菜々緒、宇垣美里、上白石姉妹…「魅惑の変化」がスゴい!
「浦島太郎」で有名なのは、亀を助けた青年に美しい姫が竜宮城で玉手箱を渡すシーンだろう。その乙姫にふんして会場へ登場したのは、女優の菜々緒(32)だ。19年5月に都内で開かれた、携帯電話会社の夏モデル発表会でのこと。菜々緒は、同社のCMに乙姫役で出演している。
女子高生やゲームのキャラクター、警察官……。芸能人はドラマやCM、イベントで、たびたびコスプレ姿を披露する。制服やオリジナルコスチュームに身を包んだ彼女、彼らには、普段とは違う独特なオーラが。有名人の一風変わった魅力を紹介したい--。
適役の一日署長
18年3月。東京・三鷹署で「一日署長」を務めたのは、タレントのトリンドル玲奈(29)だ。翌月から始まる『春の全国交通安全運動』を前に、「ルールを守って正しい行動をしましょう」と交通安全を呼びかけた。
「トリンドルは、JR三鷹駅前で行われたパレードにも同市長と一緒に参加しました。都内では前年に164人の方が、交通事故で亡くなっていますからね。警察としては人気のある女性に来てもらい、市民に注意を喚起したかったのでしょう」(全国紙社会部記者)
さすがは、モデルとしても活躍するトリンドル。パレードでもシャキッとした姿勢を崩すことはなかった。
女子アナが「人狼」に
東京・池袋では、19年10月に「ハロウィンコスプレフェス2019」が行われた。国内外からコスプレイヤーが参加する、日本最大級のコスプレイベントだ。14年の初開催から6回目となる同年は、来場者数・コスプレイヤー参加人数がともに過去最大を記録した。
「なかでも話題をさらったのは、フリーアナウンサーの宇垣美里(30)です。宇垣アナは、メイクアップブランド『KATE』の出店ブースに登場。オリジナルキャラクターの『人狼・柘榴(ザクロ)』になりきり、クールな眼差しで会場を魅了していました」(イベントの参加者)
TBSの局アナ時代からアニメ『セーラームーン』や『魔法少女まどか☆マギカ』などのコスプレを披露してきた宇垣アナ。前年の同イベントでも、魔女コスプレの美しさが話題となっていた。
似合いすぎる制服姿
18年8月、神奈川県横浜市内のとある駅前。早朝6時すぎの通勤ラッシュ前だというのに、あたりが騒がしい。綾瀬はるか主演で、当時放送されたドラマ『義母と娘のブルース』(TBS系)の撮影が行われていたのだ。
この日見かけたのは綾瀬ではなく、ヒロインの義娘の女子高生役を演じる上白石萌歌(21)だった。通学シーンの撮影なのだろう。制服姿が実に爽やかだ。
「萌歌は、10歳で『東宝シンデレラ』のグランプリに輝き、姉の萌音とともにデビュー。大ヒットしたのアニメ映画『未来のミライ』では声優初挑戦にして主役に大抜擢。姉と同じく美貌と歌唱力で注目を集めています。姉とは大の仲良しで、休みの日に一緒に出掛けたり、好きな本の貸し借りをしたりしているそうですよ」(芸能プロ関係者)
身近なライバルである姉に刺激を受け、妹もますます輝きを増している。
制服やコスチュームに身を包むと、そのキャラクターに不思議となりきれる。芸能人なら、その入れ込みようはハンパないだろう。
- 撮影:結束武郎 つのだよしお/アフロ