女性記者に卑猥写真を要求…大谷翔平のコーチを慢心させた破格年俸

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インディアンスの投手コーチ時代、松坂大輔と話をするキャロウェー氏。指導者としては優秀だった(画像:共同通信社)

「チームの内部情報がほしいだろう。だったら、オレに裸の写真を送ってくれないか」

メジャーで高収入を得ている名コーチは、長年にわたり女性記者たちに不適切な要求をしていたーー。

大谷翔平(26)にとっては、ショッキングなニュースだろう。所属するエンゼルスのミッキー・キャロウェー投手コーチ(45)に、スキャンダルが浮上したのだ。2月1日にスポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」は、少なくとも5人の女性記者にセクハラ行為を行なっていたと報じている。

「5人の女性記者が、同サイトに告発しています。内容は以下のようなものです。『インタビュー中に股間を顔に当てられた』『球団内部の情報を教えてあげる。一緒に酒を飲みに行こうと誘われた』『ダッグアウトで肩を揉まれ、裸の写真をメールで送るよう求められた』……。こうしたセクハラ行為は、5〜6年前から行われていたようです。

キャロウェー氏は同サイトの取材に対し、こう返答しています。『私がかかわったすべての行為は、合意の上だった。女性記者に意図して無礼をはたらいたことはない』と。しかしエンゼルスは事態を重くみています。『報じられている行動は球団の価値観や規範に反する』とのコメントを発表し、同氏を職務停止処分にしました」(メジャー担当記者)

素っ裸で取材対応

メジャーでは、セクハラ行為に対する対応が厳しい。1月にはメッツのギャレット・ポーターGMが、女性記者にわいせつな画像を送ったとして解雇されたばかり。キャロウェー氏も解任必至のようだ。メジャー情報に詳しい、スポーツジャーナリストの友成那智氏が語る。

「メジャーは、選手もフロントも男性中心の社会です。80年代に若い女性記者が投入され始めた当時は、ロッカーで選手は素っ裸で取材に応じていました。彼女たちは情報を得るために、監督やコーチからイヤがらせを受けても黙っていた。しかしセクハラに対する世間の目が厳しくなり、メジャーでも罰則が強化されています」

セクハラが発覚したキャロウェー氏とは、どんな人物なのだろうか。友成氏が続ける。

「コーチとしては、とても優秀です。現役時代は韓国や台湾でもプレーし、引退後インディアンスのマイナー球団の投手コーチに就任しました。実績が認められ、13年からメジャーの指導者に昇格。サイ・ヤング賞2度受賞したコーリー・クーパーを育てるなど、インディアンスを投手王国にしリーグ優勝に導いたんです。二流の投手を一流に育て上げ、『再生工場』とも呼ばれています。

17年オフには、メッツの監督に就任。メジャーでコーチから監督に昇格するのは、異例のことです。名指導者であることは、間違いありません」

大谷の所属するエンゼルスの投手コーチになったのは、昨年から。破格の待遇だった。

「コーチの年俸は、通常20万ドル〜30万ドル(約2000万円〜3000万円)。若手の監督でも70万ドル(約7000万円)ほどです。しかしキャロウェーは、年俸およそ100万ドル(約1億円)で迎えられました。エンゼルスの期待の高さがわかるでしょう。

周囲からの高い評価や破格の年俸が、キャロウェーを迷わせてしまったのかもしれません。コーチとしての実績で慢心してしまった。女性記者は自分の言うことに従うと、誤った考えを持つようになったのかもしれません」(友成氏)

解雇処分になっても言い訳のできないセクハラ行為。だが名コーチの不在は、投打の二刀流で復活を目指す大谷にとっては大きなマイナスになりそうだ。

  • 写真共同通信社

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