妻の転落死を偽装か…44歳夫が抱えた「ヤバすぎる借金と離婚話」

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当初「(麻夏さんは)自殺した」と供述していた高張容疑者。状況証拠から偽装殺害の疑いが浮上している(画像:共同通信社)

ひと気のない2月28日の早朝。10人ほどの捜査員がマンションを囲んでいる。朝9時過ぎ、捜査員はいっせいにマンション内へ。ターゲットの男はジャンパーにスエット姿で、抵抗もせず室内から出てくると、周囲へ鋭い視線を投げる。自身の妻を転落を装って殺害した疑いのある、東京都国立市の会社員・高張潤容疑者(44)だーー。

事件発生は、昨年11月にさかのぼる。

「11月30日の朝、高張容疑者から119番通報が入ったんです。『タバコを吸いにベランダに出たら下に妻が倒れていた。前夜にケンカしたから気づかなかった』と。消防隊員が現場に駆けつけると、都営住宅9階のベランダから転落したと思われる、女性の遺体を発見。司法解剖の結果、死因は胸を強打したことによる多発骨折と判明しました」(全国紙社会部記者)

亡くなったのは、高張容疑者の妻・麻夏さん(当時41)。警察の調べに対し当初、高張容疑者はこう説明していたという。「妻は育児ノイローゼだった」「自殺したようだ」と。ところが……。

「遺体を調べると、首に絞められたような痕や、まぶたに窒息した際に見られるわずかな出血が見つかったんです。さらに麻夏さんは事件の前日、アイドルグループ『嵐』のメンバー大野智さんのオンライン動画視聴チケットを購入していたことがわかっています。自ら命を断とうと考えている人が、前の日にチケットを買いますか?」(同前)

「カネのことでうるさい!」

記者が現地で聞き込みをすると、こんな近隣住民の証言もあった。

「あの家族には、1歳になる女の子がいるんです。お母さん(麻夏さんのこと)が、幸せそうに女の子を抱いている姿をよく見かけました。とても育児で悩んでいるようには見えませんでしたね。ただダンナさんとケンカは絶えなかったようです。『カネのことでうるさい!』と、ダンナさんが怒鳴っているのを聞いたことがあります」

前出の社会部記者が続ける。

「高張容疑者は、多額の借金を抱えていたようです。返済のために、麻夏さんの貯金に手を出すこともあったとか。それが原因で、2人の間にはトラブルが絶えなかったのでしょう。事件直前に麻夏さんは、母親に次のような内容のメールを送っています。〈潤とケンカして、もう離婚だ。怖いよ〉。警察は離婚話のもつれから、高張容疑者が犯行に及んだとみています。首を絞めて意識を失わせ、9階から突き落としたのではないかと」

事件直後、高張容疑者は警察に対し「夜11時ごろと深夜2時ごろ、タバコを吸いにベランダに出た。ベランダに置いてあるイスに気づき下をのぞいたが、暗くて何も見えなかった」と説明している。

「確かに事件当時ベランダには外側を向く形でイス置かれていましたが、偽装工作に使った疑いがあります。イスに人が乗った痕跡がなく、ベランダには手すりをまたいだ痕がなかったんです。防犯カメラを解析すると、麻夏さんが転落する直前、背後に人影が写っていたことも判明しています」(同前)

事件後、高張容疑者は現場から1kmほど離れた親族の住むマンションに身を寄せていた。そのマンションへ捜査員が突入し、高張容疑者を逮捕。逮捕後の調べでは、容疑を否認している。

  • 写真共同通信社

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