期待を裏切った…?巨人・陽岱鋼「今年はヤバい一年」のワケ | FRIDAYデジタル

期待を裏切った…?巨人・陽岱鋼「今年はヤバい一年」のワケ

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今春のキャンプで打撃練習を行う陽。危機感をあらわにしている(画像:共同通信社)

「後がないです……」

いつの間にか、口グセになっていた。16年オフに5年総額15億円(推定)という大型契約で、日本ハムから巨人へFA加入した陽岱鋼(34)だ。契約最終年を迎えた今季は、危機感が強いのだろう。

今春のキャンプでは居残り特打を重ね、2月28日のDeNAとの練習試合では9回裏にバックスクリーンへ特大の本塁打を放った。だが指揮官の評価は、残念ながら高くない。

「2年ぶりくらいの殊勲打じゃない? 3年と言っては失礼かな」

原辰徳監督は、2月25日のDeNA戦で勝ち越しのヒットを打った陽を、冗談まじりにこう評した。原監督の評価が厳しいのは当然だろう。日ハム時代の14年には打率.293、25本塁打、20盗塁をマークし走攻守3拍子揃ったオールマイティ選手として期待され、前述の通り破格の契約で巨人入りしながら、これまで満足な働きをしたとはとても言えない。昨季の成績は打率.238、本塁打1。13年に47の記録でタイトルを獲得した盗塁は、わずかに1だった。

「ケガが多すぎます。本人は『脚で得点源になりたい』と話していますが、巨人に入ってから太モモを痛めるなどケガが常態化している。満足に走れる状態ではないんです。肩の弱さも致命的でしょう。(本職の)外野守備は悪くなくても、遠投力がないので走者に次の塁を狙われてしまう。『陽のところに(打球が)飛べばランナーはGOだ!』とは、相手チームの常識になっています」(スポーツ紙担当記者)

原監督の複雑な心境

陽の自尊心の強さも、伸び悩みの一因のようだ。

「陽は小学生時代からナショナルチームに所属した、台湾のスーパースターです。プライドも高い。決して不真面目というワケではありませんが、練習も自分なりのペースを保っています。

日ハムから巨人へ移籍する際、当初は3年契約という条件が出ていたそうです。しかし同じ年にDeNAから巨人へ加入した山口俊の年俸が、中日との争奪戦の末2億5000万円(推定)まで大幅につり上がりました。陽は山口の状況を見て、『自分の評価ももっと上げて欲しい』と要望したと言われている。巨人戦は台湾でも放送されています。台湾のスター陽の加入で視聴率が上がることもかんがみ、要求をのんだそうです」(同前)

陽が巨人に入団したのは、高橋由伸・前監督時代だ。現在、全権を委任されている原監督としては、複雑な思いがあるという。

「原監督には、ケガの多い陽を『なぜとったんだ?』という感情があるでしょう。前政権時代の獲得選手が鳴かず飛ばずでは、評価が厳しくなるのもうなずけます。昨シーズンは陽に対し、こうコメントしていました。『スタート(スタメン)で出てくるようでないと位置づけは難しい』と。『台湾のスター』というプライドを捨て、0からスタートする覚悟がないと、原監督のもとで再生するのは難しいかもしれません」(球団関係者)

昨オフ、DeNAから梶谷隆幸がFA加入し、巨人の外野手スタメン争いは一層激化している。梶谷に丸佳浩、ウィーラー、亀井善行、松原聖弥……。強力なライバルを前に、今季の陽が「後がない」という危機感を抱くのもムリはない。契約最終年で結果が出なければ、放出もありうる。台湾のスターが、背水のシーズンにのぞむ。

  • 写真共同通信社

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