キンタロー。、華原朋美、今井メロ…「子育て炎上」してしまうワケ
元「AKB48」前田敦子のモノマネでブレークしたタレントのキンタロー。が育児をめぐる投稿で炎上してしまった。
キンタロー。は‘15年12月にテレビ制作会社勤務の一般男性と結婚し、昨年1月に女児を出産。娘を溺愛する様子はSNSなどでもわかるが、去る13日、ブログで娘が預け先で転倒し、顔にけがをしたことを報告した。キンタロー。は
《今日仕事で一時預かりを頼んでた預け先で お散歩中に 転んで怪我しちゃったって えええー 可哀想 お顔 頭に歩いてる時にバランス崩したみたい》
と公表。顔の右上部分が赤くはれている娘の写真も添付した。続けて
《女の子のお顔が ショックで立ち直れない》
《泣けてくる 私が付きっきりだったら大丈夫だったかな》
などと悲壮な胸の内を明かした。
ネット上では娘を心配する声とともに、預け先を“晒す”ような行為に苦言が相次いだ。キンタロー。は翌14日、ブログで
《預かって貰った場所もすぐに連絡くれましたし 病院連れてみせにいってくれてましたし 報告もありましたし 冷やしてくれていたみたいだし そんなもちろんわざとな訳でもないのだし 謝られていたし 誰も責めることはできない状況でした》
と釈明。自身の投稿については
《黙ってて突然傷ができてえ?どうしたの?ってなるのは自分もメンタルやられていたし嫌だったから何がおきたのか正直に書いてしまいました》
とし謝罪した。キンタロー。は翌15日にもブログで
《今では深く反省しています》
《旦那にもこっ酷く怒られました》
などと繰り返した。
「新米ママだけに不安になるのも無理はありません。キンタロー。さんも悪気があったわけではありません。しいて言うなら、事務所の人間が『これで大丈夫か』と事前にブログチェックすれば良かったのですが、SNSに関してはタレント個人に対応を任せているところも多いですからね。仕方がないことかもしれません」(芸能プロ関係者)
似たような例では、華原朋美のケースも当てはまる。
昨年9月、友人でバイオリニスト・高嶋ちさ子から紹介されたベビーシッターとの間でトラブルが起き、メディアを巻き込んでの騒動となった。後日、華原はユーチューブで自分の“思い違い”に気付き、高嶋に対して今にも泣きそうな表情で謝罪した。
元五輪スノーボード日本代表でタレントの今井メロも昨年、衝撃的な告白をして話題となった。3児の母である今井は昨年12月1日、ブログで長女が手に負えず
《もうすぐ施設に入所します》
と報告。長女とは幼少期から何度も衝突を繰り返してきたそうだが、直近では頻繁に嘘をつくようになり、家出して警察のお世話になることもあったという。今井は《ごめんなさい もう…分からなくなったんだ》と振り絞るように記し《彼女はもうすぐ施設に入所します》と告白。
《親だからとか一緒に暮らすのが円満とか、笑顔あふれる家庭とか、それは理想論ですよね。決して当たり前ではないんです。そういう事に悩んでる親だっているんです!だから私はこの場を借りて発信させて頂きました》
と訴えた。これにネット上では擁護の声が続々と寄せられた。2ちゃんねる創設者・西村博之氏もツイッターで
《自分の手に余るんだったら行政に頼るのは正しい判断。子育てスキルや経済力や心の余裕が足りない人は世の中に大勢います》
と一定の理解を示した。前出芸能プロ関係者の話。
「華原さんの時も高嶋さんは彼女が育児でメンタルが不安定だったことをわかっていたので、責めることはしませんでした。この手の話がニュースになった時は誹謗中傷ではなく、“赦す心”が大事なのだと思います」
育児に正解はない。ネット社会であっても“ともに見守る”心構えが必要なのかもしれない。
- 写真:共同通信