今年の日本映画が菅田将暉の主演作ばかりに思えてしまうワケ | FRIDAYデジタル

今年の日本映画が菅田将暉の主演作ばかりに思えてしまうワケ

4本連続で公開される

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2017年に菅田は「日本アカデミー賞」最優秀主演男優賞など各映画賞を総ナメ。今年はその再来となるか

コロナ禍ながら営業を続けている全国各地の映画館だが、一昨年と比べると大きな変化があった。

「昨年から、公開が予定されていたハリウッドの大作が続々と公開延期に追い込まれている。そのため、公開のラインアップは邦画がメインになっています。洋画ファンにとっては寂しい現状です」(映画ライター)

日本映画製作者連盟(映連)が1月に発表した2020年の映画概況(集計期間‘20年1月1日から12月31日)によると、邦画と洋画を合わせた国内興行収入(興収)の総額は過去最高を記録した前年と比べ45.1%減の1432億円。現行の統計方法が始まった2000年以降で過去最低の数字である。

そのうち、邦画は前年比23.1%減の1092億円にとどまったが、洋画は前年比71.4%減の340億円。こうした「邦高洋低」の傾向は、現在、さらに強くなっている。

そんな状況で、今年だけで主演作が4本も公開されるのが、菅田将暉(28)だ

すでに1月には女優の有村架純とW主演した映画『花束みたいな恋をした』(土井裕泰監督)が公開され、3月15日までの時点で動員220万人を突破、興収がまもなく30億円に到達するヒット作となった。

6月公開の『キャラクター』(永井聡監督)では殺人犯に人生を狂わされる漫画家を、10月公開の『CUBE』(清水康彦監督)では謎の立方体に閉じ込められ脱出劇を繰り広げるエンジニア役を演じる。また、4月公開の予定が延期になったままの、松竹100周年記念映画『キネマの神様』では、沢田研二が演じる主人公の若かりし頃を熱演している。

「脇役をこなしていた時から卓越した演技力で〝カメレオン俳優〟と呼ばれ、幅広い役柄をこなすことができる。それだけに、主演のオファーも絶えないが、昨年8月に公開され主演映画『糸』は興行収入22.7億円のヒット。確実に数字を持っていてなかなかハズレがないので、映画会社からのオファーが殺到。いま邦画は、まるで〝菅田将暉祭〟のような状況になっています」(大手映画会社関係者)

他の人気俳優が主演した作品の数字を見ると、昨年公開された二宮和也主演の『浅田家!』は12.1億円、山崎賢人主演の『ヲタクに恋は難しい』は13.4億円、横浜流星主演の『きみの瞳が問いかけている』は8.6億円。もちろん公開規模は作品によって異なるが、菅田の人気ぶりがよく分かる。

また、今年公開予定の人気俳優の主演映画本数で言うと、松坂桃李は2本、新田真剣佑は1本、山﨑賢人が1本、佐藤健が2本、岡田准一が2本。これもまた菅田の4本が頭一つ抜けている。

ただし、今年、特に主演映画が連発する理由は、「数字」を持っていること以外にもあるという。

「菅田さんは4月から主演ドラマ『コントが始まる』(日本テレビ系)がスタートし、2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』には源義経役での出演が決まっている。今年の夏以降は大河の撮影にかかりっきりになるので、ドラマの撮影時期と各主演映画のプロモーション時期をいろいろ勘案したところ、4本の主演作が連続して公開されることになったというわけです。

まだ公開時期が決まっていない『キネマの神様』もさすがに年内に公開されるのでは。とはいえ、ほかの主演作品とバッティングさせられないので、調整がかなり難しいでしょうね」(映画担当記者)

今年度の映画賞は、菅田一色に染まりそうだ。

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