マリエ「告発騒動」加熱で出川哲朗が腫れ物扱いされる重圧
否定コメントを出してもなかなか収まりがつかないようだ――。
タレントのマリエの突然の発言に端を発した“枕営業”騒動。4月4日夜のインスタライブでマリエが18歳のころに、現在は芸能界を引退した島田紳助氏から肉体関係を持ち掛けられたと告白。同席した出川哲朗やお笑いコンビ「やるせなす」も紳助氏に同調していたと明かし、マリエは
「出川さんがいまだに企業のCMに出ているのが本当に許せない!」
と訴えた。配信直後からネットの一部で話題になっていたものの、9日に出川の所属事務所が否定コメントを発表すると、騒動は過熱した。
「それまでスポーツ紙や週刊誌は内容が内容だけに、事態の推移を見守っていた。しかし、出川さんの所属事務所が正式に反応したため、報じないわけにはいかず、結果、騒動は一拡大してしまった感がある」(ワイドショー関係者)
こうして“パンドラの箱”が開いてしまったわけだが、そもそもの焦点は‘11年に引退した紳助氏のはずだ。それが気付けば、出川に批判が向かっている現状には違和感も覚える。
「かつては嫌われキャラだった出川さんですが、ここ数年で一気に好感度タレントの仲間入りを果たしました。その反動でしょうか。ネットは大荒れで『見損なった』など厳しい声が並んでいます」(同・ワイドショー関係者)
テレビ各局も対応を迫られている。所属事務所を通じて否定コメントは出したものの、世間の空気は変わらず、出川本人に説明責任を求める声が上がっている。テレビ局関係者によれば、
「出川さんはレギュラー番組もありますが、ゲストで呼んで“光るタイプ”なのです。それが今回の騒動で、どうしても慎重にならざるをえない…と考えているでしょう。コンプライアンスの問題も鑑み、しばらくは積極オファーというわけにはいかないかもしれません」
芸能イベントでも同様の“異変”が起きている。一部メディアの報道によると、15日に都内で行われた女優が出演したイベントでは、囲み取材前に所属事務所から「出川さんに関連する質問はNG」と、来場したマスコミにアナウンスがあったという。今回の騒動に触れてそれがニュースになれば、誤解を生む可能性が出てくるため、という配慮からだと報じられた。
「同様にお笑い芸人などが登場する他のイベントでも、出川さんに関する質問は控える傾向にある。余計なことを喋って出川さんに迷惑をかけまいという親切心なのかもしれないが、それが逆効果かもしれない。下手に触れられない空気になっているので、出川さんのキャラクターを考えると気の毒ともいえる。周囲が気を遣えば気を遣うほど、“腫れ物”のようになっている。彼の周囲は重圧を感じており、かなりピリピリしていますよ」(スポーツ紙記者)
マリエはマリエで、今月24日に東京・代官山でイベントを行うという。摂食障害について語った動画をアップしたところ多くの反響が寄せられたことを受け、トークセッションを開催。内容については「・当事者と非当事者の理解と知識を高める・コミュニティのスタートをシェア この2つをメインの目的」とするという。
「気ままにやっているのか、それとも一連の出来事すべてが計画のうえでのことなのか。現時点ではわかりかねますが、インスタライブの時に同席していた男性がサポートしていることは間違いありません。男性はファッション業界の関係者とも報じられていてマリエさんよりずいぶん年上。恋人関係にあるかはわかりませんが、少なくともマリエさんが信頼を寄せていることはたしかなようです」(同・スポーツ紙記者)
このまま騒動は下火になるのか、それともマリエに〝援軍〟が現れるのか。しばらくは動向の読めない事態が続くだろう。
PHOTO:島 颯太