不倫報道でも劇的勝利…楽天・則本「星野氏も絶賛の強心臓」
「真っすぐの強さが出ていた。初登板で勝てたのは本当に大きい」
3月31日のロッテ戦で今季初勝利をあげた楽天・則本昂大(30)は、ヒーローインタビューで満足気に投球を振り返った。「あの騒動」に触れることなく――。
「騒動」を報じたのは、『週刊ポスト』4月6日号だ。知人の紹介で知り合った女性と不倫。夫人のAさんとは昨年離婚し、現在の交際相手との間には子どもまでいるというのだ。同誌の直撃に対し、則本は交際相手と知り合ったのは「3、4年前ぐらい」と告白。離婚の原因は「僕にあったと思う」と認めている。
「離婚したAさんは、則本の母校・八幡商業(滋賀県)野球部のマネージャーでした。則本の1年後輩で、目鼻立ちのクッキリした美人です。11年末に野球部の忘年会で再会。則本がほれ込み、グイグイとアタックして13年のクリスマスイブに入籍しています。
Aさんは料理学校に通い、則本を支え続けました。16年3月には長女が、18年9月には次女も生まれた。明るい女性で、則本も『楽天的というかポジティブでありがたい』とぞっこんな様子でした。入団(13年)から6年連続で2ケタ勝利をあげられたのは、Aさんの影響が大きいでしょう。まさか家庭を支え続けた奥さんを裏切り、不倫した末に離婚までするとは……」(則本の知人)
家族ぐるみの付き合いのなかで
『週刊ポスト』によると、Aさんはすでに滋賀県の実家に帰郷。則本は仙台市内で、一人暮らしだという。これだけの騒動になれば、精神的ダメージを受けても当然だろう。だが則本は違った。
「3月31日の投球では、迷いも焦りも感じませんでした。堂々としたものです。ヒーローインタビューで『お騒がせしてすいません』くらい言うかと思いましが、騒動にはいっさい触れなかった。本人としては離婚が成立し、解決した問題として気持ちもスッキリしているのでしょう。
則本のメンタルの強さは、以前から知られています。故・星野仙一監督も『アイツは強心臓だ』と絶賛していました。投球も、打者の内角をどんどんついていく。気持ちの切り替えも、早いのでしょう」(スポーツ紙担当記者)
だがチームメイトの中には、こころよく思っていない選手も多いようだ。
「楽天投手陣は、家族ぐるみのつき合いをしていますからね。Aさんは球場にもたびたび応援にきて、球団スタッフのウケも良かった。則本の不倫やAさんとの離婚は、週刊誌報道の前から話題になっていたはずです。当然、不貞をした則本に批判的な目を向ける選手もいるでしょう。
特に懸念されるのが、田中将大との関係です。Aさんは、夫人の里田まいさんとも仲が良かったですからね。田中は愛妻家として知られています。家族への思いが強い田中が、則本の行動に違和感を持つことだってあるはずです。
則本とマー君は毎年自主トレをしていましたが、今年は別々でした。表面上は30歳になったため『独立した』と則本は話していますが、もしかすると二人の間になにかあったのかもしれませんね」(同前)
いくら則本が強心臓でも、野球は一人でできない。仲間の理解を得ていないのであれば、チームの和を乱す不安要素になりかねないだろう。
- 写真:共同通信社