小泉進次郎 「官邸の恫喝」に屈服し、自民党総裁選をただ静観

「安倍か、石破か」最後まで支持表明しないとは、へたれにも程がある

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明朗快活な言動は影をひそめてしまった。党内からは「ポスト欲しさに自分を売った」と強い批判も

「この総裁選でいちばんがっかりした政治家は岸田(文雄自民党政調会長)さんで、二番目が(小泉)進次郎。(どちらに投票するのか)表明せずに評判を落とした。ズルさだけ覚えてしまった」

そう言い捨てるのは、自民党竹下派の参院議員・石井準一氏だ。石破茂元地方創生相を支持していた石井氏は、小泉進次郎党筆頭副幹事長(37)の煮え切らない態度に怒りを隠そうとはしなかった。

安倍晋三首相と石破氏の一騎打ちとなった9月20日の総裁選で、勝敗を左右するキーマンとして候補者以上の注目を集めていたのが進次郎氏。しかし彼は、自民党員のみならず一般有権者の期待も裏切って、まったく動かなかった。

「石破氏は最後まで、『進次郎が支持を表明してくれれば』と漏らしていました。でも彼はしなかった。二階(俊博)幹事長や麻生太郎副総理、さらには菅義偉官房長官が進次郎に圧力をかけ、『どちらに投票するか事前に公表しないように』と釘を刺したからです」(自民党幹部)

安倍陣営は党内に強烈な締め付けを繰り返していた。そんな「恫喝」にどう立ち向かうかで、政治家の気骨が試される。残念ながら進次郎氏は、あっさりそれに屈服してしまう”へたれ”に過ぎないことが、今回露呈してしまったわけだ。

それを象徴するのが、総裁選直前の16日、沖縄県知事選の応援で現地入りした進次郎氏が、菅氏と一緒に選挙カーの上に並び立ったシーンだ。

「沖縄・辺野古の基地問題解決は菅さんのライフワーク。知事選で菅氏がプッシュする佐喜眞淳(さきまあつし)氏が勝利すれば事態が大きく進展する。そのための客寄せパンダとして進次郎氏が呼ばれ、彼は従ったということ。次回の組閣で進次郎氏は防衛相などで入閣の可能性があるし、あるいは党で幹事長代理に昇格する可能性が高い」(自民党ベテラン代議士)

これまで安倍政権と対峙するポーズを取っておきながら、あっさりその身を翻した姿を、政治ジャーナリストの伊藤惇夫氏もこう批判する。

「自民党議員らは、官邸に『沖縄に行け』と命じられて従っているだけで、沖縄県民のために動いたわけではない。進次郎氏は官邸の顔色を窺う必要がない政治家なのに、結局、政権の枠内で活動する政治家と思わざるを得ない。総裁選の対応についても誰を支持するか最後まで明らかにせず、疑問を感じます」

骨抜きにされた以上、もう骨があるフリをするのはやめたほうがいいだろう。

地方の党員票に強いと言われた石破氏だったが、安倍陣営の報復を恐れて票が逃げたという見方もある

安室奈美恵の引退コンサートの翌日に沖縄入り。菅氏の「お供」をしたが集客はイマイチ

撮影:鬼怒川毅(1、2枚目)、常井健一(3枚目)

Photo Gallary3

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