『あのときキスしておけば』で少年誌編集者を演じる川瀬莉子の夢 | FRIDAYデジタル

『あのときキスしておけば』で少年誌編集者を演じる川瀬莉子の夢

「コメディは初挑戦」

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川瀬莉子(撮影:富田恭透)
川瀬莉子(撮影:富田恭透)

売れっ子女性漫画家・唯月巴(麻生久美子)の魂が、飛行機事故をきっかけに清掃員のおじさん(井浦新)へ乗り移り、巴といい雰囲気だったスーパー店員・桃地のぞむ(松坂桃李)の前に現れた! 展開が怒濤すぎて先が気になるドラマ、『あのときキスしておけば』(毎週金/テレビ朝日系 23:15〜)。巴の元夫・高見沢春斗(三浦翔平)が勤める『週刊少年マキシマム』編集部で、川瀬莉子は紅一点の栗山まりえを演じている。

「まりえは自分より年上の役なので、どう演じようか事前にかなり考えました。でも完成してみたら、案外子どもっぽくなったような気がします(笑)。思ったことをはっきり言っちゃうまりえですが、そのあたりも含めて実はかわいらしい女性なんですよね。ただ問題は、想像力が強すぎるところ。自分の想像したことが現実なんだと思い込んじゃうクセがあるので、一緒にいるとやっかいかもしれません(笑)」

おっさん(中身は女性漫画家)と青年の恋物語という奇天烈なストーリーだが、初めて台本を読んだ時から印象は強烈だった様子。

「個々のキャラクターが、すごく強いなと(笑)。キャラクター設定だけで、“これは絶対に面白いドラマになる”と確信しました。

撮影自体も、すごく楽しくて。まりえが所属している『週刊少年マキシマム』の編集部員は、みんな仲良しです。よく漫画の話をするんですが、木之崎眞役の藤枝喜輝さんがあまり詳しくないんですよね。“それで漫画担当の編集役なんて、大丈夫か?”とからかわれていました(笑)」

川瀬莉子(撮影:富田恭透)
川瀬莉子(撮影:富田恭透)

コメディに挑戦するのは、初めての経験となる川瀬。

「自分のお芝居で作品を面白くすることは本当に難しいと、日々痛感しています。編集長役の角田貴志さんがとっても面白くて、ほとんどのシーンでみんな笑いを必死にこらえているんです。あまりにも面白すぎて、実際に吹き出したこともあるほど。最初に三浦翔平さんが笑って、つられて私も笑っちゃいました。もちろん、撮影はNGに。面白すぎると、逆に使えなくなるんだなと(笑)」

彼女が演じるまりえは、編集部の紅一点ながらエロ漫画を担当している。

「もともと漫画が大好きなので、漫画に携わる役は嬉しいです。役作りのために、週刊少年誌系で脈々と続いている、露出の多い女の子が登場する漫画を調べました。この手の作品はどの時代にも存在していて、プロデューサーさんと“自分はどの世代か”という会話で盛り上がったんですよ。プロデューサーさんは『いちご100%』で、私は『To LOVEる』世代でした(笑)」

どう着地するのか読めないドラマだけに、毎話楽しめそうだ。

「とにかく登場人物がめちゃくちゃ濃いので、笑えるシーンがたっぷりあります! 個人的には編集部員役なので、入れ替わってしまった巴さんの作品がどう続いていくのか、楽しみにしてもらいたいですね。さらに漫画の名シーンのオマージュが出てくるので、漫画好きな人も楽しめると思います」

ちなみにこの作品では女性漫画家がおっさんになってしまったが、「もし入れ替われるとしたら、誰になりたい?」と聞くと、予想外の答えが。

「人間以外でもいいですか? それなら、カラスです。すごく頭がいいし、つがいになると一生添い遂げる情の深さがステキなんですよ。趣味でよく観察しているんですけど、だいたい2〜3羽で群れていて、遠くにいても鳴き声で場所を確認し合っています。そんなカラスの一日を、ちょっと体験してみたいなって。

人間なら、イケメンアイドルです。女の子からキャーキャー言われたい! 絶対、気持ちいいと思うので。調子に乗って、投げキッスとかやっちゃいそう(笑)」

川瀬莉子(撮影:富田恭透)
川瀬莉子(撮影:富田恭透)

2018年の『第2回ミス美しい20代コンテスト』で、3万1261人の中からグランプリを獲得した川瀬。そんな彼女の素顔は、かなり濃い漫画オタクだ。

「休日は目が覚めたら漫画を読み、気がついたらお昼になっているのでごはんを食べて、テレビをつけながらまた漫画を読んで……と、時間さえあれば読んでいます(笑)。少年漫画と少女漫画、どっちも読みますね。

