加藤浩次のエージェント契約終了で『スッキリ』番組終了へ拍車か | FRIDAYデジタル

加藤浩次のエージェント契約終了で『スッキリ』番組終了へ拍車か

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吉本とのエージェント契約が終了することを明かした加藤浩次。先月、レギュラー2番組が突然終了することについて、本誌の直撃に対して複雑な胸中を明かしていた

「予想したとおりだ」

業界内からそんな声が聞こえてくる。加藤浩次がエージェント契約を結んでいた吉本興業から契約を切られたのである。ここで大事なことは加藤が契約解除を申し出たのではなく“吉本側から打ち切りを宣告された”ことだ。

そして、誰もがその背景に2年前のあの騒動を思い浮かべたことだろう。騒動を振り返ってみると、『雨上がり決死隊』の宮迫博之をはじめとする吉本芸人たちの闇営業騒動が報じられたのち、記者会見を開いた宮迫が吉本を非難する発言をしたことがきっかけで、事務所批判をする芸人が続出することになった。

芸人側に立った加藤は、自身がMCを務める『スッキリ』(日本テレビ系)で事務所を非難し、「経営陣が変わらないなら僕は辞める」と言い放った。俗にいう“加藤の乱”である。

結果はいまさら説明するまでもないが、経営陣は辞めることはなく加藤は吉本を辞め新たにエージェント契約を結ぶことになった。これにはネット上でも、《あれだけ啖呵を切ったのに情けないな》と加藤を非難する声も上がった。

吉本を辞めたことは間違いないのだが、エージェント契約ということで仕事は吉本経由で加藤に入ってくる。完全に吉本と切れたわけではない。こういう結果になったのは双方の思惑があったからなのだが、

「吉本としては頭にきていましたから“クビ”にしたかったんでしょうが、そうなるとレギュラー番組をいくつか抱えている加藤さんの分の収益がなくなる。特に『スッキリ』は毎週月〜金曜日までの出演ですからね。加藤さんにしてみても、吉本から完全に離れてしまったら、今やっている仕事がすべてなくなる可能性もあったわけです。

そもそも事務所が契約して取ってきた仕事ですから、事務所と関係がなくなったらその仕事がなくなるというのは、一般的な職種においても特に理不尽な話ではありませんから。だけど事務所を辞めたからといって、即番組から降ろしてしまったら、吉本が世間の非難を浴びるのは目に見えています」(元吉本興業社員)

落としどころがエージェント契約だったわけだ。だが、遅かれ早かれ加藤がこうなると予想していた人は多い。そこにはテレビ局の思惑が関係してくる。

「局としては大手事務所に所属しているタレントをそう簡単に番組から外すことはできません。そこには忖度が存在します。視聴率が落ちてきたから打ち切りにしたい、あるいは出演者を変えたいと思っても簡単にできないのは、そんな理由があるからです。逆に事務所を辞めてしまったら外すのは簡単になりますが、今日日そんなことをしたら、事務所だけでなくテレビ局も非難轟々でしょう。

『スッキリ』は今年で放送開始15年になります。数字は悪くないのですが、そろそろ“フルモデルチェンジ”を考えているところです。当然MC陣も変わる。加藤さんが吉本と関係がなくなったことで切りやすくなったのは確かです」(日本テレビ関係者)

実際2年前の「加藤の乱」があった当時、テレビ局サイドとしては番組をリニューアルしたいと考えていた時期だったという。そんなときに加藤が吉本とエージェント契約を結んだことから、吉本への「忖度」もあって加藤をすぐに切ることはできなかったのだ。

しかし今回の契約終了を受けて、吉本と加藤の関係性が切れたことから、テレビ局としては加藤を切りやすくなったということだ。エージェント契約終了は番組サイドにとって、渡りに船だったことだろう。

加藤もショックだったが、それ以上に戦々恐々としているのは吉本とエージェント契約を交わした芸人たちだ。

加藤のほかに『ハリセンボン』近藤春菜、『ロンドンブーツ1号2号』田村亮、友近、たむらけんじ、『天竺鼠』川原克己、バッファロー吾郎Aなどがいるが、たむけんはエージェント契約を結んだ当初、自身のインスタグラムに、

《吉本興業様とエージェント契約の話し合いをしてまいりました。吉本興業に入って27年、まさか会社とこんな対等な話し合いをさせてもらえるなんて夢のようでした。ギャラの開示もしてくれたし、とても丁寧に穏やかに僕の話をしっかりと聞いてくれました。今年色んな事があって会社も必死に変わろうとしてるのが感じれた。

交渉を終えての感想は「スッキリもしてないけどモヤモヤもしてない。」って感じかな。でも、ほんまに希望が持てる話し合いでした。大阪所属ではおそらく僕しかエージェント契約はせんと思うので、いい見本になる契約目指して頑張ります》

と投稿し、その後もエージェント契約を絶賛していた。ところが、加藤が契約を切られたと知って内心穏やかではないようなのだが、吉本の関係者に言わせれば彼は世渡り上手だし、経営者として成功してるいから心配ないと。本人も、

《吉本の看板は大きいですよ。エージェント契約しても所属は吉本興業のままやと言われたのでエージェント契約しました》

とTwitterでのヨイショを忘れてはいない。

心配なのは、加藤に同調して事務所に批判的な発言をした近藤や友近だ。近藤は3月いっぱいで『スッキリ』を降板することが決まっていて、一部では“粛清”が始まっているという報道も出ている。

こうなると吉本とのエージェント契約とは“解雇までの猶予期間”のように見えてしまう。エージェント契約といっても結局は吉本の傘の下にいたということで、事務所と五分五分の関係にあったわけではないということがハッキリした。そもそも、不満があって非難していた事務所と契約を結ぶというところに無理があったことは間違いない。

事務所に頼らないか、もしくは事務所の力が及ばないほどひとりでやっていける実力がなければ、エージェント契約など結んではならないということか。芸人にとってエージェント契約は、そんなにおいしいものではなさそうだーー。

  • 取材・文佐々木博之(芸能ジャーナリスト)

    宮城県仙台市出身。31歳の時にFRIDAYの取材記者になる。FRIDAY時代には数々のスクープを報じ、その後も週刊誌を中心に活躍。現在はコメンテーターとしてもテレビやラジオに出演中

  • PHOTO足立百合

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