板垣李光人が演じる「最強カワイイ」ジェンダーレス男子の魅力 | FRIDAYデジタル

板垣李光人が演じる「最強カワイイ」ジェンダーレス男子の魅力

ドラマ『カラフラブル』で、カラフルな魅力を見せる板垣李光人

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板垣李光人(撮影:加藤誠)
板垣李光人(撮影:加藤誠)

『カラフラブル〜ジェンダーレス男子に愛されています。〜』(毎週木/読売テレビ・日本テレビ系 23:59〜)で、メイクやファッションを自由に楽しむスタイリスト兼タレント・周(めぐる)を演じる板垣李光人。プライベートでもメイクとファッションを自由に楽しんでおり、ジェンダーレスで魅力あふれる彼には適役に見える。

「周は、とにかく真っ直ぐな人。大好きな和子(吉川愛)に対してもそうですし、メイクやファッションなど好きなこと、そして自分自身に対しても真っ直ぐです。あと、すごく博愛的ですね。他人の痛みに共感できる優しさがあります。

例えば周を敵視するゆうたん(永田崇人)は、番組の収録直前に周をロッカーに閉じ込める嫌がらせをしました。でも彼を“許す・許さない”の次元では考えてないんですよね、周は。どうにかしてゆうたんが救われないか……、それも自分が直接救うとかじゃなくて、どうすれば救われるかを考える人だと思います」

「好きなことをやる」を大事にしている板垣だが、周もそのタイプに見える。

「自分の思った美しさや、好きなことを好きなように追い求める姿は、周を形成する大事な核。そこは僕と共通していると思います。

でも人間ですから、似ていないところもありますよ。ゆうたんから“多様性を認めるカラフルな世界を認めるってことは、自分を嫌いな思いも受け止めるってことじゃないの。だから世界がカラフルなんて、安易に教えない方がいい”と言われて、周は言い返せませんでしたが、僕なら絶対言い返しただろうなって(笑)。

違うと思ったことに対しては、なるべく波風が立たないように意見を提示します。“とりあえず自分はこういう考えなんだけど、どう”?って。話し合うこと、好きなんです。答えが出ないこともありますが、話すのが好きというよりは、自分が言ったことに対して他人がどう考えているのかを聞くのが好きですね」

板垣李光人(撮影:加藤誠)
板垣李光人(撮影:加藤誠)

ドラマの原作は、女性向けコミック『ジェンダーレス男子に愛されています。』だ。オタクを自称する彼でも、あまり通ってこなかったジャンルだという。

「ラブコメ系の少女漫画、あんまり読んでこなかったんです。勝手なイメージとして、“色恋沙汰があって、ライバルが登場して……”みたいなストーリーが主流だと思っていました。でも原作を読んでみたところ、敵が出てこなくて、癒やされることに特化している。今の時代っぽい作品だなと思いました」

本作もコメディだけに、現場は楽しさで溢れている。

「吉川愛さんや、モデルのキラ役の桐山漣さんとか、この作品に出演している人は役の個性も強いんですけど、中の人も自分含めてなかなかキャラクターが強かったりします(笑)。キャストだけじゃなくスタッフの方も面白い人が多いので、現場は本当に楽しくて、ずっと笑っている気がします」

板垣は本作でドラマ初主演。19歳という若さで、座長を担っている。

「主演ではありますが、精神的には今までの作品とそれほど変わりません。吉川さんとW主演ということもあり、ひとりで引っ張っていくというよりは全員横並びで進んでいますし、自分が先頭に立つという感覚はあまりなくて。お話をいただいた時は初主演なだけに立ち位置をどうするかという不安がありましたが、現場に入って撮影してみると、みんなで作っていくスタンスは変わらないなと思いましたね」

劇中で、ゆうたんがエゴサーチをしているエピソードがある。実際、このドラマの周についてSNSを調べてみると「可愛い」「キレイ」と評判だが、本人はするのだろうか。

「エゴサ、します。そうホメていただけるのは、ありがたい限りですよね。 ドラマ内で“美少年”と言われているので、そういう役を演るのはすごいプレッシャーなわけですよ(笑)。初めて僕を見てくださる方からもそういう感想をいただけると、よかったなと思います」

板垣李光人(撮影:加藤誠)
板垣李光人(撮影:加藤誠)

キラのスタイリストだった周は、ひょんなことから芸能界デビューが決まった。6話では周とユニットを組むささめ(草川拓弥)や、所属事務所の社長・奥田(塩野瑛久)など新キャラクターが登場。物語はますますヒートアップしていく。

