スマホ1台で翌日から始められる! 株式投資 超簡単マニュアル | FRIDAYデジタル

スマホ1台で翌日から始められる! 株式投資 超簡単マニュアル

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株式投資をするならまず「ネット証券」を選ぶ

ネット証券では数百円の手数料で株が購入できる

今年2月、日経平均株価は約30年ぶりに3万円の大台に乗せる一方、5月には2万7000円台に急落。上下に激しく値動きする株式市場を見ながら、株式投資に興味を持っている人も多いはずだ。投資は多少失敗しながら慣れていくものだが、〝大負けしない〟ために最低限の知識は身につけておきたい。そこで今回は、ビギナーのための株式投資の始め方と基本知識を紹介しよう。

まず下準備として、証券会社に口座を開設する必要がある。証券会社には大きく分けて、営業マンと対面で売買できる証券会社とネット専業の証券会社がある。スマホやPCの普及で、現在はネット証券が主流だ。

ネット証券の一番のメリットは、手数料の安さ。対面型の証券会社では、1回の約定(やくじょう)(売買取引の成立)につき数千円の手数料がかかるが、ネット証券なら10万円以下の取引で100円程度と割安だ。ネット証券大手5社の手数料は下表の通り。1日に何回も取り引きする人向けの「1日定額コース」と1回ごとに手数料がかかるコースの2種類があるが、初心者は後者を利用しよう。

証券口座の新規開設はスマホですると便利で早い

入力漏れのないように1ステップずつ進めよう

店舗を持たないネット証券は、口座開設手続きも郵送かスマホで行う。もちろんPCからも申し込めるが、本人確認書類を郵送するか、画像をアップロードしないといけないので、内蔵のカメラで撮影してそのまま送付できるスマホでの手続きが圧倒的に便利だ。ここではSBI証券の口座開設手順を紹介するが、他のネット証券でも手順はほぼ同じだ。

まずはスマホのブラウザからSBI証券のサイトへ行き、「口座開設」をタップ。メールアドレスを入力すると、認証コードが送られてくる。認証コードを入力すると、居住地・氏名・生年月日などの個人情報の入力画面に移る。

このページではさらに、特定口座やNISA口座、住信SBIネット銀行の口座開設の有無を選択できる。特定口座は、「源泉徴収あり」を選べば、利益が出た時でも原則として確定申告する必要がない。NISA口座については後からでも開設できるので、ここでは「今は非課税投資枠を申し込まない」を選択しておこう。住信SBIネット銀行は、開設しておくと投資資金をプールしておくのに便利だ。

「次へ」をタップし、口座開設の申し込みを選択すれば完了する。表示されたユーザーネームやパスワードは、取引画面へのログインで必要となるので、忘れないように記録しておこう。

口座申し込みが完了したら、本人確認書類の提出へと進む。スマホで手続きを完結させる場合、本人確認書類の提出方法は「手元にあり、スマホカメラで撮影して提出」を、口座開設完了通知受取方法は「メールで受け取り、オンライン上で手続きを完了」を、本人確認方法は「自分の顔をその場で撮影」を選ぼう。本人確認では、正面や横向きなど指示通りに自分の顔を2カット撮影する。本人確認書類がマイナンバーカードの場合、カード自体を撮影するよう指示がある。

本人確認書類の提出が完了すると、証券会社での審査に進む。審査に通って無事に口座が開設されたらメールが届き、早ければ翌営業日には取り引きできるようになる。メールにはログインIDとパスワードが記載されているので、入力すると口座にログインできる。すぐに取り引きしたいなら入金が必要。インターネット上のリアルタイム入金が便利だ。

初めての銘柄選びは「流行」に乗ってはいけない

まずは押さえておきたい株式投資「3つの利益」

注文前に株式投資には3つメリットがあることを押さえておきたい。

まずは「値上がり益」だ。購入時より株価が高い時に売却すれば、差額が利益となる。なかには1年で2倍、3倍と値上がりする銘柄もある。もちろん、株式投資では値下がりするリスクもあるが、大きく儲けられる可能性を秘めている点が、預貯金など元本保証の金融商品にはない魅力と言える。

2つ目のメリットが「配当金」だ。これは企業の利益の一部を、現金で投資家に還元する制度。保有株数に応じて割り当てられるので、安定的に配当金を出している銘柄を保有して、長期的かつ定期的な収益を目指す戦略もアリだ。ただし、すべての企業で配当金があるわけではない。業績悪化による減配リスクがあり、配当そのものがなくなることも。

