上手に貯めれば、お昼代はタダに!「賢いポイ活」のススメ | FRIDAYデジタル

上手に貯めれば、お昼代はタダに!「賢いポイ活」のススメ

一人勝ち楽天に、ドコモが猛追する——ポイント勢力図に異変! 日ごろ、何気なく貯まっているポイント。気づかぬうちに失効していたということはないだろうか? 今やポイントは第2のお金として、幅広く流通している。賢く貯めれば、昼食代を浮かせるくらいは簡単にできる。今日から始めてみよう!

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写真:ZUMA Press/共同通信イメージズ
写真:ZUMA Press/共同通信イメージズ

コンビニを主戦場に外食でも上手に活用する

ポイントを増量デーに集中して貯(た)めたり、重ね取りをしたりするなど工夫して、賢く貯めることを「ポイ活」という。

各店舗の独自ポイントもさることながら、楽天ポイント、dポイント、Pontaポイント、Tポイントの4大共通ポイントを集中的に貯めるのが効率的だ。

ポイ活の第一歩は、日々の街での買い物でポイントを意識すること。よく使うコンビニ、外食、家電量販店、ドラッグストアで、どの4大ポイントが貯まりやすいかを一覧表にしたのが下表だ。

コンビニは、今やポイ活の主戦場。16時以降のカード提示で還元率1%になるローソンが一番おトクといえそうだ。

外食の場合も、吉野家→楽天・Tポイント、マクドナルド→楽天・dポイントなど、店舗によって利用できるポイントカードはバラバラ。ポイントカード提示だけで常時1%還元となるマクドナルドはポイ活初心者にはうれしい。

家電量販店は独自のポイントを導入しており、還元率は基本10%と最強だ。4大ポイントより、ストアポイントが中心となる。ただし、電子マネーやスマホ決済利用で、より上手に貯められる場合も。

ドラッグストアも独自のポイントで、頻繁にクーポンを発行していることも多い。なかでもウエルシア薬局はTポイントの牙城として異彩を放っており、近所にあるならチェックしておきたい。

どうすれば賢く貯められる? とにかく「4大ポイント」に絞るべし

ビギナーにおすすめの4大共通ポイント

いざポイ活を始めようとしても、「どのポイントを貯めればいいのかわからない」という人もいるかもしれない。そこでおすすめしたいのが、楽天ポイント、dポイント、Tポイント、Pontaポイントという4種類のポイントだ。これらは4大共通ポイントと呼ばれ、ポイ活をするうえでは欠かせない存在といえる。

共通ポイントは、現金払いであってもクレカ払いであっても、ポイントカードやアプリを見せるだけで貯めることが可能。そのため、まだポイントの知識が浅いポイ活ビギナーであっても、日々の買い物を通じてザクザクとポイントを貯めることができる。とくに4大共通ポイントは、提携している店舗やネットショップが幅広く、非常に貯めやすく使いやすい。ポイ活に興味を持ったら、この4大ポイントを意識してほしい。誰でも貯めやすいものが見つかるはずだ。

共通ポイントは、工夫次第で荒稼ぎすることも可能だ。たとえば、クレカやスマホ決済、電子マネーでの決済とポイントカードの提示を組み合わせることで、ポイントの2重取りができる。店舗独自のポイントがある場所で使えば3重取りできることも。また、4大共通ポイントには、それぞれ還元率アップの仕組みやおトクなキャンペーンが用意されており、上手に活用することで、大量のポイントを獲得することも夢ではない。

小さな工夫でポイントはどんどん貯まっていく

ポイ活をスタートしたら、これまでの現金主義はきっぱりと捨てることが大切だ。日常にかかわるさまざまな支払いをクレカ払いに変えるだけで、ポイントはどんどん貯まっていく。年間で数万円単位のおトクにつながることも少なくない。

下図は、楽天カード(基本還元率1%)で日常のいろいろな支払いを行ったケースを試算したもの。これを見ると、水道・光熱費や携帯料金などの固定費を口座引き落としからクレカ払いに変えるだけで、毎月650ポイントも貯まることがわかる。固定費の支払いは、一旦クレカ払いに変更すれば、後はほったらかしでOK。そのため、何もしなくても年間7800円分ものポイントを獲得することができるのだ。

変動費の支払いもクレカ払いにすることで、さらにポイントは貯まっていく。このケースでは還元率アップの仕組みを活用することでおトクにポイントを貯めている点も見逃せない。たとえば、日用品と衣類の購入は「楽天市場」の「5と0のつく日(ポイントが5倍になる)」に集中させ、ガソリンや外食の支払いは楽天ポイント加盟店を利用することでポイントを2重取りするなど、還元率をアップさせる工夫は欠かせない。