好きになったきっかけは小学生の時、近所のおばちゃんが読み終わった四大週刊少年誌(『ジャンプ』『マガジン』『サンデー』『チャンピオン』)を貸してくれて、それを全部読んでいたからかな。少女漫画は自分で買っていて、女優を目指した原点は『スキップ・ビート!』という作品です。

今はやっぱり、最終回を迎えた『進撃の巨人』が気になります。私は単行本派なので、ラストをまだ知らないんです。最終巻が発売されるまで、ネタバレを踏まないよう必死です(笑)。好きなキャラはアルミン。一番いい味を出していると思うし、頭のいいキャラが好きなんです」

地元の名古屋でモデル活動をしていた彼女が、コンテストのグランプリ受賞を機に上京。夢の翼は広がる。

「プライベートでも仕事でも、やりたいことがあるんです。

プライベートでは、自分でアイスクリームを作れるようになりたい。実家近くのお店で売っていたヨーグルト味のソフトクリームが、なんとも言えないおいしさで。東京で食べられないのが悔しすぎて、“自分で作ればいいんだ!”と(笑)。試行錯誤しつつ、再現してみるつもりです。

お仕事では、名古屋でレギュラー番組を持つことが夢です。ごはんがとてもおいしい地域なので、B級グルメ巡りをしたいな。食レポは全く勉強できていないんですけどね(笑)。名古屋のオススメB級グルメは、きしめんの味噌煮込み鉄板焼き。味噌煮込みきしめんはご存じかと思いますが、それを鉄板でジュージュー焼いて、アツアツを食べるんです。めちゃくちゃおいしいので、名古屋に行ったら食べてみてください! 私も帰ったら毎回、食べています」

キラキラした瞳で大好きなことについて語り、「これからもっと活躍できるように頑張っていくので、今後も見守っていただけたら嬉しいです」と笑う。“好き”をパワーに変えられる川瀬莉子は、視聴者の“好き”を自分へ向けることもうまそうだ。

川瀬莉子(撮影:富田恭透)
川瀬莉子(撮影:富田恭透)

川瀬莉子に5つの質問

Q1 人に自慢できることは?
A1 洋服をたくさん持っている
自分で把握できないくらいの量なんです。クローゼットに入りきらないので、圧縮して収納しています。衣替えの時期は、憂鬱に……(笑)。特に好きなアイテムは帽子。20個くらいあるので、いい感じに折りたたんで並べています。

Q2 今、プレイリストに入っているお気に入りの音楽は?
A2 RADWIMPSさんの『鋼の羽根』
RADWIMPSさんが大好きで、CMソングにもなったこの曲を今はよく聴いています。歌詞がめちゃくちゃいいので、ぜひそこもチェックしてみてください。

Q3 影響を受けた作品は?
A3 ドラマ『カルテット』
何度繰り返し見ても、好きだなと感じる作品。坂元裕二さんの脚本も、満島ひかりさんも大好き。見るたび、勉強になります。満島さんのような、ちょっと憂いがあって深みのある演技が、いつかできるようになれたらいいな。

Q4 毎日していることは?
A4 植物に水をあげる・料理
観葉植物とパクチーを育てています。朝起きたらまずベランダに出て、パクチーに水をあげます。お料理も毎日やりますね。最近の得意料理はチゲ。あと麻婆豆腐もよく作ります。

Q5 好きなタイプは?
A5 めちゃくちゃ優しい人
包容力に包まれまくりたい(笑)。キュンとするポイントを挙げるなら、並んで歩いている時に無言で車道側へ行く人です。あと、博識な人にも憧れます。外見は韓国系の塩顔が好きですね。

川瀬莉子(撮影:富田恭透)
川瀬莉子(撮影:富田恭透)
川瀬莉子(撮影:富田恭透)
川瀬莉子(撮影:富田恭透)

(プロフィール)
川瀬莉子(かわせ・りこ)
1996年12月9日生まれ。愛知県出身。オスカープロモーション所属。
2018年、『第2回ミス美しい20代コンテスト』でグランプリを受賞。
2019年、『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』(テレビ朝日系)の看護師・飯野加菜役で女優デビュー。

川瀬莉子(撮影:富田恭透)
川瀬莉子(撮影:富田恭透)
川瀬莉子(撮影:富田恭透)
川瀬莉子(撮影:富田恭透)

撮影:富田恭透
取材・文:篠崎美緒
構成:SUPER MIX

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