ケガや問題行動で2軍低迷…楽天オコエ「噂される意外な移籍先」 | FRIDAYデジタル

ケガや問題行動で2軍低迷…楽天オコエ「噂される意外な移籍先」

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16年7月21日、誕生日に先輩から渡された「ゆとり世代」タスキをかけ取材に答えるオコエ(画像:共同通信社)
16年7月21日、誕生日に先輩から渡された「ゆとり世代」タスキをかけ取材に答えるオコエ(画像:共同通信社)

1軍でも2軍でも、その名前を聞かなくなってしまった……。

派手なプレーで甲子園を沸かせ、15年にドラフト1位指名を受け楽天へ入団したオコエ瑠偉(23)だ。遠投120mの強肩に2.0以上の視力、50m走5秒96、スイングスピード157km。並はずれた身体能力で、将来の主力打者と期待された。だが……。17年に打率.300、3本塁打を記録したものの、昨年は1軍出場ナシ。今季は2軍の試合にも、名をつらねていない。

「今年初めに左手首を痛めてしまったんですよ。2月に手術。復帰は、6月以降になると思われます。(球団関係者)

オコエの出場機会減少は、ケガだけが理由ではない。

「野球以外の面で目立ち過ぎるのが、問題視されているんです。象徴的なのは奇抜な髪型。新人の時から、モヒカンスタイルで大きなヘッドホンを首にかけて球場入りしていました。19年には当時の平石洋介監督からこう注意されています。『ふざけた髪型でキャンプインするなら、オレが髪を切ってやる』と。もちろん髪型は自由ですが、組織にもルールや規律がありますからね。

年俸以上の高級車を買ったことも話題になっています。17年にBMWのスポーツカータイプで、約2000万円する『I8』を購入。翌年には、1500万円の高級外車マセラティのSUV型『レバンテ』を買いました。報道陣から目標とする選手を聞かれ『ウサイン・ボルト』と答え、夢は『月で土地を購入すること』と語る陽気さはありますが、どうしても浮ついた印象を受けてしまうんです」(スポーツ紙担当記者)

「来年がんばります」

決して、野球に対する意識が低いわけではない。だが思考がポジティブで、自信過剰な傾向もあるという。

「毎年のように『順調すぎるぐらい順調に成長している』と自分を肯定しています。メジャーを意識し、イチローや田中将大などの動画を繰り返し視聴。新人の時には、食事回数や筋力トレーニングを増やし身体を大きくしたというダルビッシュ有に触発され、体重が88kgから94kgになりました。本人は、『メジャーリーガーのイイとこ取りをしてハイブリッドプレイヤーに近づいている』と話しています。

一方でプライドが高いのか、コーチや監督から注意を受けるとフテ腐れてしまう癖がある。昨年末に石井一久GM兼監督が、結果が出ていないオコエに、こう苦言したことがあります。『考えが甘い。がんばってほしいというより、そろそろ出てこないと彼自身の野球人生が苦しくなる。自己評価が少し高い感じがする』と。対するオコエのコメントは、たった一言。『来年がんばります』だけでした」(同前)

オコエは、ドラフト1位指名選手だ。球団も育成に力を注いでいる。だが、このまま低迷が続けばトレードという可能性もありうるだろう。移籍先として噂されるのが、意外な球団だ。

「オコエを激しく叱ると、逆効果です。厳しい指導で知られ阿部慎之助2軍監督のいる巨人などは、向かないでしょう。

相性が良いと思われるのが、ソフトなイメージのあるヤクルト。山崎晃大郎や塩見泰隆らがいますが、オコエが本職とする外野陣が固まっておらずチャンスがあります。ベテランの青木宣親がいるのも心強い。オコエが尊敬する元メジャーリーガーですし、4番の村上宗隆が心酔するほど面倒見が良く練習熱心。模範となるのではないでしょうか。

本拠地の神宮球場は、オコエが高校時代(東京の関東一高)に慣れ親しんだスタジアムです。ヤクルトは石井GM兼監督の古巣で、楽天とのパイプもある。オコエにとって、プラス要素が多い球団でしょう」(同前)

甲子園のスターも入団6年目。若手が台頭し始め、オコエに「リミット」が近づいているのは間違いないだろう。

  • 写真共同通信社

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