世界が唸った!池江璃花子「奇跡の柔軟性」の秘密 | FRIDAYデジタル

世界が唸った!池江璃花子「奇跡の柔軟性」の秘密

「パリ」から「東京」へ3年間のタイム短縮! 体重15kg減でも奇跡の東京五輪代表復帰

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日本選手権女子100mバタフライで優勝し、涙を流す池江。「すごく幸せです。言葉にできません」と語った(写真:アフロ)
日本選手権女子100mバタフライで優勝し、涙を流す池江。「すごく幸せです。言葉にできません」と語った(写真:アフロ)

電光掲示板で「1位」を確認した瞬間、池江璃花子(20)の目からは涙が溢(あふ)れ、しばらく止まらなかった。 

4月4日、池江は競泳の日本選手権・女子100mバタフライで優勝。リレーメンバーとしての派遣標準記録を突破し、東京五輪出場権を獲得した。「’24年のパリ五輪を目指す」という目標から、3年も〝タイム〟を短縮したことになる。

スポーツライターの矢内由美子氏が彼女の今大会での勝因を語る。

「2月の大会に比べ、少し肩周りの筋肉が戻ってきた印象です。泳ぎの中で全身を連動させる技術も取り戻しています。レースに向けた調整も成功し、もともと持っている泳ぎのセンスを十分に発揮したのではないでしょうか」

10ヵ月の入院というブランクを経て、日本競泳界のトップに返り咲いた池江。強さの秘密はどこにあるのか。シドニー五輪の元競泳日本代表、林享氏が語る。

「肩や足首など関節が人並外れて柔らかく、可動域が広い。バタフライは両肩を同時に動かす泳法なので他の種目に比べて柔軟性の重要度が高く、彼女の強みを生かせる種目なのです」

五輪本番でも、世界を唸らせてくれそうだ。

『FRIDAY』2021年4月23日号より

  • 写真アフロ

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