巣穴から顔を出した「天使すぎるモモンガの赤ちゃん」 | FRIDAYデジタル

巣穴から顔を出した「天使すぎるモモンガの赤ちゃん」

ネイチャーフォトスペシャル 北海道の奥深い森に暮らす"大きな瞳の小さな天使" 生後1〜2ヵ月の愛らしい姿を捉えた貴重な写真を紹介する。真っすぐな瞳は何を見ているのだろうか――静かな森で元気いっぱいに暮らす彼らの姿に癒されてほしい。

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まだほとんど外に出たことのない赤ちゃん。巣穴から手を伸ばして、目に見えた景色を掴もうとしている

その大きな瞳に惹かれて森へ 小原 玲(写真家)

北海道の道東、オホーツク海沿いの森で、「エゾモモンガ」の撮影をしています。私は名古屋在住なのですが、昨年6月から車中泊、同年9月からは近くにアパートを借りて、森に通っているんです。一日6〜12時間ほど観察をしながら、超高感度のカメラを構えています。

モモンガは巣穴で生まれ、1ヵ月ほどはその中だけで過ごします。それから徐々に外に出るようになり、滑空の練習などをした後、生後2ヵ月以内に巣立っていく。「赤ちゃん」と言えるのはその短い期間だけでしょう。しかも夜行性で昼間の活動はわずかですから、その姿をカメラで捉えることは大変難しい。

でも、彼らは好奇心がとても強くて、まだ明るいうちに母親の目を盗んで、巣穴からひょっこり顔を出すことがあるんです。その瞬間は感動的ですよ。

モモンガの魅力はなんと言っても大きな瞳。私はアザラシやシマエナガなど、つぶらな瞳を持った動物が好きなんですよ(笑)。来年3月までは北海道に留まって、撮影を続けます。どんな姿を見せてくれるのか楽しみですね。

おはら・れい
’61年、東京都生まれ。茨城大学人文学部卒。国内外で報道写真家として活動した後、’90年、アザラシの赤ちゃんの撮影を機に、動物写真家に転身。著書・写真集に『シマエナガちゃん3部作、『アザラシの赤ちゃん かわいいのヒミツ』(いずれも講談社)などがある。ブログはhttp://reiohara.cocolog-nifty.com/

生まれて1ヵ月半ほど。夕方、巣穴から独りで近くの木に飛び移って周りをキョロキョロ
巣穴から2匹の赤ちゃんが顔を出した瞬間。外に出たくてウズウズしているのだろう
朽ちた木に上下に開いた2つの穴から同時に顔を見せたレアな写真
飛び始めたばかりの頃。5mほどの距離だが、しっかりと空を舞う
夕焼けの残照が残る時間帯、森が青く染まる頃から動き始める
一つの巣穴に5匹の兄弟が暮らしていた。仲良く活発に動き回る

『FRIDAY』2021年5月21日号より

  • 撮影小原玲

Photo Gallary7

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