追悼・田村正和が生前語っていた引き際「僕はもう十分にやったよ」 | FRIDAYデジタル

追悼・田村正和が生前語っていた引き際「僕はもう十分にやったよ」

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18年4月中旬、本誌の取材に答える田村正和。これが、表舞台で見せた最後の姿となった――。

「僕はもう十分にやったよ…」

『パパはニュースキャスター』や『古畑任三郎』など、数々のドラマで主役を張ってきた名優・田村正和が、4月3日に亡くなっていたことが分かった。享年77。死因は心不全と発表されている。

ダンディな男を演じさせたら日本一といっても過言ではないほどの存在感を誇った田村の死には、ファンならずとも大きな喪失感を覚えざるを得ない。

突然の訃報と思った人も少なくないはずだ。田村は2018年2月に放送された『眠狂四郎 The Final』に出演したのを最後に、表舞台には一切現れなくなったからだ。

本誌は同年4月中旬、原宿で当時74歳の田村の姿を目撃していた。このとき、すでに「田村が芸能界を引退するのではないか」といううわさが流れていたが、記者が田村にそのことを尋ねると、

「うん…自分の中で、もう辞めてもいいかなと思ったんだよ。自分としてはもう十分にやったなと。『眠狂四郎』は20代で初めて出演して、40代、50代とやってきた。でも、(先日放送された)『The Final』を観て、これじゃダメだな…と痛感したんだ。それが、引退という気持ちにつながった。でも、引退を大っぴらに言うのは趣味じゃないからね」

この言葉を最後に、本当に田村は表舞台から静かに姿を消した。これが、事実上の引退宣言となったのだ。

田村はこの時、こうも漏らしていた。

「(もしも僕の姿を見たいという人がいるなら)残念だけど、僕が出演した番組の再放送を観てください」

これで本当に、再放送や過去の映像を通じてしか田村の姿を見れなくなってしまった。60年もの長きにわたり、俳優業を続けた田村正和。彼の生きざまは、十分に日本人の心に刻まれたはずだ――。

18年4月、原宿で田村の「慰労会」が開かれていた
運動のために公園に向かう田村正和(14年)
14年に、公園でストレッチ運動をしていた田村。この時は全く年齢を感じさせない、軽やかな動きを見せていた。

  • 写真竹本テツ子 足立百合 等々力純生

Photo Gallary7

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