エイト)』には、俳優の谷原章介と永島優美アナウンサーがMCに抜擢された 写真:YUTAKA/アフロ

ベテラン芸能人などが出演する長寿番組が終了する事が次々に明らかになり、話題となっている。

小倉智昭さんがMCを務めるフジテレビ『情報プレゼンター とくダネ!』は3月いっぱいで22年の歴史に終止符を打つ。TBSの『噂の!東京マガジン』、日本テレビの『メレンゲの気持ち』という20年越えの長寿番組のみならず、『火曜サプライズ』(日テレ・12年目)、『爆報! THEフライデー』(TBS・10年目)と10年を超える人気番組も、視聴率は決して悪くないのに終了が発表された。さらに関西でも大阪・毎日放送の『ちちんぷいぷい』(21年)などが終了する。

原因としては、コロナ禍によるテレビ局の収益悪化に伴う制作予算削減が最も大きいのは確かだ。しかし、個人視聴率が重視されるようになったことが大きな要因なのではないかとするのがテレビ業界内での大方の見方だ。

多くのスポンサーのターゲット層は若者。世帯視聴率に代わって個人視聴率が指標とされるようになり「若い視聴者層がいない番組だと、広告を出してくれるスポンサーがつかず、収益に繋がらない」という理由から、若年層に人気がある若手タレントの方を重視する傾向がテレビ局では強くなっているのだ。

そんな状況下でベテラン芸能人たちや芸能事務所はいま、戦々恐々としているようだ。いったい今彼らは何を思うのか? その現状を知るべく、芸能事務所の当事者たちに話を聞いてみた。

まず取材に応じてくれたのは、ベテラン芸人を多く抱える事務所の経営者・Aさん。Aさんによると多くの老舗事務所が、突然のピンチに頭を悩ませているのが現状だという。

「ベテランを抱えてレギュラーがある事務所はどこも危機感を持ってると思います。高齢者は重症化しやすいですから、やはりコロナ対策もあり高齢者も使いづらくなったのかなとも思いますし、それプラスアルファ、個人視聴率の事情も影響してると思います。

テレビは芸能人の仕事としては王道で、ギャラのレベルも高いですが、それだけでは食べていけないので、コロナ以降、芸能事務所も色々とやっている所が多いですよ。友達の事務所は、空気清浄機や、コロナ関連グッズ等を売ってます(笑)」

Aさんによると、テレビ局は「ベテラン芸能人のコスパを厳しく計算するようになった」という。若者に対する影響力がないと判断されれば、容赦ないのだという。

Aさん「自分が思うに、SNSが流行っている昨今、費用対効果をやはり重視されるのかなと。SNSのフォロワー等があまりいなくて、影響力があまり無いのにギャラが高いベテラン芸能人は扱い辛くなってくるんじゃないか。なので、何らかのSNSで影響力をみせられないタレントは消えて行くのかなと……悲しいですよね」

テレビ局から引導を渡されないように、コロナ禍になってから必死でスマホの使い方を覚えてSNSやYouTubeを始めたベテラン芸能人も多く、自分の子どものような年齢の若いマネージャーに叱られながら必死で頑張っている姿もよく見かけられるのだという。

影響力や「費用対効果面の低下」以外にも、ベテラン芸能人がここへ来て敬遠され始めた理由はあるのではないかと指摘する声もある。

情報バラエティ番組を多く手がけるプロデューサー・Bさん「とにかくベテランタレントは面倒くさいんです。文句は多いし腰も重い。態度も悪い。若いスタッフなんかはいつも泣かされています。紳士な方や、気持ちよく仕事をしてくださる方はベテランとはいえ生き残っている場合が多いですよね。

現在まだレギュラーを持っているベテランでも、人として感じが悪かったり、パワハラ・セクハラがひどい人は気をつけたほうがいいと思いますよ。我々テレビマンだって、本当は気持ちよく仕事がしたいんです。これまでは、視聴率のことを思って我慢してきただけですからね」

ベテランを抱える事務所が戦々恐々とする一方で、勢いづいていて攻勢に転じている事務所もある。若手タレントを多く抱える大手事務所の女性マネージャー・Cさんはこう語る。

「年配のタレントさんだけの事務所さんは大変かなと思いますが、うちは情報バラエティに出演しているタレントが少ないですし、年配のタレントもほとんどいないので、むしろ新番組に営業していこう!って感じです。

若手がいれば、ベテランに比べてギャラは安くなっちゃいますけど、そのかわり後番組へ営業できるので、ある意味チャンスですね」

ベテランが仕事を失えば、そのぶん若手のチャンスは増える。誰かのピンチは誰かのチャンスなのだ。タレントも芸能事務所も生き馬の目を抜く熾烈な競争を繰り広げている。

  • 取材・文鎮目博道/テレビプロデューサー・ライター

    92年テレビ朝日入社。社会部記者として阪神大震災やオウム真理教関連の取材を手がけた後、スーパーJチャンネル、スーパーモーニング、報道ステーションなどのディレクターを経てプロデューサーに。中国・朝鮮半島取材やアメリカ同時多発テロなどを始め海外取材を多く手がける。また、ABEMAのサービス立ち上げに参画。「AbemaPrime」、「Wの悲喜劇」などの番組を企画・プロデュース。2019年8月に独立し、放送番組のみならず、多メディアで活動。上智大学文学部新聞学科非常勤講師。公共コミュニケーション学会会員として地域メディアについて学び、顔ハメパネルをライフワークとして研究、記事を執筆している。

  • 写真YUTAKA/アフロ

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