実力は誰もが認めるのに…巨人・小林誠司「正捕手になれない理由」 | FRIDAYデジタル

実力は誰もが認めるのに…巨人・小林誠司「正捕手になれない理由」

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今年2月の広島との練習試合で好捕する小林。甘いマスクから女性ファンも多い(画像:共同通信社)
今年2月の広島との練習試合で好捕する小林。甘いマスクから女性ファンも多い(画像:共同通信社)

「次は小林じゃないか」

球界関係者の間で、そんな噂がささやかれている。「小林」とは、14年にドラフト1位で巨人へ入団した小林誠司(31)のことだ。遠投115m。二塁への送球1.9秒という強肩を持ち、盗塁阻止率は40%前後と高い。だが、その評価は二番手、三番手捕手……。16年から2年連続2ケタ勝利をあげた田口麗斗がヤクルトへトレードに出されたことから、次は小林ではと言われているのだ。

「原辰徳監督は選手を『飼い殺し』にせず、チーム事情に応じて移籍させると話していますからね。昨年はわずか10試合の出場に終わった小林を、トレード要員として考えてもおかしくない。エース菅野智之との相性の良い小林は、他球団の評価が高いですから」(スポーツ紙担当記者)

ネックになる独自の性格

広陵高(広島)では甲子園の決勝まで進出し、同志社大では日本代表に選出。社会人(日本生命)ではベストナインに選ばれた小林は、なぜ正捕手の座を奪えないのだろうか。

「プライドが高いんです。肩が強くエースに評価されるほどリードも良いので、自信があるのでしょう。コーチの言うことをきかず、逆に反発することもたびたびなようです。17年までバッテリーコーチをしていた村田善則さんとは、ソリが合わなかったとか。首脳陣としては、あつかいづらい存在だと思います。

記者たちへも厳しい。自分に関しての記事は、たいがい読んでいます。批判的な原稿を書くと、翌日には『読みましたよ』とチクリと言われますから」(同前)

トラブルメーカーでもある。

「小林は、19年1月と昨年8月に2度自動車事故を起こしています。一度目は、大阪府内で停止していた車に衝突。二度目は東京・世田谷区で左折しようとした際、自転車と接触しました。自転車に乗っていた男性は重症ではありませんが、病院に搬送されています。球団としては、厳重注意をしペナルティを課さざるをえません。ちなみに小林が乗っていたのは、約1300万円のポルシェです」(球団関係者)

原監督の思惑も影響しているようだ。

「原さんは、阿部慎之助のような打てる捕手を好みますからね。小林も打撃力向上に努めていますが、打率は2割台前半で本塁打も毎年2本ほどとモノ足りない。ケガっぽいのも、原さんとしては不満材料でしょう。昨年10月に二軍で右手人さし指を骨折し試合に出られなくなった際には、『野球選手じゃない』『職場放棄』と厳しく批判していました。

現在、正捕手の大城卓三はリードはイマイチですが2ケタ本塁打も狙える強打が魅力です。原さんと同じ東海大相模から東海大という経歴も、起用される要因になっているかもしれません。若手の岸田行倫も台頭しており、小林の立場は非常に厳しいでしょう」(同前)

捕手としての小林の能力は、誰しも認めるところ。このまま巨人でベンチを温めるなら、思い切って環境を変えてみるのも本人のためかもしれない。

  • 写真共同通信社

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