レギュラーゼロのみのもんた 30年前記者を煙にまいた「匠の技」

  • Facebook シェアボタン
  • Twitter シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
スーパーで買い物するみのとK子さん。本誌はふたりの姿をたびたび目撃している(’20年5月)

みのもんたがテレビから消える!?

みのさんといえば、‘06年に『1週間で最も多くの生番組に出演する司会者』としてギネス記録に認定されたこともあるが、昨年3月、12年半司会を務めた『秘密のケンミンSHOW』(日本テレビ系)を降板すると、レギュラー番組がゼロになっていたのだが、8月から関西ローカルの『朝からみのもんた』(読売テレビ)がスタートした。

しかし同番組が先日終了したことで、レギュラー番組がすべてなくなったということになる。彼は今年8月に喜寿を迎える。同番組の最終回の収録で、

「だからちょうどいいなって思って。77歳にしてすべての番組が終わるってのも。これもなかなか、負け惜しみじゃないけど、1つのこう、なんてのかな、きっかけだなって思ってね。十分しゃべりましたよ」

と語った。昨年11月、『週刊文春』の取材を受けて、自身がパーキンソン病を患っていることを告白。水道メーター会社『ニッコク』の社長を引退することも明かしている。

さらに同誌では、彼が7年前に出会った40歳年下の女性とのツーショットも掲載。元銀座のホステスで介護士の資格を持っているK子さんは、現在みのさんの身の回りの世話をしているという。

70歳を越えても艶っぽい話題に事欠かないのはみのさんらしい。女性にまつわる話題が多いようなイメージがあるが“女子アナセクハラ騒動”以外で、決定的な女性スキャンダルとなると、極端に少ない。

‘12年に最愛の妻である靖子さんが亡くなってから独身のみのさんは、自分より三回りも四回りも下の女性たちとのデート現場を週刊誌にキャッチされていたが、それはスキャンダルと言えるほどのものではなかった。

唯一、女性スキャンダルと呼べるのは今から30年も前に『FRIDAY』にキャッチされた番組アシスタントとの“不倫騒動”ではないだろうか。当時、飛ぶ鳥を落とす勢いだったみのさんの豪快な“女遊び”はマスコミにも知れ渡っていたが、週刊誌にキャッチされたのはこの時が初めてだった。

当時同誌の記者だった私は、話を聞くために番組終わりのみのさんを直撃した。テレビ局を出てきたみのさんがハイヤーに乗り込む前に声をかけると、あの口調で、

「何、フライデー? 乗りなさい」

と言われハイヤーに同乗することに。車内で取材の意図を告げると、

「ウン、何回も送っていったことはあるし、飲んでから遅い時間に訪ねて行ったこともある。だけど、部屋の中では飲んだり食べたりしているだけで、男と女の関係はないよ。彼女は本当にいい女性だと思う。仕事のパートナーとしても。女房みたいな女性ですよ」

と、ありがちではあるがそれ以上ツッコミようのない、優等生の部類に入る言い訳が返ってきた。

司会者としてもそうだが、こんな時の“返し技”もさすがだと思った。それは言い訳が上手いというだけでなく、相手の女性をリスペクトすることを決して忘れてはいないからだ。亡くなった奥さんが火消しに奔走したということもあるが、大きなダメージを受けることもなく、その後も活躍を続けることができた理由は、彼のそんなところにあるのかもしれない。

実はこの時、上記の言い訳の後にみのさんは続けてこう語っていた。

「ボクは浮気をしてない、なんて言わないよ。聖人じゃあないんだからね。ただ、浮気したからって泣いて記者会見しちゃあダメだな。だって、その時は楽しかったんだろう!」

これは、みのさんが『FRIDAY』される2か月前に『FOCUS』された小島一慶アナが会見で号泣したのを揶揄したと思われるのだが、これも見事な開き直りだ。当時報じられてはいないが、さらにこうも語ったのだ。

「いいなあ、可愛いなあと思う女性が近くにいたら、男だったら誰だってその女性と仲良くなりたいよね。(仲良く)なれなかったら、それはそれで仕方ないけど、なれたならうれしいよねぇー。君もそう思わないか?」

おそらく彼の本音だったのだろうが、当時は妙に説得力があり、“さすが、みのさん”と納得して帰った覚えがある。同時にみのさんの言葉のワザに感心したものだった。

その後テレビ局などで会うと、必ず「最近不倫している芸能人は誰?」と聞いてくるみのさんだが、奥さんにこっぴどく叱られたこともあり二度と不倫騒動を起こすことはなかった。

超売れっ子の司会者となり、全盛期はレギュラー16本、テレビ・ラジオの出演料が10億円を超し、社長としての収入を合わせると年間30億円の所得があると言われたみのさん。後にも先にもこんな“司会者”は出てこないだろう。

次男の窃盗事件や女子アナセクハラ騒動があってからは、“うっとうしい”、“見飽きた”、“鼻につく”などバッシングされることもあったが、あの“みの節”が聞けなくなるのは寂しいと思っている人も多いのでは。病気を治してまた元気な姿を見せてほしいものだ。

“MINO! Come back!!”

  • 取材・文佐々木博之(芸能ジャーナリスト)

    宮城県仙台市出身。31歳の時にFRIDAYの取材記者になる。FRIDAY時代には数々のスクープを報じ、その後も週刊誌を中心に活躍。現在はコメンテーターとしてもテレビやラジオに出演中

  • 撮影西圭介

Photo Gallary1

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事