『リカ~リバース~』で高岡早紀が見せる「圧倒的な妖艶」 | FRIDAYデジタル

『リカ~リバース~』で高岡早紀が見せる「圧倒的な妖艶」

深夜ドラマが異例のヒットで映画化へ!

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映画化も発表された『リカ〜アゲイン〜』に主演する高岡早紀(写真は2014年)

深夜ドラマにして怒濤の人気を博した、池脇千鶴主演『その女、ジルバ』の放送終了。その後の主演はプレッシャーだろうと思っていたら、なんだかすごいドラマが始まっていた。それが高岡早紀主演『リカ~リバース~』(フジテレビ、東海テレビ系)

エイジレスという言葉では足らないほどの美しさを誇る高岡。サイコ・ホラー小説が原作なのに、初回放送時は彼女の妖艶さばかりが目に入ってきてしまい、内容が二の次になってしまったほど……。実は彼女の写真集を持っているほどファンの私がドラマのあらすじ、見どころを軽い興奮とともにお伝えしたい。

実年齢、48歳。リカ役、28歳の設定はもう許容範囲

『リカ~リバース~』はタイトルが表す通り、かつて『リカ』(2019年)として、連続ドラマとして放送されている。自称・28歳だと言い張る、看護師の雨宮リカ(高岡)は好きになった相手を運命だと思い込む。そして彼女の恋路に邪魔な存在が現れると、彼らは次々に不審死を遂げていく。静かだったはずの病院は、いつの間にか恐怖に包まれたお化け屋敷と化していた。

一番のインパクトは当時、実年齢が45歳だった高岡が

「雨宮リカ、28歳です」

そう真顔で言い切ること。確かに美しいけれど「さすがに20代は言い過ぎでは?」と一瞬は思うものの、そんな疑問は高岡の妖艶さでねじ伏せられていた

ゆがんだ性格、思考のリカ。原因はどうやら生まれ育った家庭にあるらしい。
そのルーツを辿るのが現在放送中の『リカ~リバース~』だ。あらすじが……

“雨宮麗美(高岡)は代々続く病院を、夫の武士(小田井涼平)に継がせて悠々自適に暮らす。子どもは常に成績学年トップの梨花と、学年三番の結花の双子姉妹。一見すると、羨望の眼差しで見られる麗美。ただ自分の思い通りにならないことがあると、突然怒りをあらわにすることも……”

という、リカの母親の物語だ。

ついに映画化へ。「死ねばいい」を大画面で堪能できる

おそらく麗美が

「死ねばいい」

とつぶやいたらそれは殺人の合図。裕福な雨宮家には住み込みで働く、新人家政婦の花村幸子(福田麻由子)がいるのだが、以前の家政婦は突然、姿を消している。この家政婦も、第一話で行方不明になった家庭教師も、花が咲き誇る自宅の庭に埋まっていると予想しているのは私だけではないはず。そしてリカは梨花ではなくて、ひょっとして正体は結花……? ともにらんでいる。

そして第二話では夫も亡くなり、麗美は家庭教師に一方的な恋心を抱くようになった。そんなドラマ内で高岡の狂気に満ちた演技は完璧だ。その支柱にあるのが、高岡のビジュアル。常に花柄でシースルーの衣装を着用しているのだが、本当によく似合っている。特にワンピースで横向きになるシーンではウエストの細さに加えて、たるみのない全身のシルエットはガチの28歳。肌のきめ細かさもさることながら、ボブヘアにはアラフィフにして厚みもツヤも充分にある。

高岡は見た目だけではなく、あらゆるニーズに対して完璧に応えてくれる人だと改めて思う。映画『モンスター』(2013年)のような作品でセクシーさを求められていることが目立つ。でも迷いは一切感じさせない振り切り方で、ユーザーに演技で訴えてくる。

“ヒール役”として出演する機会も増えている。例えば『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(TBS系・2018年)で見せたような、義息子の恋愛の邪魔をする母親役。そして今回のリカのような怪演。ここ数年、普通の役で登場する彼女の姿をあまり見かけない。でもそんな高岡早紀が好きなのだ。昭和、平成、令和を女優として駆け抜けている姿は本当に魅力的だから。

その魅力がまた開花したのか『リカ ~自称28歳の純愛モンスター~』として、6月に映画公開されることになった。実は今回放送中のドラマは、今夜が最終回。たったの3回で放送が終了してしまう。面白いのになぜだろうと思っていたら、おそらくドラマは映画の前哨戦だったらしい。いずれにしても6月がきたら、また新しいリカの恐ろしさをまた体験できる……!

  • 小林久乃

    エッセイスト、ライター、編集者、クリエイティブディレクター、撮影コーディネーターなど。エンタメやカルチャー分野に強く、ウエブや雑誌媒体にて連載記事を多数持つ。企画、編集、執筆を手がけた単行本は100冊を超え、中には15万部を超えるベストセラーも。静岡県浜松市出身、正々堂々の独身。女性の意識改革をライトに提案したエッセイ『結婚してもしなくてもうるわしきかな人生』(KKベストセラーズ刊)が好評発売中。

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