社長のパワハラ騒動で揺れるCASIO社内で消えた「被害者の声」 | FRIDAYデジタル

社長のパワハラ騒動で揺れるCASIO社内で消えた「被害者の声」

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『CASIO』は初台(渋谷区)に本社を構える。1946年創業。時計ブランド『G-SHOCK』などを生産する世界的電機メーカーだ

3月12日、本誌が報じた内部告発によって樫尾社長によるパワハラ騒動が明らかになった。

本誌は現場での「陰湿パワハラ音声」データを入手。そこには「お前バカじゃねぇの」、「死んでも終わらせてください」、「あなたが来れば、いじめますけど」など人事部のAさんを執拗に追い詰める樫尾社長の音声が収められていた。

『CASIO』社長の樫尾和宏氏(55)は本誌の直撃取材に対して、

「基本的には全部処理は終わっています。(内部告発は)一部だけ切り取られているし、過剰に書かれている部分もあります。ちゃんと謝罪もして、その後のフォローもしました」

と力強く否定したが、「騒動」は収まらないようだ。本誌の報道後、社内サイト上で樫尾社長は社員にむけてメッセージを発信したが、そこに謝罪と説明の言葉は一切なかったという。30代男性エンジニアは話す。

「社長は『パワハラ問題は誇張されたものであり、事実に反します。何があっても、従業員の皆さんとともに、会社を良くしていきたいという思いは変わりません』とメッセージを出していましたが、社員の多くは、なんでこの状況で”解決済み”なんて言えたのか……と思っています。

社長メッセージに対し、Aさんが社内サイト上で社長に反論するコメントを出したのですが、役員による事前の『検閲』で投稿すらできなかったようです。Aさんは職場復帰しても干されている状態で、業務そのものを制限されているそうです。結局、早期退職することを決めたようです」

Aさんが社内サイトに公開しようとした反論コメント

社長のパワハラ問題の影響を受けて、現場はすでに混乱し始めているようだ。40代の営業職男性が嘆く。

「4月に新製品発表会に参加予定だった人気モデルから辞退の申し入れがあったと聞きます。担当者は3ヵ月もかけてお願いしてきた経緯もあり、相当落ち込んでいる、と聞いています」

その後、樫尾社長は報道については口を閉ざし、保身のための“新体制”を作ることに躍起になっているという。40代管理職男性が続ける。

「営業先、取引先から何件も『今後の取引は大丈夫ですか?』と電話が来ていて、現場の社員がその対応に追われている状況です。一方の社長は6月に行われる株主総会にむけて新体制を作ることに今は集中していて、役員たちはそんな状況には知らんぷり。現場では一種の虚無感が漂っていますね。

とにかく社長はパワハラ問題について、社内にしっかりと説明すべきです。そして、黒であると判断するならば進退を決めてほしいと望んでいる社員もいる。その上で、社外には1日でも早く公式に謝罪してほしいです」

現場社員の悲痛な叫びが樫尾社長に届く日は来るのだろうか。

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