元塾生が明かす「リアルナンパアカデミー」卑劣な強姦マニュアル

「まだ2人が本当に強姦したのかは分からない段階じゃないですか。物的証拠もなく、もちろん100%ではない。証言は一人だけで第三者の証言もない。冤罪が生まれやすいパターンじゃないですか。ここまでさらし者にする権利がやつら(警察)にあるのか」

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『リアルナンパアカデミー』(以下、RNA)の塾長である渡部泰介容疑者(42)は逮捕前、教え子2人が起こした事件について本誌記者に、そう息巻いた。

今年6月、ナンパした女性を“ハウス”と呼ばれるアカデミーが所有する部屋に連れ込み、泥酔させ強姦したとして集団準強姦で逮捕された羽生卓也容疑者(33)と根本賢容疑者(27)。

この事件を皮切りに、警視庁は同年9月に二人の所属するナンパアカデミーの塾長である渡部容疑者(42)を準強制性交の疑いで逮捕に踏み切った。羽生、根本容疑者については、現在公判が続いている。そんな中、塾長と元塾生への取材から、RNAの実態が明らかになってきた。

生徒が語る「塾長はカリスマです」

塾生は今回の塾長逮捕をどう考えていたのか。今回、匿名を条件に元塾生がRNAの強姦に至るまでの手口やレイプ集団となるきっかけについて初めて暴露した。

「塾長は塾生から『女好き』というハンドルネームを取って『好きさん』と呼ばれていました。最初に言っておきますが、好きさんはこの業界ではカリスマです。みんなを楽しませるあのトーク技術は誰にもマネができません。ひとたびナンパを始めるとAV女優や高級キャバ嬢をいとも簡単にゲット(女性とセックスすること)していました。優れた話術があるのでお酒に頼らなくても女性を口説ける人なんです。ただその反面、主導権を握りたがる癖があり、塾生とのトラブルも絶えなかった」

では、なぜナンパのカリスマとまで呼ばれた男が、逮捕されるに至ったのか。元塾生はこう説明する。

「そもそも2014年までのRNAは、塾長から直接ナンパの技術を指導してもらうことは少なく、教科書や教材を買った生徒に講師が講義をする程度の簡単なものでした。ただ、その頃でもDVDの売り上げは年間400万円以上。その他の会員費を合わせれば年商3000万以上になっていました。でも塾長が生徒を放置し過ぎるあまり、塾生自身が独自のナンパアカデミーを作ったり、勝手にイベントを開いたりしていきました。それに怒った塾長が破門という形で次々と塾生をクビにしていった。その頃からRNAは、その姿を変えていったように思います」

当時、RNAの集客方法は塾生たちにブログでナンパ実績を発表させ、宣伝効果を狙うというものであった。しかし、塾生達の大量離脱によって売り上げも急下降。RNAは方向転換を余儀なくされたという。

「2016年以降、RNAはその内容をがらりと変えました。それがマニュアルの一本化。それまでは塾生の個性に応じて様々な指導を行っていましたが、それを画一化し、どの塾生にも同じレクチャーを行い、強引にでも結果を出して集客する形に舵取りしました。その中の一つには塾長の使う“秘技”と呼ばれる飲み方の伝授や動画撮影、そして今回、事件にも使われた“ハウス”も含まれています」(同上)

なぜ強姦集団と化したのか

ハウスとはRNAの塾生がナンパした女性と家飲みを行うために使われる専用部屋のこと。羽生容疑者らが女性を連れ込み、強姦した舞台となったのもこのハウスと呼ばれる一室であった。塾長である渡部容疑者もハウスについてこう説明していた。

「基本的にはマンションの一室で1LDKに近い間取りです。ルールを守って粗相をしないということを前提で、塾生であれば誰でも空いてる時に使っていいことになっていました。新宿でラブホテルに一泊すれば1万5000円。その前に居酒屋に行ったりしたらさらにお金がかかります。女性と一緒に遊ぶ上で、割安で仲良くなってもらえたらいいな、という形で提供していました」

「ハウス」として利用されていたマンション

だが、このハウスの登場によってアカデミーは強姦サークルへと変貌を遂げていく。

ハウス内にはウォッカやテキーラなど何種類もの酒が常備されており、塾生は自由に飲めるようになっていたという。同時に「秘技」の存在もレイプ行為に拍車をかけた。

「『秘技』とは女性に出す酒の作り方。スピリタスと梅酒を混ぜるドリンクです。通称『ウメリタス』。家飲み同様、本来はアフターフォローが出来ると塾長が認めた男だけに伝授していましたが、2017年以降はそのハードルすらなくなっていた。家飲みではUNOなどのゲームをやり、罰ゲームとして口当たりの良いウメリタスをガンガン飲ませる。逆に自分たちは飲んだふりをして口に含み、女性には見せないようにチェイサーに戻し、ひたすらに泥酔するのを待ち、強引に性交をする。その様子は動画でも撮影し、なにか言われた時のための和姦の証明とする。この方法はここ2年ほどで急速に出来たスタイルです」

「ハウス」と「秘技」という両輪の暴走によって瞬く間にレイプ集団と化したRNA。逮捕前、塾長の渡部容疑者はアカデミーについて記者にこう解説していた。

「ナンパというものを通じ、女性と知り合い、仲良くなるためのノウハウを身につける塾です。仲良くなるというのが将来的に付き合うということ結婚するということ。あとはワンナイトであったり。お互い同意の元で性交するというのも含めたすべてですね。その出会いからどうするかは当事者の自由なので色んな方向でそのためにはどうしたらいいのかという塾です」

今はその言葉も虚しく響くばかりだ。

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