有吉弘行、永野芽郁、松坂桃李…有名人が「コンビニで一息」の瞬間

都内の大通りで見かけた高級車。ハンドルを握っていたのは、タレントの有吉弘行（46）だ。18年８月の夕方のことである。

車は港区西麻布のコンビニ前で停車。店内に入ると、まず雑誌コーナーへ。しかし２～３冊パラパラとめくっただけで、飲料コーナーへ移動。飲み物と菓子類などをカゴに入れ、レジに向かう。

「10本ほどのレギュラー番組を持つ売れっ子だけあって、このときは時間的な余裕がなかったのでしょう。今年４月にフリーアナウンサーの夏目三久と結婚し、現在はだいぶゆとりができたハズですよ」（民放キー局社員）

お菓子、ドリンク、雑誌、おにぎり、文房具……。コンビニエンスストアには、たいがいのモノが揃っている。時間がないときにも、ヒマなときにも便利な場所だ。『FRIDAY』も、たびたびコンビニに入る有名人を目撃してきた。俳優やアスリートの圧倒的存在感を紹介する。

撮影後のキュートなスキップ

国際的な水泳大会にも使用される江東区の東京辰巳国際水泳場。20年９月、その近くのコンビニ前で大規模な撮影が行われていた。

歩道には、撮影用のバス停が置かれ、学生やサラリーマンに扮したエキストラが大勢並んでいる。列の先頭にいたのは、女優の永野芽郁（21）と広瀬アリス（26）だ。カメラが回り始めると、険しい表情を浮かべる二人。どうやら、言い争っているシーンを撮影しているよう。カットがかかった後も、永野はスチールカメラマンのオフショット撮影に笑顔で対応。スキップで車に戻る姿もかわいい。

「映画の撮影だったようです。現場での永野の評判はすこぶる良く、演技力が高く評価されています」（映画関係者）

CMにも多数出演している永野。今後、目にする機会がますます増えそうだ。

「二刀流」のあどけない素顔

圧倒的な実力を示し、メジャーリーガーだけでなく全米を驚かせているエンゼルスの大谷翔平（26）。今季は投打に活躍し、タイトルを獲得しそうな勢いだ。

スーパースター大谷をコンビニで発見したのは、日本ハム入りした直後の13年１月である。入寮後の２月１日から、外食も外出も基本的に禁止。球団からそう通達されるや大谷は、すぐに動いた。「ルール施行」前に遊ぶのかと思いきや――向かったのはコンビニや中古ゲームショップ。黄金ルーキーは超マジメだった。

モデル出身俳優の素顔は超マイペース

俳優の松坂桃李（32）に都内の大通りで遭遇したのは、19年10月。素足にサンダル姿で信号待ちをしていたが、スマホに夢中で信号が変わったことに気づかない。点滅した頃にやっと顔を上げるも、歩いて渡るマイペースぶりだ。

近くのコンビニに入ると雑誌棚の前に立ったが、視線は相変わらずスマホのまま。入店から10分後にようやく買い物を始め、レジで財布を取り出したが、今度は小銭を取り出すのに時間がかかる……。後ろに並ぶ客たちの「キャッシュレス決済にしてよ」という視線をものともせずに小銭を探し続け、会計を済ませたのだった。

「松坂はモデル出身なのに、私服が超地味（笑）。自分でもマイペースな性格を自覚しているそうで、休日は一人で過ごすほうが気楽みたいですよ」（芸能プロダクション関係者）

店を出ると再びスマホを見ながら、ゆっくり通りを歩く松坂。生活サイクルもスローなようだ。

コンビニでは、意外な素顔を見せる有名人たち。街中にありながら、どこか一息つける空間で、フッと肩の力が抜けるのかもしれない。