失踪の中日・門倉コーチ 野球以外に力を注いでいた「社会奉仕」 | FRIDAYデジタル

失踪の中日・門倉コーチ 野球以外に力を注いでいた「社会奉仕」

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虐待されていた柴犬「ポン太」を保護し笑顔の門倉氏。最近まで変わった様子はなかったという(提供画像)
虐待されていた柴犬「ポン太」を保護し笑顔の門倉氏。最近まで変わった様子はなかったという(提供画像)

「5月15日をもって、一身上の都合により退団させていただきます」

中日の2軍マネージャー宛に、5月20日付の消印で退団届が郵送されてきた。差出人は2軍投手コーチの門倉健氏(47)だ。門倉氏は15日から練習を無断欠勤。まったく連絡が取れない状態となり、翌16日には家族が愛知県警に捜索願を出した――。

「失踪した原因がわかりません。無断で休み始める前日の14日までは、普通に練習に参加していましたから。2歳の孫を抱きあげる動画をアップするなど、ブログも定期的に更新していました。加藤宏幸・球団代表も『不審な言動もなかった』と、首をかしげています。

退団届は門倉コーチの直筆でした。家族が筆跡を確認し、本人のものであると判断。球団は5月26日に受理しました」(球団関係者)

内角を攻められない性格

中日や近鉄など日米韓6球団で活躍し、05年には奪三振王のタイトルを獲得した門倉氏。身長193cmの大柄な体格ながら、優しい性格で知られる。現役時代は相手打者を気遣い内角に投げられず、よく首脳陣から「もっと厳しく攻めろ!」と叱責された。動物愛護を訴える国会議員団の演説を聞き、涙を流したこともある。

「門倉さんは、本当にピュア。失踪報道を受け、誰かに騙されトラブルに巻き込まれていないか心配になります。ハッキリした原因がわからないので、さまざまな憶測が流れている。真偽は定かではありませんが、親しい女性と駆け落ちしたのでは、という噂もあるんです」(スポーツ紙担当記者)

門倉氏には、野球と平行して取り組んできた「社会奉仕」がある。殺処分前の犬を保護する、愛護活動だ。「夫婦そろって大の犬好き」で知られる夫人とともに、「エシカルK」という一般社団法人の代表も務めている。『FRIDAYデジタル』は、門倉氏が保護した「ポン太」という柴犬を取材していた(今年1月21日配信)。

「ポン太は、11年間にわたり前の飼い主から虐待を受けていたんです。ヒドい暴行でした。1mほどの角材で殴る、壁に投げつける、首輪のついたリードでムチ打つ……。近隣住民がその様子を撮影していたため、虐待が発覚します。

門倉氏や愛護団体のスタッフは、ねばり強く飼い主を説得。当初は『1回殴っただけ』と話していた飼い主に、虐待を認めさせました。その後、警察にも相談。昨年12月にポン太を無事に保護したんです」(愛護団体関係者)

保護してからのポン太について、門倉氏の夫人は『FRIDAYデジタル』にこう語っていた。

「ウチで大切に預かっています。保護した当初は数年間シャワーも浴びていない状態でヒドい悪臭でしたが、現在はキレイな身体で元気にすごしていますよ。(飼い主の)Aさんとの交渉にも来てくれた主人(門倉氏のこと)にも、よくなついています」

門倉氏は、どこで何をしているのだろうか。失踪発覚後、門倉氏の携帯に電話すると鳴りはするが、スグに留守番電話に…無事であることを祈る。

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