セクハラ疑惑で局内騒然 戒厳令下の「NEWS ZERO」送別会
さらば、桐谷美玲さん、村尾信尚キャスター.。有働新キャスターは日テレのセクハラ疑惑をどう捌くのか
「会場での”厳戒態勢”ぶりが、日テレ看板番組のゴタゴタをそのまま映し出しているようでした」(日テレ関係者)
9月8日の昼、品川区内のパーティー会場で、報道番組『NEWS ZERO』(日本テレビ系)の送別会が、ヒッソリと行われていた。
会場では、朝からパーテーションが組まれ、参加者が外から見えないように徹底ガード。さらに、部外者を見分けるために関係者には手首に黄色いテープが巻かれるなど、警戒度もMAX。会自体は「大感謝祭」と銘打たれていたが、それにそぐわない物々しさだった。
なぜ、番組の打ち上げにここまでの厳戒態勢が敷かれるのか。それは、有働由美子新キャスター(49)とともにサブキャスターに内定していた、青山和弘氏(50)の”セクハラ疑惑”が原因だ。
「疑惑が報じられたとき、局内はパニックに陥りました。局側は、青山を報道局と関係のない経営戦略局に異動させ、ほとぼりが冷めるのを待つようです。局内では、『この件については外部に一切コメントするな』と指令が出ており、いかに上層部がナーバスになっているかが窺えます」(前出・日テレ関係者)
局内の差し迫った状況を反映するように、送別会も終始ピリピリムード。
「送別会では、まさに『戒厳令』が敷かれていました。番組の先行きが不安視されているこの時期に、想定外の事態が起こったらたまりませんからね。進行の仕方も、台本で3時間分ビッシリ決められていました。出演者挨拶の場面で、桐谷美玲さん(28)が村尾信尚(のぶたか)さん(62)に対して笑いを交えつつ謝辞を述べたのですが、これもすべて、事前に用意されていた台本通りです。時間に関してもタイトで、スケジュールより少しでも遅れると、『早く巻け』と上から指示が出る。関係者は皆、緊張で神経を尖らせていました」(送別会スタッフ)
本誌は閉会後、会場を後にする桐谷と村尾の姿をキャッチ。二人は正規の出入り口ではなく、地下の従業員用出入り口から姿を現し、身を隠すように送迎車に乗り込んで帰路に就(つ)いた。
セクハラ騒動により、混乱の最中で始まる、新『news zero』(10月より番組名が小文字表記に変更)。NHK時代、『あさイチ』や『紅白歌合戦』の司会で辣腕をふるっていた有働氏は、この荒波をどう捌(さば)くのか。有働氏の知人によると、彼女は意外にも、現状にまったく動じていないという。
「騒動後も、有働さんは『乗り切ってみせる』と意気込んでいます。彼女はこれまでに培った自分のMC技術に自信を持っており、誰と組んでもうまくやっていけると考えていますから。日テレ局内の雰囲気は殺伐としていますが、彼女は持ち前のポジティブさを生かし、めげずに放送を成功させようとしています」
実力と好感度は文句なしの有働氏だが、それ以上に番組の状況は前途多難。逆風が吹く中でのキャスター就任で、お手並み拝見というところか……。
撮影:大野和基(1枚目写真)、足立百合(2~3枚目)