元人気グラドル・森下千里が政治家を目指す本当の理由

  • Facebook シェアボタン
  • Twitter シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン

日本一「セクシーな」女性代議士が誕生するのか――。

今秋までには開催される衆議院議員選挙で、自民党は目玉候補として元グラビアアイドルの森下千里氏(39)を公認した。’00年代に抜群のスタイルと明るい性格で人気を集め、本誌でも表紙やグラビアを度々飾ってきた。そんな彼女が政治家に向け、一歩踏み出したのは宮城県石巻市や東松島市を地盤とする宮城5区だ。

当時24歳の森下千里氏が表紙を飾った『FRIDAY』’06年3月24日号

対する現職は、立憲民主党の安住淳・国対委員長(59)。’96年に民主党から出馬して初当選した後、’03年の〝小泉旋風〟でも、’12年の民主党から自民党への政権交代選挙でも負けず、8回連続で小選挙区を守り続けてきた。その〝安住王国〟とも呼ばれる牙城に「名古屋生まれの元グラドル」が挑戦となったいきさつを、自民党宮城県連関係者が語る。

「自民党にとっては8連敗中の鬼門の選挙区で、前回の’17年は4万票の差をつけて前支部長の勝沼栄明氏を破り、比例復活も許さなかった。地元では手を挙げる候補者もおらず、けれども不戦敗は避けたい。そんなところに宮城県が地盤の参議院議員・和田政宗氏が森下氏を候補として連れてきた。彼女のお爺さんが富山県入膳町で町議をしていたようでもあり、気さくで明るい性格なので『安住氏に一泡吹かせられるかも』とトントン拍子で決まった」

4月15日、公認候補となる宮城5区支部長に正式に選任された森下氏。自民党本部を濃紺のパンツスーツ姿で訪れ、こう語った。

「今月上旬に石巻市に引っ越し、ずっと5区を回っています。(東日本大震災からの)復興ということと、女性の目線で生きやすい社会を作っていきたい、と訴えています。とにかく一人でも多くの方にお会いできるようにし、自分の気持ち、人柄などをわかってもらえるようにしたい。みなさまのお役に立てるように、力になれるようにしっかり頑張っていきたい」

長年のタレント活動で知名度は高いものの、コロナ禍の現在では、有権者と握手をして回ったり、イベントに参加したりする旧来型の選挙は控えざるを得ない。

「街頭演説は支部長に拝命されるまで控えていました。今後はしっかり取り組んでいきたい。でも、握手もできない……。いま対策を考えています」

選挙では自分の名前をいかに書いてもらえるかが勝負となる。名前がよく似た「森高千里」といまだに間違えられないか、そう尋ねると、こう返した。

「そうですね、ありますね(苦笑)。そうだとしてもとても素敵な方なので光栄ですけど。とはいえ、しっかり自分のことを覚えていただけるようにがんばります。モリシタです、と。モリシタチサトです」 

連続で28日間食べ続けられるほどのカレー好き。全国各地のカレー店を食べ歩き、詳細なメモをつけているほか、手作りのオリジナルカレーをふるまう趣味をもつ。ただ、自民党本部9階にある「自民党食堂」の名物のビーフカレーはまだ口にしていない、という。

「当分は宮城5区内を回っていると思います。当選して食べられる、その日が来るのを楽しみにしております(笑)」

グラビアアイドルとして一世を風靡した森下氏だからこそ、選挙に関心を示さない無党派層を掘り起こす可能性がある。見事、「森下センセイ」となって、本誌のグラビアを飾る日は訪れるのか。

「石巻にも遊びにきてください。お待ちしています。次はぜひ特集でお願いしま~す」

この笑顔が永田町にも旋風を巻き起こすかもしれない。

本誌の直撃にも笑顔を絶やさなかった。代議士として永田町に戻ってくる日は、はたして来るのか
  • 取材・文岩崎大輔撮影鬼怒川毅

Photo Gallary3

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事