菅政権もビビる「東京感染者が1日5000人を超える日」

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打つ手なし、なのか…(AFLO)

4月第3週に入り、日本全国で新型コロナウイルス新規感染者数が急激に増えている。大阪は5日連続で1000人を超え、その隣接県でも感染者数が過去最高を記録…とコロナはこれまで以上の猛威をふるっている。

吉村洋文・大阪府知事は「いまさら」ともいえるタイミングで政府に緊急事態宣言の発令を要請したが、その危機感は政府にも伝わっている。実は、官邸スタッフは厚労省からこんな報告を受けているという。

「大阪は8~9割のコロナウイルス感染者が変異型に置き換わり、関西圏はコロナウイルスの流行が新しいフェーズに入ってしまったと見られる。感染拡大は夏まで続くことになるかもしれない。

東京はまだ従来型コロナウイルスが半数を占めていると見られているが、これから変異株とされる英国型コロナウイルスの拡大期に入るかもしれない。それを見越して最大規模の流行に備えなければならない」

こうした情報が入っているため、彼らの危機感は日に日に増しているのだ。新型コロナ対策分科会の尾身茂会長が「現在のコロナウイルス感染状況は、第4波と言って差し支えない」と悲壮感をあらわにすれば、小池百合子東京都知事は一段と緊張感を強め、会見でこう発言した。

「県をまたぐ移動を控えてください。東京に来ないでください」

この発言を「政治パフォーマンス」と切り捨てるのは簡単だが、小池都知事が絶望的になるのも仕方ない。驚くことに、このままのペースで感染が広がっていくと、一日の東京の感染者数が1000や2000では済まなくなる…との情報があるからだ。

厚労省から委嘱されているある医師が驚くべき予測について証言する。

「東京の感染者数も間違いなく増えている。このままいけばゴールデンウィーク後が危険で、何も手を打たないまま大阪のような状況が東京で起きた場合、一日の感染者数が最大で5000人となる可能性があるのです」

この医師の証言は決していい加減なものではない。患者の「死」に日々直面している彼らにとって、最悪の事態を想定することは責務である。実際にこのままのペースで感染が広がれば…という予測は、なにも大袈裟なものではないのだ。

厚労省キャリアも、こうした専門家からの厳しい予測に接し、背筋に冷たい汗が流れるのを感じたという。

「従来型のコロナウイルスに対して、英国型コロナウイルスは1.7倍の感染力と報告されています。実効再生産数としてそのまま東京の過去最大感染者数に当てはめれば、一日の感染者数が4649人になる…とはじき出されました。去年とは違う、新たな未知のウイルスですから、感染拡大が予測数値をはるかに超えることだってあり得ます」

東京だけで一日の感染者数が5000人となれば、もはや受け入れられる病院はなくなり、「日本も医療崩壊となってしまう」と厚労省のキャリアは緊張した表情でそう付け足した。

「東京の感染者数一日5000人」という悪夢のような可能性を目の前にしても、菅政権には、強力な対策を講じるつもりがないのだろうか。それとも、本当に打つ手がないのか…。

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