今年の春ドラ、注目すべきは「バイプレイヤー」の大抜擢! | FRIDAYデジタル

今年の春ドラ、注目すべきは「バイプレイヤー」の大抜擢!

江口のりこ、泉リカ、横山裕(関ジャニ∞)、松本まりかなど「今まで主演がなかった?」役者たち!

  • Facebook シェアボタン
  • Twitter シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
『高嶺のハナさん』でドラマ初主演をする泉里香

豪華すぎるとスタート前から、話題の止まらない2021年春ドラマ。ラインナップを繁々と見つめていると“初主演”という文字が多く目に入ってくる。

演じる者であれば誰もが一度はその舞台に立ちたいと願う“主演”作品。ただそこに名前を連ねているのは、シンデレラストーリーのように主演を勝ち取った面々ではない。バイプレイヤーとして数々の作品を彩り、辿り着いた努力の跡が見えるのである。そのいくつかを紹介したい。

自由なテレ東深夜ドラマが仕掛ける、女優たちの挑戦

ここ数年、テレビドラマで見ないクールはない江口のりこが『ソロ活女子のススメ』(テレビ東京・4月2日(金)〜)で演じるのは、出版社で働く五月女恵。会社の飲み会を断り、ひとりでの行動をまい進する。コロナ禍の今、団体行動も避けたいし、単独で行動をするいいヒントを見ることができそうだ。

個人的に『恋愛時代』(読売テレビ、日本テレビ・2015年)に出演した江口を見て、気になっていた。元レスリング選手という男勝りな風貌、勢いのあるセリフの発し方が印象にあった。2000年の劇団入団以来、約21年間かかった主演作では、今までドラマで見てきた彼女の清々しい演技が見られるとワクワクしている。

そして『高嶺のハナさん』(BSテレ東ほか・4月10日(土)〜)には、泉里香が主演。お菓子メーカーのバリキャリ・高嶺華が、後輩社員に恋心を抱いてしまうというラブコメだ。『海月姫』(フジテレビ系・2018年)での、稲荷翔子役のような、自分ゴリ押しの強烈キャラを主演にも活かしてくれることを願わんばかり。

意外?関ジャニ・横山が四十路で連続ドラマ初主演

今回の主演作コラムで、一番驚いたのが関ジャニ∞の横山裕が主演する『コタローは1人暮らし』(テレビ朝日系・4月24日(土)〜)。彼といえば、グループ、個人ともにベテランのスター枠にいるのに、意外にも連続ドラマはこれが初主演となる。これまでに単発ドラマでの主演、舞台主演、映画W主演は見せてくれたものの、連続ドラマはこれが初めて。

横山が演じる売れない漫画家・狩野進が隣室に住む5歳児とふれあう物語。これまで『絶対零度』(フジテレビ系・2011年〜)などでの、名脇役としてキャリアを重ねてきた彼が満を持しての主演へ踏み切る。それも5月に40歳を迎える最中の作品は、おそらく本人にも見る側にも特別なものになるはず。

ちなみに彼といえば個人的に『ザ・クイズショウ』(日本テレビ系・2009年)の本間俊雄役を一番に思い出す。なぜかといえば最終回でなんと大量の鼻水を流す号泣熱演シーンを披露したからだ。「アイドルが鼻水……!」と、かなりの衝撃だった。あの熱意とまではいかなくとも、さまざまな形で積んできたキャリアをドラマで発揮してほしい。

そして今、バラエティ番組でも大人気の松本まりかが『向こうの果て』(WOWOWプライム・5月14日(金)〜)に主演を果たす。前出の江口と同じく、2000年に女優デビュー後、36歳で連続ドラマのトップに立つ。『ホリデイラブ』(テレビ朝日・2018年)で、不倫相手を本妻から奪おうとする怪演ぶりが話題になってから数年。今回、彼女が演じるのは幼なじみを殺害した池松律子役。男たちの運命を次々に崩壊していく……という役柄と聞けば、これはもう面白いに決まっている。

初回は無料放送で視聴可能だ。さらにこちらの作品、舞台上演も4月23日(金)から予定されていて、主演は小泉今日子とまたこちらの興味も刺激される。

世間には知られた4人による、満を持しての連続ドラマ初主演デビュー作。演技がこの春、どのように咲くのだろうか。

  • 小林久乃

    エッセイスト、ライター、編集者、クリエイティブディレクター、撮影コーディネーターなど。エンタメやカルチャー分野に強く、ウエブや雑誌媒体にて連載記事を多数持つ。企画、編集、執筆を手がけた単行本は100冊を超え、中には15万部を超えるベストセラーも。静岡県浜松市出身、正々堂々の独身。女性の意識改革をライトに提案したエッセイ『結婚してもしなくてもうるわしきかな人生』(KKベストセラーズ刊)が好評発売中。

  • 写真時事通信社

Photo Gallery1

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事