こうした努力で、このケースでは1ヵ月に合計3275ポイント貯めることに成功した。コンビニでのランチ代が一日500円なら、6日分がタダになる。

また、使っているスマホと相性の良いポイントを意識することも重要だ。ドコモの回線を使っている場合には、NTTドコモが発行しているdポイントを意識すると良いだろう。ネットショッピングで買い物をする際には、「dショッピング」を経由し、その支払いを「dカード」で行うことで、常に3%の高還元率でdポイントが貯まる。

もっとお得に貯めるには? 4大ポイントの賢い貯め方・使い方

楽天経済圏の活用でポイントがザクザク貯まる

楽天グループといえば、日本最大級のショッピングサイト「楽天市場」で知られているが、その他にも、私たちの生活に関わる多様なサービスを展開している。旅行・書籍・美容・銀行・証券・電気・通信など多彩で、〝楽天経済圏〟という言葉も確立されているほど。そして、これらのサービスを利用することで貯められるのが「楽天ポイント」だ。

原則として100円につき1ポイントが貯まり、1ポイント=1円分で利用できる。楽天のサービス内だけではなく、楽天ポイントの加盟店でも使ったり貯めたりできる。加盟店舗数はおよそ500万店。マクドナルドやくら寿司など、馴染みのある店が多いのもうれしい。

それ以外にも、「楽天カード」や「楽天Edy」、「楽天ペイ」などのキャッシュレス決済で貯めることもできる。楽天グループのサービスや楽天ポイント加盟店での利用、楽天のキャッシュレス決済などのさまざまなシーンで貯まっていく。楽天市場の増量キャンペーンなどと合わせて、月に1万円以上のポイントを貯めることも可能だ。4大共通ポイントの中でも貯めやすさ・使いやすさは、ナンバーワンと言えるだろう。

アプリや楽天ペイを活用して期限切れを防ぐ

楽天ポイントに限った話ではないが、共通ポイントを貯める際に気をつけておきたいのが有効期限だ。せっかく貯めたポイントも、放置していては知らない間に失効してしまう。有効期限を制する者がポイ活を制すると言っていい。

楽天ポイントには「通常ポイント」と、キャンペーンなどのボーナスとしてもらえる「期間限定ポイント」があり、それぞれ有効期限が違う。

まず、通常ポイントの有効期限は1年間。新しく通常ポイントを獲得するとすべての通常ポイントの有効期限が、その月を含めて1年間延長される。

それに対して、期間限定ポイントは獲得したキャンペーンごとに有効期限が異なり、期間を過ぎると失効する。新しくポイントを獲得しても期限の延長はされない。SPU(下参照)などの各種キャンペーンで獲得したポイントはこの期間限定ポイントであることが多い。

それぞれに有効期限が異なるポイントを管理するのは正直面倒だ。そこで便利なのが「楽天PointClub」アプリや「楽天ペイ」(下図参照)だ。前者は、ポイントの管理に特化したアプリ。ポイント残高や獲得予定が確認できる。プッシュ通知を設定しておけば、有効期限が迫っているポイントも知らせてくれる。また、ポイントカード機能があり、楽天ポイント加盟店で提示することでポイントを貯めたり使ったりできる。

後者は楽天グループの提供するスマホ決済サービスで、登録クレジットカードでの支払い、チャージ金額からの支払いのほか、ポイント支払いもできる。ポイント支払いの際は有効期限の短い期間限定ポイントから消費されるので良心的だ。街中での買い物は、楽天ポイント加盟店や楽天ペイを積極的に利用することで期限切れを防ぐことができる。

キャッシュレス決済と合わせてポイント2倍!

dポイント、Tポイント、Pontaポイントは、提携している加盟店やECサイトの利用で、原則100円〜200円につき1ポイント貯まり、1ポイント1円で使うことができる。また、加盟店での利用なら、ポイントカードの提示と、クレジットカードやスマホ決済でポイントの2重取りができる。dポイントはdアカウントを作成することで、ドコモユーザー以外でも利用可能だ。加盟店の急速な増加やd払いでの高還元率キャンペーンなどを頻繁に開催するなどで、ここ数年で貯めやすいポイントの一つとして着実にユーザー数を増やしている。

Pontaポイントは、ローソンでの利用のイメージが強いが、リクルートやauのサービス、au PAYカードなどでもポイントが貯まる。共通ポイントの元祖と呼ばれるTポイントは、使える店が幅広いので街の小規模店舗などでコツコツ貯めていこう。

『FRIDAY』2021年3月26日・4月2日号より

  • 取材・文回遊舎、永井志樹子デザイン村上麻紀写真ZUMA Press/共同通信イメージズ

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