まもなく日本で正式発表…中国の最高級車「紅旗H9」の実力 | FRIDAYデジタル

まもなく日本で正式発表…中国の最高級車「紅旗H9」の実力

中華版「レクサス」は共産党のVIP御用達

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中国の自動車メーカー「第一汽車(だいいちきしゃ)」の高級車ブランド『紅旗(ホンチー)』が、まもなく日本に上陸する。2月中に正式発表されるという。これまで純中国メーカーの乗用車が日本で一般販売されたことはなく、カーマニアの間で大きな話題になっている。中国車研究家・加藤ヒロト氏はこう解説する。 

中国・北京にある『紅旗』の販売店に並ぶH9。荘厳な雰囲気のセダンだ。ちなみにロゴの文字は毛沢東の直筆
中国・北京にある『紅旗』の販売店に並ぶH9。荘厳な雰囲気のセダンだ。ちなみにロゴの文字は毛沢東の直筆

「紅旗はもともと毛沢東の専用車で、’50年代以降、中国共産党の要人が乗るクルマとして製造されてきました。それが10年ほど前から一般の人でも買えるようになったんです。社用車として愛国心の強い経営者などにも根強い人気があります」

紅旗のセダンには要人用リムジン『Lシリーズ』と一般向けの『Hシリーズ』がある。今回、輸入業者を通じて日本で一般販売されるのは『H9』。同シリーズの最高級車だという。

「日本車で言えば『レクサスLS』と同じクラスですね。H9はボディが流行りの流線形のシルエットでありながら、保守的な重厚感もある点がユニーク。乗り心地や性能は欧州の高級車と比べて遜色(そんしょく)がないと聞いています」(同前)

気になるのは価格だが、中国では、31万元(約496万円)~54万元(約864万円)で販売されているという。日本ではこれに税金や諸費用など数十万円がプラスされることになる。

「日本でのヒットは未知数ですが、独特なデザインがもたらす存在感は魅力的。日本では誰も乗っていないので目立つことは確か。コアな車好きは飛びつくかもしれません」(同前)

習近平国家主席も乗る紅旗が日本を席捲(せっけん)する日が来るのか――。

 

シートやハンドルなど内装にも高級感が溢れており、クオリティは欧州車と変わらない
シートやハンドルなど内装にも高級感が溢れており、クオリティは欧州車と変わらない

 

『FRIDAY』2021年2月19日号より

  • 撮影蒲田啓世

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