シャネルも着こなすBTS 7人の「私服」オシャレ変遷史
韓国企業評判研究所による「ボーイズグループブランド評判」で、2018年6月以降トップの座をキープし続けているBTS(防弾少年団)。
2021年2月11日に発表された「個人ブランド評判」では、1位にジミン(26週連続!)、2位ヴィ、4位ジョングク、5位にシュガ、6位にジン、7位にアールエム、10位にジェイホープと、メンバー全員がTOP10にランクインしていた。
そもそも「ブランド評判」とは、韓国の消費者行動などのビッグデータを独自に分析し、そのアイドルがブランドのモデルやCMに出演した場合の「商品売り上げ効果」を、独自に算出してランキングしたもの。世界中にファンを持つBTSは、衣裳はもちろん私服や私物も注目の的! そんな彼らの私服姿を捉えた写真で、彼らの海外での活動を振り返る。
2017ビルボード・ミュージック・アワードでK-POP史上初の授賞
彼らが世界中から注目されるキッカケとなったのが、2017年5月21日に開催された、2017ビルボード・ミュージック・アワード[BBMAs]の授賞式。BTSは、2011年の開設以来ずっとジャスティン・ビーバーが受賞してきた「トップ・ソーシャル・アーティスト」賞を初受賞。K-POPアーティストとして、史上初めて授賞式に参加したのだ。その授賞式に参加するため、5月19日にラスベガスに降り立った姿を捉えたのが、こちらの写真。
当時BTSは、2016年にリリースしたアルバム「WINGS」が、アメリカビルボード・アルバム・チャート「Billboard 200」で26位となり、K-POPアーティスト最高位を記録して注目を集めていた。授賞式の様子は北米メディアに取り上げられており、まさにワールドスターへの階段をまた1つ昇った瞬間ともいえる。授賞式後は、「BTS WINGS TOUR」のオーストラリア公演のため、すぐにアメリカを後にした。
2019年4月 NYにて「サタディ・ナイト・ライブ」に出演
2019年4月12日、最新アルバム「MAP OF THE SOUL:PERSONA」を引っさげてのワールドツアーを前に、13日にアメリカの人気コメディ番組「サタディ・ナイト・ライブ」にゲスト出演するためNYに渡ったBTS。世界初披露となる新曲「Buy With Luv」のほか、当時大ヒットしていた「MIC Drop」のリミックスバージョンも披露し、かっこよくてキレのあるダンスパフォーマンスを披露した。7人の私服姿は、2年前に比べてさらにオシャレに!
2019年5月「Love Yourself : Speal Yourself」ツアー中の私服ショット
2019年4月12日に新アルバムをリリースしたばかりとあって、BTSは大忙し。5月4日のLAを皮切りにシカゴ、ニュージャージー、サンパウロの4都市で公演を行ったほか、合間にTV出演もこなすなどハードなスケジュールだった。次は、ニュージャージー公演終了後、サンパウロ公演を控えた7人のプライベートを捉えた写真を紹介する。
2019→2020年は、NYタイムズスクエアでニューイヤーライブ
アメリカABS放送の「Dick Clark’s New Year’s Rockin’ Eve with Ryan Seacrest 2020」に出演するため、2019年年末にNY入りしたBTS。12月31日の夕方から生放送が始まり、年明けを世界の視聴者と一緒に迎えることになった。ステージは年明け1日の午前中に行われたが、その前日に行われたリハーサルに現れた7人を捉えた写真がこちら。
この時の出演エピソードの動画はコチラ。
洋服や洗剤から飲料まで BTSの宣伝効果で瞬時に完売!
紹介した私服姿はごく一部だが、ファンはSNSにアップされる写真を随時チェックして、メンバーたちの装いを細かくチェックしている。実際に、メンバーが私服や私物が映った写真をSNSにアップすると、すぐにブランドや発売元が特定され、あっという間に売り切れるという事態も、繰り返し発生。
また、メンバーが使用している洗剤をつぶやいたところ商品が品薄状態になるなど、その宣伝効果は絶大! FILAなど公式モデルになっているブランドでも、やはり彼らが着用したモデルは人気の様子だ。
記憶に新しいのは、ジョングクが3月3日に生配信したVライブで飲んでいた、「TEAZEN(ティーゼン)のコンブ茶(コンブチャ)レモン」。配信後にメーカー1ヵ月分の在庫が3日で売り切れ、前月比500%という売り上げを上げたことで、ネットでも大いに話題になった。この現象にはジョングク自身もビックリしており、3月5日に再びVライブでコンブチャについて言及。
「僕は2パックしか買えませんでした。アミのみなさん早すぎませんか」とお口をかわいく尖らせてちょっとすねた表情を見せながらも、「コロナ禍で大変な小売店の売り上げに貢献できてよかった」とニッコリ。
コロナウィルスの流行で外出もままならないが、その分、SNSや配信番組で近況を報せてくれるメンバーの様子を見て心を癒そう。
- 取材・文:中村美奈子