貴乃花親方よ 部屋消滅、花田家断絶でも死んではいけない | FRIDAYデジタル

貴乃花親方よ 部屋消滅、花田家断絶でも死んではいけない

親方の様子がおかしい! 関係者は体調不良と自死を懸念

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9月場所初日の朝、部屋周辺を散歩中にも柱へよりかかりツラそうな様子を見せていた
9月場所初日の朝、部屋周辺を散歩中にも柱へよりかかりツラそうな様子を見せていた

「どうも最近、貴乃花親方の様子がおかしいんです。歩行時に足を引きずることもありますし、長い距離を歩くと苦しいのか柱などによりかかってしまう。本人は何も話していませんが、相当ツラそうなんです」(相撲協会関係者)

10月2日、15年間の貴乃花部屋の歴史に幕が下りた。午前11時半過ぎ、部屋のシャッターが開くと荷物が次々とマイクロバスに運び込まれる。衣装箱にソファー、布団……。思い出の品々を乗せたマイクロバスは、力士たちの新しい所属先である千賀ノ浦部屋に向かった――。

これで初代・若乃花が1946年に入門後、3横綱1大関を輩出した角界の名門「花田家」の系譜は断絶。部屋が消滅し、貴乃花親方(46)は今後どんな生活を送るのだろうか。

「今までいた、貴乃花部屋の2階で一人で暮らすようです。独断で何事も決める親方に愛想をつかし、自宅にいる景子夫人とは別居状態のまま。部屋としては存続できませんが、土俵は残し元弟子たちが希望すれば稽古もつけるつもりなのだとか。相撲協会のしがらみがなくなった親方は、引退直後に『他の部屋で鍛えられ逞(たくま)しくなった弟子たちを、自由な立場で支えられるのが楽しみ』と話していました」(前出・協会関係者)

だが現実は甘くない。周囲に誰もいなくなった貴乃花親方は、このまま孤独感を深めることになりそうだ。相撲評論家の中澤潔氏が語る。

「一度抜けた人間を、相撲界は誰も相手にしませんよ。貴乃花親方は『元弟子たちを引き続き応援する』と話しているようですが、引きとった千賀ノ浦親方からすれば迷惑な話。相撲界の人間は貴乃花親方に寄りつかなくなります。そこまで弟子のことを思っていたなら、そもそも引退などすべきではなかったんです」

自ら退職届を提出した貴乃花親方だが、将来に垂れこめる暗雲に気づき始めたようだ。引退会見から10日ほどが経ち、最近は悶(もんもん)としていることが多いという。

「引っ越しの際も親方は、弟子たちや景子夫人に任せきりで手伝おうとしませんでした。部屋がなくなった寂しさからか、幕下の貴公俊(たかよしとし)などは目を真っ赤にして荷物を運んでいましたが、親方は常に表情がうつろなんです。気になるのは移籍する弟子たちに、しきりと『遺言』や『遺志』という言葉を使っていたこと。『私の遺言だと思って聞け。相撲道で生き残れよ』『私の遺志をしっかり受け継ぎ、オマエたちの弟子、そのまた弟子に伝えてほしい』と。なんだか死を間際にした人間の発言のようで、周囲は心配しています」(貴乃花部屋後援会関係者)

8月の秋田での夏巡業中に倒れて以来、体調もかんばしくない。

「もう倒れても、親方を助けてくれる人は周囲に誰もいません。思い込みの激しい親方のこと。悩みを相談する相手もおらず、自殺してしまうのではないかと不安になります」(同前)

親方よ。もう戦いは終わった。間違っても自ら死を選んではならない。

10月2日に行われた貴乃花部屋の引っ越し。報道陣の前に現れた景子夫人は無言
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幕下の貴公俊は悔しそうに口を真一文字に結び、目を赤く腫らして部屋を後にした
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貴乃花部屋の現役力士としては最高位にある西小結・貴景勝も、無言をつらぬいた
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次々と荷物を運び出す若手力士。車でのピストン輸送で作業は6時間ほど続いた
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撮影:坂口靖子

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