驚愕の場外弾でも阪神・佐藤輝明「大物ルーキーに囁かれる不安」 | FRIDAYデジタル

驚愕の場外弾でも阪神・佐藤輝明「大物ルーキーに囁かれる不安」

  • Facebook シェアボタン
  • Twitter シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
4月9日のDeNA戦で場外弾を放つ佐藤。身長187cm体重94kgの恵まれた身体だ(画像:共同通信社)

打球はフェンスを越え、観客席を通りこし球場の外へーー。

阪神のドラフト1位・佐藤輝明(22)が4月9日のDeNA戦で放った3号ソロは、推定飛距離140mの場外弾となった。佐藤も、報道陣に満足気な笑顔を見せる。

「(飛距離は)十分でしたね。しっかり当たれば、あそこまで飛ぶというのがわかりました」

矢野耀大監督も驚くばかり。

「(横浜スタジアムの外野上部の看板)鳩サブレーを越えたのは、見たことがない。鳩サブレーから、なんか(プレゼントが)あるんちゃう?」

矢野監督から20分間の個人レッスン

近畿大学から阪神に入団した大物ルーキーの実力は、誰しも認めるところ。オープン戦では打率.302、打点9、本塁打は12球団トップの6本を放った。だが、弱点も明らかになっている。

「場外弾を放ったDeNA戦前に井上一樹ヘッドコーチが佐藤を呼び、こう指摘したんです。スイング時に軸足の左足がぐらつき、身体が開き気味になっていると。原因は、苦手とする内角攻めによるものです。インコースを攻められ、詰まらされるシーンが増えていましたから。

三振は両リーグワーストの24(成績は4月12日現在)です。その多くで内角をつかれバランスを崩された後、外角へ落ちる球を投げられています。井上ヘッドが忠告してから、矢野監督も加わり20分ほど特別指導。プロの攻めに、徐々に慣れていくしかないでしょう」(球団関係者)

不安要素は、内角攻めだけではない。矢野監督の起用法も、課題となりそうだ。

「4月4日の中日戦では、相手先発が左腕の小笠原慎之介だったためスタメンから外されました。矢野監督は理由について『チーム全体のことを考えた。(佐藤に代わり器用された右打者の)陽川(尚将)だって調子がいい』と話しています。相手が左投手なら、今後もスタメン落ちがありうるとも聞こえます。佐藤に将来の4番を期待するなら、不調でも使い続けるべきではないでしょうか。

逆に、佐藤の調子が上がってきた時の不安もあります。矢野監督は、成績が良ければ新人でも重要な役割を任せる傾向がある。実際に19年のルーキー木浪聖成と近本光司は、開幕から1、2番でスタメン出場しました。佐藤が打ち始めれば、3番、4番に昇格する可能性がある。阪神のクリーンナップの重圧は大きい。結果を残せなければ、マスコミやOBの批判にさらされます。ルーキーのうちは、下位でのびのびと打たせるべきでしょう」(同前)

佐藤は全日本選手権で優勝した柔道家の父・博信氏のもとで、子どもの頃からアスリートとしての教育を受けてきた。競争心や負けん気も、人一倍強い。その性格が、裏目に出ないとも限らない。

「今、セ・リーグでもっとも注目されるルーキーはDeNAの牧秀悟(中央大)でしょう。3割台後半の高打率で、打点や本塁打もリーグトップを争っています。佐藤の打率は1割台。口には出しませんが、意識しないわけがありません。牧に負けてたまるかと焦らず、自分のスタイルでプレーすることが重要でしょう」(スポーツ紙担当記者)

横浜スタジアムで場外弾を打った日本人選手は、松井秀喜や筒香嘉智、西武・中村剛也など一流打者しかいない。佐藤は久しぶりにプロ野球界に現れた、スターの原石だ。偉大な先人たちの後を追い、着実に大打者への道を歩んでもらいたい。

  • 写真共同通信社

Photo Gallary1

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事