加藤浩次、近藤春菜、西野…吉本と「いろいろあった芸人」の今後 | FRIDAYデジタル

加藤浩次、近藤春菜、西野…吉本と「いろいろあった芸人」の今後

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コロナ禍、エンタメ業界に様々な変化が起こっている。大物タレントや人気俳優の独立や事務所の移籍が相次ぎ、旧来の芸能界のルールや慣習が変化を求められている。

中でも一番大きな変化が起こっている芸能事務所のひとつが、吉本興業だろう。まもなく創業から110年目を迎える老舗だが、ここ数年、価値観・働き方の変化から、芸人との関係が大きく変化しているのだ。

吉本を離れた、あるいはその関係が変化した芸人の「いま」を追った――。

「今月いっぱいで」

3月9日、吉本興業は極楽とんぼの加藤浩次(51)とのエージェント契約を、今月31日までで終了すると発表した。

19年10月に吉本と「専属エージェント契約」を結び、騒動は決着したかのように見えた。しかし、わずか1年強でその関係が解消されることになったのだ。

「加藤は’19年の闇営業騒動のとき、大﨑洋会長(67)ら吉本の首脳陣を糾弾し、 〝加藤の乱〟を起こした。そのことをいまだに根に持つ幹部は少なくありません。3月末には『スッキリ』(日本テレビ系)の時間帯にTBSで『ラヴィット!』がスタートします。そのMCに『麒麟』の川島明(42)が起用されるのも〝加藤つぶし〟の一環ではないかと言われています」(制作会社関係者)

銀座7丁目劇場をはじめ、90年代後半から2000年代の東京吉本を支えてきた加藤浩次の「契約終了」は、さすがに一抹の寂しさを覚えてしまう。

彼の実力をもってすれば、YouTubeなど新たなフィールドでも十分に活躍できるだろう。しかし、テレビでみる姿は激減してしまうかもしれない。なんともさみしいものだ。極楽のとんぼよ、どこへ…。

午前6時ごろ加藤は寝グセをつけたまま自宅から姿を現した加藤。大﨑会長の話題になった途端、表情が固くなった

「干されたわけではない」

「ご存じだと思うんですけど、契約形態の見直しがあって、今回、吉本から提示された契約の中に『エージェント』という新しい形のものがあったんです。ちょうどいろいろチャレンジしてみようと思っていたタイミングだったので、自分から選ばせていただきました。エージェント契約が合わなければ、マネジメント契約に戻せばいいだけの話ですから」

3月末で約5年間出演していた『スッキリ』を降板することになった、ハリセンボンの近藤春菜。愛嬌のあるキャラクターと、「言うときにはしっかり言う」というスタンスが人気だっただけに、突然の降板に憶測が飛んだ。

「特に、19年の『闇営業』騒動のときに、司会の加藤浩次さんと歩調を合わせて吉本批判を行っていたので、吉本に干されたんじゃないかとささやかれていました」

フライデー本誌は真相を確かめるべく、降板が報じられた1月に春菜を直撃。「経営陣批判をした報復として吉本に干されたのか」と単刀直入に尋ねたが――。

「全然、全然! まったくそんなんじゃなくて。『婚活のため』とか『あらためて本業の漫才に向き合うため』とか、いろいろ報道されていましたけど(笑)、そんなんじゃなくて、コンビでもピンでも活動の幅を広げていきたいなと」

こう話した後に、冒頭のように契約形態の変更についての説明をしたのであった。現状、これまでの仕事の中でも続けるものがあるようだが、エージェント契約となったあとも、新たな仕事を継続的に見つけることができるのか――。芸人・近藤春菜の真価が問われるときだ。

寒空の下、直撃に応じる近藤春菜。「エージェント契約を結んだのは昨年の秋ごろ」(吉本関係者)だという
親交のある『オリエンタルラジオ』の独立からも「新しいことをやっていて凄いな」と刺激を受けたという

やっぱり動画だった

「吉本を退所してシンガポールに移住します」

昨年末、自身のユーチューブチャンネルでこう宣言し、ファンや関係者を驚かせたのはオリエンタルラジオの中田敦彦。きっかけは、やはり絶大な人気を誇るユーチューブの活動にあったようだ。

「自分で考え、自分でブレーンとスタッフを集めて稼いだユーチューブの収益の一部を、吉本に収め続けることに中田は疑問を持っていたようです。すでにメディア露出はなくなっていましたから、退所のデメリットはほとんどない」(テレビ局関係者)

今年2月、フライデー本誌は吉本興業の大﨑洋会長に直撃取材を行い、中田の退所について尋ねたが、

中田君に関してはかなり前から(退所を)計画していた感じがした。ギャラの取り分のところで半年以上は話し合っていた。とくにYouTubeについて。僕はそんな時間をかけても無駄だから、ウチの条件を出してそれでもダメなら仕方ないと言っていた」

と、やはり焦点は動画収益の取り分だったことを明かしている。

「芸人とはあまり深い付き合いをしない中田ですが、動画での成功はみな一目置いています。舞台やテレビに比べると『賞味期限』が短いと言われる動画の世界でどこまで人気を維持できるのか、あるいは移住先のシンガポールで新しい事業を始めるのか、彼の行動に芸人仲間からも注目が集まっているのは事実です」(中堅芸人)

いつまでも「格好いいあっちゃん」でいられるかどうか、これから勝負の時だ。

今後も『オリエンタルラジオ』は継続。’25年の武道館ライブを目標に、こちらもユーチューブを中心に活動予定

ついにその時が……

「いつか、いつか」と言われていたが、ついにその時はやってきた。キングコング・西野亮廣の吉本退所だ。

近年、芸人としての活動よりも「映画製作」「絵本作家」など事業家としての活動のほうが目立っていたキングコング西野。それでも年に数度はゴリゴリのバラエティ番組に出演し、芸人としての意地を見せたり、後輩芸人の相談に親身に乗っていることなどから「吉本所属芸人」へのこだわりはあるものと思われたが、今年1月、突然の退所を発表した。

きっかけはやはり、「芸人としての活動」ではなく「事業家としての活動」にあった。自身が描いた『えんとつ町のプペル』の映画上映に関して、吉本の担当マネージャーの仕事ぶりに納得の行かなかった西野が、マネージャーとのやり取りをSNS上で暴露。芸人とマネージャーという関係性はわかるものの、「さすがにやりすぎではないか」との声が相次いだ。

これについても、2月に直撃した際に、大﨑会長は率直な感想をこう漏らしている。

「西野君は(吉本について)言いたい放題やったから。マネージャー個人のこともあるし、吉本という会社に対しても、役立たずみたいな考え方やから。社員の士気や熱意は急速に萎(しぼ)んでいったと思う。

僕が一番心配しているのは社員の心のケア。現場マネージャーが西野君を辞めさせてしまったことに責任を感じているかもわからない。だから近々に、西野君のチーフマネージャーらから僕が直接事情を聴く予定です」

大﨑会長の言葉からは、SNSやユーチューブなどの新しいメディアを駆使して急速に力を増していった芸人の扱いへの苦悩が見える。

今後も吉本を飛び出して「自力で生きていく」ことを選ぶ芸人が続出するのか、あるいは「やはり事務所との良好な関係を築きながら、やりたいことを続けていく」のがよい、ということになるのか。その結論は、吉本を飛び出した(あるいは関係を見直した)芸人たちの今後によって、ずいぶんと変わることになるだろう――。

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