「6話から登場した新たなキャラクターのおかげで、より作品の色が濃くなります。彼らがどんな風にカラフルな世界を創っていくのかもすごく魅力ですし、この先に向けて周と和子、キラとあさひ(水野美紀)がどのような選択をしていくか、ぜひチェックしてください」

本作でヒロインの和子は、きつねなどの芸人が演じる“2.5次元アイドル・KOUGU維新のオタクとして描かれている。前述の通り、彼自身もオタクを自称しているが、今の“推し”は誰なのだろう。

「最近はK-POPアイドルのSEVENTEENにハマっています。推し活を思いっきり楽しんでいます!(笑)」

また「お肌が発光しているみたい」と評される周を演じる板垣は、女性ファッション誌でメイク連載を始めることが話題となった。そんな彼が、美容で気をつけていることとは。

「去年からマスクをつけている日々が続いていますが、実は肌にダメージがあるんですよね。だからちゃんと下地を作って、マスク下を保護するようにしています。肌になるべく負担をかけないよう、ベースとファンデーションをしたあとに、保湿効果のある保護ミストを吹き付けてからマスクをしています」

2歳からモデル活動を始め、小学5年生より俳優として活動を開始。19歳ながら、業界歴は約17年。今描く、将来の夢は?

「いろんな分野の仕事をやらせてもらっていますが、僕の主軸となっているのは芝居です。その大きな道を長く見据えながら、より上手に寄り道していきたい。僕の写真集『Rihito 18』を撮ってくださった安藤政信さんや市原隼人さんも、お芝居という大きな道がしっかりありつつ、写真家の道でも功績を残されています。そういうところは憧れますし、マネしたいですね」

ルックスはメレンゲのようにふわふわな甘さがあるのに、かじってみると一本通った芯がある。人の目を惹きつける引力を持つ板垣李光人は、この先も自由に、好きなように彼の進みたい道を邁進するに違いない。

板垣李光人(撮影:加藤誠)
板垣李光人(撮影:加藤誠)

板垣李光人に5つの質問

Q1 人に自慢できることは?
A1 手がキレイ
最近は消毒で手が荒れやすい環境なので、ハンドケアは怠りません。ハンドクリームと、爪にはオイルを塗っています。

Q2 今、プレイリストに入っているお気に入りの音楽は?
A2 東京事変さんの『勝ち戦』
椎名林檎さんが大好きで、最近発売された東京事変さんのライブDVDに収録されている『勝ち戦』という曲がお気に入り。英語詩なのですが、訳詞を書いた椎名さんなりの日本語への戻し方が、とても素敵です。曲調もアップテイストで、気持ちを上げてくれます。

Q3 影響を受けた作品は?
A3 『日出処』
椎名林檎さんのアルバムです。これが出会いだったんですよね。椎名さんと出会ったことでファッションの道も拓けたし、今の自分の礎を作ったという意味では大きいかなと。

Q4 毎日していることは?
A4 炭酸水を飲む
以前はしっかり味がついている炭酸を飲むことが多かったのですが、最近はほのかなフレーバー付きのものをよく飲みます。炭酸が強いし、風味がほどよく無糖なところもいいんです。

Q5 好きなタイプは?
A5 一緒にいることにとらわれない人
一緒にいることに対してこだわりすぎない人、ですかね。二人でいる時間を多く持つことにこだわらなくてもいいんじゃないかな、と。

板垣李光人(撮影:加藤誠)
板垣李光人(撮影:加藤誠)

(プロフィール)
板垣李光人(いたがき・りひと)
2002年1月28日生まれ。
2004年、2歳でモデル活動を始める。
2012年、俳優としての活動を開始。
2020年、映画『約束のネバーランド』でノーマン役を演じ、話題に。
2021年、情報番組『ZIP!』の5月度金曜パーソナリティを担当。
同年、6月13日放送予定の第18回より、大河ドラマ『青天を衝け』(NHK)に徳川昭武役で出演。

板垣李光人(撮影:加藤誠)
板垣李光人(撮影:加藤誠)
板垣李光人(撮影:加藤誠)
板垣李光人(撮影:加藤誠)
板垣李光人(撮影:加藤誠)
板垣李光人(撮影:加藤誠)

撮影:加藤誠
取材・文:篠崎美緒
構成:SUPER MIX

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