3Aでボコボコ…戦力外危機の山口俊「不安視されるインスタ写真」 | FRIDAYデジタル

3Aでボコボコ…戦力外危機の山口俊「不安視されるインスタ写真」

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メジャー移籍に髪をグレーに染めた山口。試練の時が続く。写真は今春のキャンプ(画像:時事通信社)
メジャー移籍に髪をグレーに染めた山口。試練の時が続く。写真は今春のキャンプ(画像:時事通信社)

「侍ジャパン」の4番まで務めた強打者への戦力外通告は、衝撃だった。メジャー40人枠から外れた、レイズの筒香嘉智だ(その後、ドジャースへ移籍)。だが、解雇の危機に瀕している日本人選手は筒香だけではない。20年に巨人の先発の柱として鳴り物入りでメジャー入りした、山口俊(33)も窮地に立たされている――。

昨年在籍したブルージェイズで、山口は17試合に登板し2勝4敗、防御率8.06と低迷した。今年2月に解雇されると、ジャイアンツとマイナー契約。オープン戦では4試合で1勝0敗、防御率1.50と結果を残したが、メジャー昇格はならなかった。スポーツジャーナリストの友成那智氏が語る。

「ジャイアンツ傘下3Aのチームで、メジャーに空きが出るのを待っている状態です。山口の役割は、先発が崩れた後を託されるロングリリーフ。今季初登板は5月9日でした。しかし5回を投げ被安打5失点と打ち込まれ、敗戦投手に。ジャイアンツは好調を維持し投手陣も盤石なので、よっぽどの好成績を続けないと早期メジャー昇格はムリでしょう」

メジャーと3Aでは、宿泊先、食事、移動手段などサポート面で雲泥の差がある。山口は、なかなかチームにとけ込めないようだ。

「メジャーでは球団が通訳を用意してくれますが、3Aにはいません。しかも言語も英語だけでなく、スペイン語、ポルトガル語など多様。山口は自腹で通訳と契約しているようですが、『言葉の壁』に苦しみ、なかなかチームメイトとうまく交流できないでいます」(スポーツ紙担当記者)

2年で出戻りでは……

3Aの試合でボコボコにされ、生活にもなじめない。メジャー昇格が難しいとなれば、再び解雇の可能性が高まる。浮上するのが、日本球界復帰の選択肢だ。

「古巣・巨人は先発投手不足なので、獲得に手をあげるでしょう。エース菅野智之は右ヒジに違和感があり2軍調整中で、昨年9勝の戸郷翔征も不調ですから。

ただ、日本復帰に批判的な声もあります。山口は海を渡り、まだ2年にも満たない。まったく実績を残せていないのに出戻りとなれば、今後メジャーを目指す選手に悪影響をおよぼしかねません。

山口はポスティングシステムを利用し、2年総額635万ドル(約7億円)でブルージェイズと契約しました。米国で通用しないからと簡単に帰国したら、メジャー球団のポスティング利用選手への信用はガタ落ちになるでしょう。腰掛けで来るような選手に、大金を払う必要があるのかと。後進の日本人選手のためにも、歯を食いしばってでもマイナーで結果を出し、メジャー昇格を目指すべきです」(同前)

山口も、3A残留か帰国か葛藤があるのかもしれない。気になるのが、自身がアップしたインスタグラムの写真だ。

「料理の写真が満載なんです。新型コロナウイルスの影響で、自炊が大変だとアピールしているでしょう。しかし、とらえ方によっては野球を避けているようにも見える。苦境によるストレスを、料理でまぎらわそうとしているのかもしれません」(同前)

マイナーで歯を食いしばるか、批判を承知で日本に戻るか。どちらの道も、山口にとって平坦でないことは確かだ。

  • 写真時事通信社

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