「ホラークイーン」佐伯日菜子の娘は、光属性の個性派女優! | FRIDAYデジタル

「ホラークイーン」佐伯日菜子の娘は、光属性の個性派女優!

まさかの出会いでヒロイン役を勝ち取ったシンデレラ・成海花音

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成海花音(撮影:KOBA)

絶賛公開中の本広克行監督の『ブレイブ-群青戦記-』の与田花音役で、スクリーンデビューを果たした成海花音。薙刀(なぎなた)初段の腕を持つだけに、本広監督からは「薙刀ができるから起用した」と説明されたそうだが、実際はさらなる期待があったようだ。

「監督は、“インパクトがあった”と言ってくださっていたみたいです。私がオーディションの部屋に入った時、審査員の方々は“なんだろう、この子は”と思ったみたいで(笑)。初めてのオーディションだったから、挨拶すらどうすればいいのかよくわからなかったし、薙刀の実力を見せることなく、斬られる演技をしただけ。その演技がずば抜けてヘタだったそうで、それがインパクトを残したのかもしれません(笑)」

そして現場でも、大きなインパクトを残している。

「私の特徴のひとつは声が大きいことなんですが、『ブレイブ-群青戦記-』で共演したみなさんから“花音ちゃんの声、どこにいてもしたよね”“彼女の声は、直接話さずとも必ず聞こえていた”と言われました。いいんだか悪いんだかわからないですけど(笑)、話しやすい子なんだと思ってくださった方が多くて、その面ではよかったです」

成海花音(撮影:KOBA)

公開された映画は、なんと8回も観に行ったという。

「記憶になかったんですが、いろんな人と約束していたみたいで、公開が近づくにつれ“いつ観に行く?”とあちこちから連絡が来て。特に公開初日は3人と約束していたらしく、結局朝と夜の2回見ました(笑)。映画は、みんなカッコよかったです! キャストがあれだけ多いのに、それぞれの物語がちゃんと描かれていて、さすが本広監督だな、と。8回目にもなると、“このシーンはどういうカメラワークで撮っているんだろう”とか“ここはどんな風に照明をたいているんだろう”と、すっかり裏方目線で見てましたね(笑)。

一番緊張したのは、母と一緒に行った日です。私にとって初めての作品を二人で見て、胸がジーンとしました。“最初がこの作品でよかったね”と言ってもらえて、嬉しかったです」

“母”とは、女優・佐伯日菜子のこと。

「セリフ合わせを手伝ってくれたり、『ブレイブ-群青戦記-』を見たあとに“泣く時は下を向いちゃダメよ”とアドバイスをくれたりと、母はありがたい存在です。
女優として見ると、顔が整っているし、いきなりデビュー作で主役を張った人なので、自分とのギャップを感じます……」

成海花音(撮影:KOBA)

とはいえ女優・成海花音も、次作の映画ではヒロイン役だ。80年代を席巻した伝説のパンクバンド・アナーキーをモデルにした映画『GOLDFISH』に、出演が決まっている。監督は当バンドのギタリスト・藤沼伸一。

「オーディションの時、会場の中で迷ってしまって。トイレから出てきた人に “ここで映画のオーディションをやってますか?”と聞いたら、“控え室は上だよ”って教えてもらったんです。お礼を言って控え室に行き、自分の番になってオーディションの部屋に入ったら、さっきの人が“監督の藤沼です”って。“あああ、監督だったんだ、やばい!”ってなりました(笑)」

ところが、結果は合格。実は事前の書類審査の段階で、藤沼監督は脚本を担当した港岳彦とともに、成海の応募書類を指して「ヒロインのニコがいる」と言っていたそうだ。さらにトイレの前で会った時、監督は「あ、ニコが目の前にいる」と感じ、ヒロイン役に決まったという。これはもう、運命を感じるしかない。

「実は私も、この映画には運命を感じたんです。というのも、オーディションを受けるためにアナーキーを聴いたんですが、最初に耳にした曲が『パンクロックの奴隷』でした。実はこのタイトルが劇中でもキーになると知り、縁があるのかなと。アナーキーの第一印象ですか?  “パンクロックだなぁ”って。そのまんまですが(笑)」

還暦を過ぎている藤沼氏は、本作で映画監督デビューを果たす。

「初めての監督業とは思えないくらい心の広い方で、慣れているように見えたほどです。演技指導では監督がニコちゃんを演じてくれるんですが、60歳以上のおじさんがちゃんと女の子に見えるんですよ(笑)。監督は演技も上手なのかも」

成海花音(撮影:KOBA)

次々と出演が決まるのは運命もあるだろうが、彼女の朗らかさも大きな要因に思える。今どき珍しいくらい、“健康”を感じさせる人なのだ。

「この前、グラビアのお仕事をやったんですけど、ファンの方から“健康的な笑顔だね”とすごく言われて、“私、健康なのかな!? ”って思いました。サラダをめっちゃ食べてるわけじゃないんですけどね(笑)。

私は『ミスid 2021』のファイナリストなのですが、この賞に応募する人は“地雷系”や“ヤンデレ系”と言われるタイプが多いんです。そういう要素が自分に全くないから、逆にちょっと憧れます。こっそり“地雷メイク”に挑戦してみたんですけど、ただただ目の下が赤い、メイクを間違えた人になっちゃって(笑)。あれが似合うのも、一種の才能だと思います」

成海花音(撮影:KOBA)

これだけ健康的ながら、やってみたいジャンルはホラーだという。

「母は “ホラークイーン”のイメージがありますが、私も挑戦してみたいジャンルです。もし共演することがあるなら、ホラー作品がいいな。でも……、母と一緒にお芝居をするとなると恥ずかしくなっちゃって、まともに演技できなくなるかもしれません(笑)」

年齢を重ねるうちに、いろんな魅力を備えていくことだろう。自ら発光する力があるかのように思えるほどまぶしい彼女の成長を、見守っていきたい。

成海花音(撮影:KOBA)

(プロフィール)
成海花音(なるみ・かのん)

2002年10月7日生まれ。神奈川県出身。
2021年、舞台『時空警察SIG-RAIDER 彷徨〜エトランジェ〜』に神薙リコ(時空刑事リコ)役で主演。
2021年、『ブレイブ-群青戦記-』の与田花音役でスクリーンデビュー。
2022年、 ヒロイン・佐伯ニコ役を演じた映画『GOLDFISH』が公開予定。

成海花音(撮影:KOBA)
成海花音(撮影:KOBA)
成海花音(撮影:KOBA)
成海花音(撮影:KOBA)

撮影:KOBA
取材・文:篠崎美緒
構成:SUPER MIX

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