RADWIMPS野田「聞く気になれねぇ」芸能界代表する悲痛な声 | FRIDAYデジタル

RADWIMPS野田「聞く気になれねぇ」芸能界代表する悲痛な声

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3回目の緊急事態宣言に対し、悲痛な叫びを上げたRADWIMPSの野田洋次郎。エンタメ業界からは賛同の声があがる
3回目の緊急事態宣言に対し、悲痛な叫びを上げたRADWIMPSの野田洋次郎。エンタメ業界からは賛同の声があがる

本音も本音だろう――。

人気バンド「RADWIMPS」の野田洋次郎がツイッターを更新し、東京の3度目の緊急事態宣言に「聞く気になれねぇ」と吐露した。野田は

《ここ1年間の考察や反省や説明が何もない状態で3回目の緊急事態宣言なんて聞く気になれねぇという気持ちにどこかなる。ウイルスの封じ込めに成功した国となぜここまで差がついたのか、説明もない。明確な数値目標もない。

ワクチン摂取率も明らかに他の先進国から遅れを取ったのにそこに対する説明もない。変異株など常に見えない敵と戦っているのは承知の上で行き当たりばったりの政策のように感じ気が滅入る》(原文ママ)

などと政府の対応を批判。続けて

《少しでも規模にあった補償の見直しはこの一年の間に果たせなかったのか。やれることをやった果ての緊急事態宣言なのか疑問》

とした上で

《僕自身何が正解かなんてわかりません。『正しさ』が日々変化し続ける状況の中、共に考え前に進んでいきたいと強く思います。疑問を放置せず、この困難を共に生き抜きたいと願っています》

とつづった。

野田は昨年4月、1回目の緊急事態宣言前後にも、予定していたコンサートツアーが延期せざるを得ない状況となり《もし自己破産したらさぁ次は俺何して生きていこうか》とツイート。政府に、

《観光業等も含め今この瞬間も倒産や経営破綻を決断せざるを得ない事業主、企業が大勢ある。自粛や休校の”要請”を出し続けるだけでなく国は具体的な対策をもう少し出すべきではと思う》

と進言していた。

「野田さんの『聞く気になれねぇ』という言い方には賛否両論ありますが、エンタメ業界の気持ちを代弁していることはたしかです。コロナ禍で業界全体が大打撃を受け、いよいよ今年は倒産するプロダクションも出てくるはずです。ある大手事務所はタレントの給与体系を月給制から歩合制に変えたし、別のプロダクションは早々と夏のボーナスゼロを明言しています」(芸能プロ関係者)

そんななかで自ら動いたのはサザンオールスターズや福山雅治が在籍する「アミューズ」だ。

4月1日に東京都渋谷区にある本社機能を山梨県に移転すると発表。7月以降、渋谷の既存オフィスと並行して使う。音楽関係者によると

「同社の収益の大半はコンサートや舞台、CM収入を中心としたマネジメント事業であるため、コロナの影響をモロに受けました。一方でリモートワークを推進し“何とかなる”という感触が掴めたことから、思い切って移転を決めたようです。そのウラには『コロナによって当分このような状況が続く』という見立てもあるのでしょう」

同じく大打撃を食らったのが音楽事業を中心に行う「エイベックス」だ。

コロナにより業績は低迷。‘17年10月に完成したばかりの、本社ビルを外資系ファンに売却することになった。同時に社内ではライブ、舞台などを含む音楽事業の一部と間接部門に在籍する40歳以上を対象に希望退職者100人を募った。

「103名が応募して、3月31日付で退職したと報じられています。エンタメ業界は独特で、在籍中に国家資格や特殊な免許を取得する人はいません。ある意味では“潰しがきかない”ので、完全なる異業種に転職することは難しい。

大半が同じような職種で探すことになるわけで、そうなると転職できたからといって安泰というわけではない。長年の疲れもたまっていて、『しばらくのんびり過ごす』という人も多いようです」(スポーツ紙記者)

エンタメ業界に限らず、飲食店や自営業の人からは3度目緊急事態宣言で「もう持たない」という声も聞こえてくる。「感染者増→緊急事態宣言」の無限ループで、一体どれほどの人が生活を追われることになるのか――。

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