Koki快進撃に危機…!今後の課題は「大衆心理のコントロール」 | FRIDAYデジタル

Koki快進撃に危機…!今後の課題は「大衆心理のコントロール」

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春物の撮影なのか半袖姿のKōki,。セットの電話ボックスに入って通話しているようなポーズもとっていた
春物の撮影なのか半袖姿のKōki,。セットの電話ボックスに入って通話しているようなポーズもとっていた

モデルのKoki,が“着物の帯”のような布の上をハイヒールで歩く、イタリアの高級ブランド『ヴァレンティノ』が公開したCMが炎上した騒動。同社はすぐに謝罪の声明を出し、問題のCMを削除したのだが、Koki,に対するバッシングはまだ続いている。しかもKoki,だけでなく母親の工藤静香にまで飛び火している状況だ。

当該のCMは寺山修司が監督を務めた映画『草迷宮』からインスピレーションを得ているというもの。非難を浴びた理由は、上記の着物の帯の上をハイヒールで歩くといった演出が、“日本の文化を冒涜している”と見られたからなのだが、あの布は果たして本当に“帯”だったのか疑問が残る部分もある。

ブランドサイドが語ったところによれば布は帯ではなかったようなのだが、そうでなかったとしても炎上する要素は十分にあったという。

「日本では、モノを踏みつけるという行為は行儀が悪いと見られます。日本の礼儀作法では昔から敷居は踏んではいけないことになっています。作法というよりルールに近いものですね。今では和室がない家もありますから、知らない人が多くなったのは仕方ないことです。敷居だけでなく室内でも室外でもむやみに物を踏むのは嗜められることが多いです。日本でも配信されるCMだったので大きなミスですね」(マナー教室講師)

そしてモデルがKoki,だったことも炎上に拍車をかけた。もし外国人モデルなら、日本の文化や礼儀・作法を知らなくても致し方ないことで、ここまで咎められることはなかったろうという。日本人であるにもかかわらず、「日本の文化を愚弄するとは何事だ! けしからん」ということだろうが、ちょっとかわいそうな気もする。

彼女はまだ18歳と若い。大勢の大人たちに囲まれて撮影に臨んでいる中で、懸念が生じたとしても、演出に口を出すことなどできるわけがない(もっとも懸念も疑問も全く抱かなかったかもしれないが)。

本来非難されるべきは、この演出はまずいと判断できなかった現場にいた日本人スタッフなのだが、事もあろうに非難の矛先は静香にまで向けられている。

「モデルデビューから海外ハイブランドのアンバサダー就任など、Koki,さんの活動はすべて静香さんのプロデュースとも言われています。今回のCMにもタッチしていると思っている人は多いです。実際は違うようなのですが。とりわけKoki,さんはまだ未成年なので、親の責任だと言いたいんでしょうね」(ワイドショースタッフ)

行儀作法は代々親から子へ伝えられるもの。そんなことから、「木村家では躾ができてないのでは?」という意見も出てくる始末だ。

実はその裏にあるのはアンチキムタク・静香の存在。

「もともとアンチの人たちは、Koki,やCocomiの芸能界デビューを快く思っていないのでしょう。たしかに、いきなり高級ファッション誌の表紙を飾ったり、ハイブランドのモデルを務めたりなど、デビューが華々しすぎて、親の7×7光ととられても仕方ないですしね。嫉みもあり、アンチはとにかくアラを探しますから」(同・ワイドショースタッフ)

ファンも多いがアンチも多いのはスーパースターの宿命なのかもしれないが、子どもたちにまで被害が及ぶのは避けたいところだ。このままではKoki,の今後の活動にも支障がでてくるかもしれない…というのは広告代理店関係者。

「快進撃でしたがつまづいてしまいましたね。本人の責任ではないかもしれませんが、イメージは悪い。今回の騒動について海外のブランドは特に気にもしないでしょうが、日本の企業の中には彼女を起用することに二の足を踏むところも出てくると思います」

それを避けるためには、彼女に責任はないという前提で、何かしらコメントか謝罪のメッセージを出すのが良策だというのは老舗芸能プロ幹部。

「自身のSNSから画像を削除しただけでダンマリなのはかえって印象が悪い。たとえプライベートな出来事でも何か騒動を起こした時にコメントを出したり謝罪会見を開いたりするのは、なんと言われても日本の芸能界の習わしなんです。そうすることで多少なりとも非難の声を抑えることになりますから。しないよりはした方がいい」

責任がある、ないにかかわらず騒動の輪の中にいたならば、とりあえず謝罪してしまえということだ。そうすることによって非難の声は少なくなり、今回の場合では、

「あなたに責任はないのに。かわいそう」

と同情の声が多くなるのだと。芸能活動をより円滑に進めるためには、“大衆心理”を上手く操ることも大事。それが、次世代を担うスターの今後の課題か――。

  • 撮影近藤裕介

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