EXIT兼近、BTS…なぜ今?芸能界で「ピンク髪」が流行るワケ | FRIDAYデジタル

EXIT兼近、BTS…なぜ今?芸能界で「ピンク髪」が流行るワケ

やってみたいと思ったあなたのために、カリスマ美容師のアドバイス付き!

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ピンクヘアのEXIT兼近大樹(右)。この写真は2019年のものだが、最近はもっと明るいピンクにしている

最近の芸能界を見渡すと、ピンクのヘアカラーがやけに目に飛び込んでくる。強烈なショッキングピンクや、淡いピンク……と濃度やパターンは様々。でも間違いなく目立っている。存在感をアピールできている。

芸能界だけではなくて、一般の若者たちの間にも浸透している。渋谷、原宿を歩いているとポツンポツンと、花が咲くようにピンクヘアを見かけるようになった。この流行を“役柄”“キャラづけ”“おしゃれ”とカテゴライズをして、傾向の分析をしてみた。実際、ピンクに染めたいと願望を持つ人たちへプロからのアドバイスも。

キャラ設定を成功へ導くピンクヘアのインパクト

流行の火付け役になったと思われるのが、横浜流星が演じた『初めて恋をした日に読む話』(TBS系・2019年)由利匡平役。イケメンのピンクヘアが世間に与えた影響は大きかった。それまで馴染みのなかったピンクカラーが、一気に一般的なものへとシフトしたのだ。同年に『偽装不倫』(日本テレビ系)では八神風太役の瀬戸利樹もピンクに染めていた。この二人、どちらも年上の女性と恋に落ちる設定だったので「最近の年上好き男子はピンクにするのが流行なのか……?」と、当時は見ていた。いずれにしてもこれは“役柄”のカテゴリーだ。

そして“役柄”の背後では、着々とピンクヘアが増量。BTSをはじめとして多くのK-POPスターたちが、ピンクや赤に染めていた。暖色系に限らず、寒色系に染めている人もいたので、これはグループ内で自分を主張するための “キャラづけ”だ。アイドルグループにはライブ中でも推しを見つけやすいように、メンバーカラーが存在しているが、これと同じ感覚だろう。

ピンクヘアで “キャラづけ”の成功をしたと目を見張るのが、EXITの兼近大樹だ。お笑いにはあまり知識のない私でも、最初は「あのピンクの人」と彼のことを記憶した。これは皆同じはずだ。そのピンクの人が『ワイドナショー』(フジテレビ系)で、俳優が起こした交通事故についてこう話ししていた。

「今、すごく“叩く”風潮が流行ってるじゃないですか。この事件があってから、急に『実は調子に乗っていた』みたいな。(中略)いや、前から言っとけよ、とすごい思います。すごく後出し感がエグい」

この発言は意義があると、思わず見入ってしまった。そう、派手なヘアカラーはまだ軽そうなイメージを植え付けてしまう。でも兼近はピンクヘアのチャライメージとのギャップによって生まれた“説得力”をもたらしている。

著名人たちの発信が響いたのか、もうピンクカラーはデフォルトの“おしゃれ”になった。珍しいものではないし、会社員の女の子が染める色になった。実際、私も居酒屋で出会った20代の友人にショッキングピンクに染めている子がいるけれど、特に仕事上の支障もないと話していた。彼氏は普通のダークブラウンで、彼女がピンクヘアなのは「気にならない」と。

ただピンクに染めることで、髪の毛や頭皮にどれだけのダメージがあるのだろうか?

カリスマ美容師談「初めは約1週間で色落ちします」

「ピンクに染めるためには、色を出すためにハードなブリーチをします。年齢が若いと頭皮が耐えられると思うんですけど、アラフォー世代には乾燥、かゆみの影響はありますね。あと、ピンクは最初1週間くらいで色落ちしちゃうんです。2〜3回目くらいから、やっと色が定着をしてきます」

そう教えてくれたのはヘアサロン『ISM南青山店』の店長を務める、百瀬三香さん。“カラーの名士”と呼ばれていて、ゲストが希望すればどんな色にも染める。他店で失敗したカラーの救済で訪れる人も多く、芸能人からの指名も高いという、いわゆるカリスマ美容師。実は私も長年お世話になっていて、目の前でゲストがピンク、グリーン、ブルー、白など規格外のきれいな色に髪が染まっていく現場を目撃している。そんな百瀬さんはピンクカラーについて、優しい印象になるので、初心者でもトライをしやすいという。

「ショッキングピンクは別ですけど……ね。(笑)ピンクにもかなり種類がありますから、自分の肌色や仕事上の問題と照らし合わせつつ、合う色を美容師さん相談してみましょう。初めて染めるなら、ピンクベージュが肌馴染みをしやすいのでお勧めです。あとインナーカラーでピンクを入れて様子を見てみるのもいいですね」

そんな彼女がサロンでのオーダーの傾向を見ていると、 “ぴえん系”が最近のブームに一役買っているのでは? と言う。え、“ぴえん系”とはなんですか?

「“ぴえん”という絵文字がありますよね。あの涙目になったようなメイクにする若い子が、ピンクや赤に染めているケースが増えているんです。理由はわからないんですけど、ふんわりした雰囲気がピンクヘアに似合うのかな?

でもオーダーしてくるお客さまに共通しているのは、今までとガラッと印象を変えたいという希望です。派手な金髪が5人並ぶよりも、一人のピンクヘアの方が個性を発揮できますからね」

今までピンクに染めることは想像していなかったけれど、テレワークで人に会う機会が減った今なら、とりあえず試してみるのはアリかもしれない。

「ピンクカラーは赤やダークカラーに比べると、洗髪中に色が落ちるとか、枕に色がつくことは少ないんですよ。今はカラー別の専用シャンプーが量販店でも売られていますし、カラー剤の種類も増えました。ツヤも出るし、お勧めです」

外出する楽しみが制限されている今、なかなか気分転換もしづらい。次回、ヘアサロンに行くときに、ピンクヘアカラーを検討してみては?

百瀬三香(ももせ・みか)
人気ヘアサロン『ISM南青山店』トップヘアスタイリスト&店長。著名人から信頼が厚く浜崎あゆみをはじめ、多数のモデルやタレントが彼女のテクニックに惚れ込んで指名をしている。加齢による髪の毛の悩みを、明るいヘアカラーで解決させるテクニックを綴った著書『髪の明るさは女性の一生を照らす』が好評発売中。インスタグラムは@momomika0314

  • 小林久乃

    エッセイスト、ライター、編集者、クリエイティブディレクター、撮影コーディネーターなど。エンタメやカルチャー分野に強く、ウエブや雑誌媒体にて連載記事を多数持つ。企画、編集、執筆を手がけた単行本は100冊を超え、中には15万部を超えるベストセラーも。静岡県浜松市出身、正々堂々の独身。女性の意識改革をライトに提案したエッセイ『結婚してもしなくてもうるわしきかな人生』(KKベストセラーズ刊)が好評発売中。

  • 写真時事通信社

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