売上7億円の「歌舞伎町の億女」が明かす、アンチとの向き合い方
<年間7億円を売り上げた歌舞伎町の「カリスマ嬢」一条響さんが、「億を稼げる女になるためのメソッド」と「夜の街の裏話」を全部明かした『億女 売上モンスターキャバ嬢一条響のつくりかた』が発売された。
「たくましさ」と「しなやかさ」そして「稼ぎ方」のメソッドを明かす一方で、人気を妬むアンチからのコメントなどに頭を悩ませることもあると本音を吐露。そんな一条さんが、SNSを使った自己プロデュースの秘訣とアンチとの向き合い方について語った。>
SNSは苦手。でも…
キャバ嬢としてやってきて、とくに大事だなと思っているのは、自己ブランディング。自己ブランディングについては、キャバ嬢に限らず、どのお仕事でもけっこう大事なことだと思うんです。
何より私は、自分のために周囲の方からおカネを動かしてもらう能力を見つけたと思っていて、そういうことも伝えられたらいいなと考えています。
最初にお伝えしておくと、一条響は、とにかく面倒くさがりやです(笑)。
キャバ嬢をしていなかったらインスタグラムとかもしたくないくらい、もともとは自分を見せたくない性格なんです。
インスタはフォロワー数が約39万人です。じつは投稿をめっちゃマメにするタイプでもないのに、多くの方にフォローしていただいています。フォロワー数をどうやったら上げられるか? なんて考えたことはないけれど、自分のなかでのルールみたいなものはあります。
SNS上に、マイナスな発言や、腹が立った、悲しい、悔しいといった感情を投稿している方もいますが、私はいっさいしていません。
敵意のある書き込みを自分のSNSに投稿する人もいますが、私はそれはやらない(ただ面倒くさいだけなのですが)。
それに、そういうことを発信することによって、いっときの精神的解放感や快楽は得られるかもしれないけど、その後が余計面倒くさくなると思うんです。
私のそういうサバサバしたところが好きって言ってくださる方が多くて、ありがたいですね。
「響ちゃんはポジティブなことしか発信しない」とよく好意的にとらえていただきますが、私を好いてくれている人の趣向と私の面倒くさがりなところがマッチしたんだと思います。SNSでの努力はあまりしていないから、そこはあまり参考にはならない……かも。
でも、むかつくなって思うときもぜんぜんありますし、見返したい、悔しいって感情は当然あります。だけどあえて発信せず、自分のなかに留めています。そこに関しては、ある意味努力なのかなって思っています。
面倒くさがりだから、あまり自分からこまめに発信しないんです。
「フォロワーをどうやって増やしたの?」
ってよく聞かれるけど、増やそうと思ってがんばったわけではなくて。面倒くさがりやだから、できるだけ毎日ストーリーはあげる。
インスタの投稿も、一週間に何個かはがんばってあげよう! とは思っているけど、あげる時間帯を気にしているくらいで、とくにそれ以外一生懸命やっていることがないので、マジでタメにならないっていう。
それに、アンチもいるからあまり見ないほうが幸せ。見ないほうが幸せなことってあると思うんです。 それこそ、DMで「死ね」って送ってくる人もいるだろうし。
それに対して返答すると相手の思うつぼなだけだと思う。「死ね」って言われたところで、「はあしんどい…」とは思わないけど、わざわざそのアンチなメッセージを見に行く必要もないかなって思います。
だから、私を好いてくれている人に対してはありがたいなと思うんですが、私って「塩対応かな?」って自分でも思ってます。内心では、とても喜んでるんですけどね。
いまはわりとありのままに近いと思ってます。
なかにはキャラを確立させている子もいるけど、それってとてもすごいなって思います。
でもそれは私にはできない部分。ただ、素でいすぎるのもそれはそれでどうかと思うので、キャバ嬢としての言葉遣いや心遣い、気遣いは心がけていますが、キャラ作りとかはあまりしていない。
もともと、人に壁を作りやすい性格なんです。変わっているね、ってよく言われるんですけど、人に言われてはじめて、
「私って変わっているんだ」
って。変な部分がたぶんあるんでしょうね。私って喜怒哀楽があまりぶれないというか、喜んでいるのか、悲しんでいるのか、怒っているのかがよくわからない、ってすごく言われるんです。
感情が一定なんでしょうね。
現在、二度目の緊急事態宣言が発令されています。私が働いている歌舞伎町も、去年の春先と同様に人通りが少なくなって、寂しくなりました。
コロナの影響については、同じキャバ嬢さんも、他のお仕事をされている方も、いろんな思いを抱えていると思います。
そんな状況下ではありますが、私はブレずに常に前だけを見て、「ステイポジティブ」のスタイルでやってきました。もちろん、自分だけでできることではないけれど、そんな一条響の「ストロングメンタル」の秘密もこれからもお伝えできたらと思っています。