軍幹部ら10人処刑報道…!金与正「ヤバい先鋭化」の理由 | FRIDAYデジタル

軍幹部ら10人処刑報道…!金与正「ヤバい先鋭化」の理由

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次々に処刑執行報道が出る与正氏。韓国を「ゴミ!」と罵倒するなど言動が先鋭化している(画像:共同通信社)

北朝鮮の指導者・金正恩氏の妹、与正氏が先鋭化している。

〈10人の国境警備隊の幹部と弊誌が銃殺された。9人の住民は無期懲役となり、数十人が家族とともに政治犯収容所に。金与正副部長が自ら指揮したと聞いている〉

5月14日に北朝鮮北部・両江道(リャンガンド)の行政機関幹部の証言として、こう報じたのは米国の「ラジオ・フリー・アジア」だ。金与正氏が複数の軍幹部を処刑したという。

「『ラジオ・フリー・アジア』によると、昨年12月に両江道恵山で起きた大量の金塊密輸事件が朝鮮労働党本部に報告されたとか。軍幹部は、この事件にからみ処罰されたようです。

恵山では同時期に約155kgの金塊が中国に密輸され、6人のグループが逮捕されました。同じ期間に、大がかりな密輸が2件も摘発されるとは考えにくい。北朝鮮では貴金属の密売は重大犯罪で、死刑に値します。今年に入ってからも与正氏が中心になり捜査が進められ、軍幹部の関与が明らかになったのでしょう」(韓国紙記者)

序列1位の最高幹部を……

与正氏の関与が噂される幹部の静粛は、今回だけではない。『デイリーNKジャパン』編集長・高英起氏が語る。

「5月8日には韓国紙『東亜日報』記者チュ・ソンハ氏が、自身のYouTubeチャンネルで、労働党の最高幹部が処刑された可能性が高いと報じました。幹部の名前は、宣伝扇動部長などを歴任した朴泰成(パク・テソン)氏。与正氏が所属する、宣伝扇動部を統括する責任者でもあります。つまり直属の上司です。チェ記者は、与正氏が歴代の宣伝部長と葛藤を抱えていたとも指摘しています。

朴氏は、今年1月の党大会の時点で党政治局の序列1位だった最高幹部。金正恩氏の国内視察、外国訪問にたびたび同行し、機関紙『労働新聞』にも頻繁に登場しています。正恩氏の叔父・張成沢(チャン・ソンテク)氏が13年に処刑されて以降、最高位の人物と言えるでしょう。それほどの人物が処刑されたのなら、なにかしらの権力闘争があったと推測されます」

4月に脱北者団体が金正恩体制を批判するビラをまいた直後には、韓国を「汚いゴミのようなヤツら」と罵倒した与正氏。なぜ、ここまで先鋭化しているのだろか。高氏が続ける。

「指導者の妹として、与正氏は重職に担ぎ上げられる立場にいます。ただ、まだ30代と若い。60代、70代の幹部らと衝突することもあるでしょう。処刑実行という究極の権力行使は、そうしたベテラン幹部たちへのアピールなのかもしれません。『私に従わなければ大変なことになる』と」

過激な言動で、存在感を増す与正氏。北朝鮮では、幹部の若返りに流血は避けられないようだ。

  • 写真共同通信社

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