4場所連続休場にコロナ感染でも…横綱・白鵬の鼻息が荒い理由 | FRIDAYデジタル

4場所連続休場にコロナ感染でも…横綱・白鵬の鼻息が荒い理由

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2月22日に稽古を公開した白鵬。3月場所で1年ぶりの優勝を目指す(画像:共同通信社)

「ぶつかり稽古は一番キツい。胸を出すほうもしっかり声を出して! 気持ちを盛り上げて!」

稽古場に檄が飛ぶ。声の主は横綱・白鵬(35)。所属する宮城野部屋の上がり座敷でストレッチをしていたが、若い衆の稽古に納得いかなかったのか、思わず体をほぐすのを止め大声を出した。新型コロナウイルス感染後、2月22日に初めて報道陣の取材に応じた際の光景だ。

「今年1月5日に感染が発覚した白鵬は、1週間ほど都内の病院に入院していました。一般の人でも通常生活をする体力が戻るまで、入院日数の3倍かかると言われています。ましてや力士のようなアスリートが調子を取り戻すには、それ以上の日数が必要でしょう。しかし白鵬は、2月中旬には本格的な稽古を再開していたとか。22日の稽古では『ぶつかりが弱くなったかな』と話していましたが、表情は明るかったです」(スポーツ紙担当記者)

白鵬は右ヒザのケガの影響などから、今年の初場所まで4場所連続休場。休みが続いていたため、昨年11月に横綱審議員会は「引退勧告」につぐ、二番目に重い「注意」を決議した。急ピッチの稽古は、休場への焦りなのだろうか。

「本人に焦った様子はありません。3月14日に開幕する春場所へ向け意欲満々ですよ」

こう語る相撲協会関係者が「白鵬のモチベーションを支えている」と指摘するのが、今夏に延期となった東京五輪だ。

父親の偉大な足跡

「父親ジグジドゥ・ムンフバトさん(故人)は、モンゴル相撲の盟主として6度の優勝を誇ります。68年のメキシコ五輪では、レスリング代表として同国初の銀メダルを獲得している。モンゴルの英雄なんです。白鵬には、偉大な父親のように五輪の舞台に立ちたいという思いが強くあります。さすがにレスリング選手として出場するのはムリでしょうが、世界に向け開幕式で土俵入りを披露したいと。

昨年、東京五輪の1年延期が決まった時には、目標を失い引退も考えたようです。親方になって『銀座にガラス張りの部屋を構えたい』と、話していたとか。19年3月に日本国籍を取得し、44回の優勝実績で現役時代の四股名で親方になれる『一代年寄』が授与される可能性が高いですからね。

しかし、今年に入り再び気持ちが高まったのでしょう。G7(主要7ヵ国)の首脳が開催の支持を表明(2月19日)するなど、五輪を行う方向で事態が動いていますから。本人も『あと1年はがんばる』と前向きです」

いくらヤル気があっても成績がともなわなければ、年齢的におのずと引退が見えてくる。本調子とは言えない状態で、不安はないのだろうか。

「現状では、白鵬に勝る力士はいませんよ。この1年、照ノ富士、正代、貴景勝、大栄翔と場所ごとに優勝力士が変わるのは、ズバ抜けた実力者がいない証拠でしょう。まだ白鵬の力が、頭一つ出ています。土俵に上がれば、優勝候補の最右翼であることに間違いはありません」(同前)

まずは3月場所で1年ぶりの優勝。さらに大横綱の集大成として、東京五輪の開幕式で土俵入りを披露ーー。新型コロナや4場所連続休場の不安材料をものともせず、白鵬の鼻息は荒い。

  • 写真共同通信社

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