<figure id="attachment_175488" aria-describedby="caption-attachment-175488" style="width: 3049px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="19985e1d"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2021/04/6cb87fd17d0f9caaff2dbec69b4bf29c.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-175488" class="wp-caption-text">阪神高速道路神戸線上り線で発見された「半固定式移動オービス」。存在を知らなければ、気づかないだろう</figcaption></figure>
<p>スピード違反取り締まりは、新しい探知機が投入されるたびにドライバーが対策を講じ、「イタチごっこ」が続いている。だが、今春に入って交通警察が「隠し玉」の配備を開始。新展開を迎えそうだ。</p>
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<p>写真は阪神高速道路で目撃された最新型「半固定式移動オービス」である。情報サイト『オービスガイド』を運営する有限会社パソヤの大須賀克巳氏が言う。</p>
<p><span class="strongInContent">「『移動式オービス』は神出鬼没ではありますが、バッテリーで動くために稼働時間が限られていました。また、近くで警察官が必ず立ち会う必要があったんです。<br>
一方、この『半固定式』は、電源が備わった土台を路肩に設置し、そこに移動可能な本体（カメラとレーザー測定器）を取り付けます。土台は小型なので非常駐車帯ならどこにでも置けて、カメラは無人で時間制限なく稼働することができます。しかも、近づかないと中にカメラがあるかどうかもわかりません」</span></p>
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<p>大須賀氏によれば、「半固定式」は現在のところ阪神高速道路の神戸線、環状線、池田線の３ヵ所でしか目撃情報がないそうだ。だが、自動車生活ジャーナリストの加藤久美子氏はこう指摘する。</p>
<p><span class="strongInContent">「阪神高速では、これから古いタイプの『固定式』が撤去されていき、まず『半固定式』の土台だけがあちこちに設置されると思います。そうすると、ドライバーは安易にスピードが出せない。それが警察の狙いでしょう。いずれ首都高にも導入されることになると思います」</span></p>
<p>ともかくドライバーはスピードを出しすぎないこと。それが一番の防衛策だ。</p>
<figure style="width: 3750px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="56bb86a2"><img src="https://gsjebzejhjubm-res.cloudinary.com/image/private/s--AEG2kvNs--/t_article_image/v1618898320/%E4%B8%8A%E9%83%A8%E3%81%AB%E9%BB%92%E3%81%84%E5%8F%96%E3%81%A3%E6%89%8B%E3%81%8C%E4%BB%98%E3%81%84%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8C%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B_nwl84j.jpg" alt=""></a><figcaption class="wp-caption-text">台座に最新式オービスの本体『LSM-310』がセットされた状態。この本体が設置されていない場合もあるが、それでも抑止力としての効果は十分にある</figcaption></figure>
<p>『FRIDAY』2021年4月30日号より</p>


伊﨑ユタカ

スピード違反取り締まりは新しい探知機が投入されるたびにドライバーが対策を講じイタチごっこが続いている。だが、交通警察が隠し玉の配備を開始。阪神高速道路で目撃されたのは最新型「半固定式移動オービス」だ

確実に取り締まる「半固定式移動オービス」の恐るべき性能

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