3つ目のメリットが「株主優待」だ。自社製品や金券などを株主に贈り、その企業のファンになってもらうことが目的だ。こちらも改悪や廃止されることも珍しくない。優待を目当てに購入して株価が大きく下がるのもいただけない。優待目当てだけで購入するのはご法度だ。

一度購入すると株価の値動きが日々気になるものだが、最初の1銘柄はあえて「流行」に乗らず、10年後も元気そうな優良銘柄を考えてはどうだろう。「長く業界トップにいる企業には成長力を維持するノウハウがある」(藤原アセットプランニング・藤原久敏氏)という観点から9銘柄をピックアップしたので、参考にしてほしい。

注文は4ステップ 買いすぎには注意しよう

板情報とチャートを見て適切な株価を考えよう

口座開設・入金が完了したら、いざ注文へと進もう。ネット証券での注文方法はあっけないほど簡単だ。ここではSBI証券の注文画面で解説する。

まず、トップ画面で「国内株式」タブを選択する。検索窓が出てきたら銘柄の情報を入力しよう。銘柄名のほか、4桁の証券コードや、業種などのキーワードを入れて検索することも可能だ。購入したい銘柄のページに着いたら、「現物買」を選択しよう。

次の注文画面では、詳細な注文方法を指定できる。株は最低の売買単位である「単元」が決められていて、原則100株に統一されている。入力画面の株数の欄に自分が何株購入したいのか、100株単位で入力しよう。くれぐれも、数字の入力ミスをしないように気をつけること。

その下の価格の欄では、3種類から注文パターンを指定できる(知っトク情報③参照)。ビギナーなら、まずは「成行(なりゆき)」と「指値(さしね)」の2つを知っておきたい。成行とは、市場価格で売買する注文方法だ。取引が成立しやすい半面、想定外の金額で売買が成立してしまうこともある。一方の指値は、値段を指定して売買する注文方法で、自分の希望する金額で発注ができる。基本的には希望の価格で購入できる指値で注文を入れよう。

指値注文する時に役立つのが「板情報」(知っトク情報②参照)だ。買い注文と売り注文の状況が表示されていて、相場がわかる。ここを見れば相場とかけ離れた価格を入力して買い注文が成立しないということも回避しやすくなる。

個別銘柄が恐いなら投資信託の利用もあり

少額から始められて手数料も安いインデックス型

投資信託(投信)は投資家から集めたおカネをひとつの資金としてまとめ、運用会社が株式や債券などに投資・運用してリターンを還元する金融商品だ。1万円あるいは金融機関によっては100円から投資ができ、たとえば日本株の投信を購入すれば、数百銘柄の日本株に分散投資したのと同じリターンが得られる。

なかなか銘柄選びができないけれど、日本株の値上がり潮流に乗りたい人は日本株投信を利用するのも選択肢だ。

ただし、日本株投信は約1000本あり、金融機関によって取り扱う商品がバラバラだ。前出のSBI証券や楽天証券は投信の取り扱い数も多い。

投信選びに注意が必要なのが「基準価額」だ。設定時に1万口あたり1万円でスタートした投信の現在の価格を示している。株価と違って他の投信と比較して高ければよいわけではなく、基準価額を1口として買うわけでもない。10万円など金額を設定して対応する口数を買うのが一般的だ。純資産、分配金実績、トータルリターン、ベンチマークなどもチェックしよう。

投信を選ぶ場合、市場全体に投資する「インデックス型」とファンドマネジャーが自分の目利きで選ぶ「アクティブ型」のどちらかのタイプを選ぶ。一般的には手数料が割安で、市場全体に投資できるインデックス型を選ぶのが効率的と言われる。「日経平均株価(日経225)」や「東証株価指数(TOPIX)」に連動した、手数料が0.3%以下の投信を選ぶとよい。

ただし「日本株投信の中には、長期にわたってインデックス型に勝る実績をあげるアクティブ型ファンドもある。リスクを取れるならこうした投信も悪くないでしょう」(前出・藤原氏)。左表に注目の日本株投信を5本紹介しているので参考にしてほしい。

GAFAに投資できる先進国投信も選択肢の一つ

日本株を個別銘柄で投資するという場合、投信で外国株に投資して、自分のポートフォリオ全体のバランスを取るという考え方もある。

外国株投信の場合も、まず「インデックス型」か「アクティブ型」か、どちらかを選ぶ必要がある。ただし、日本株投信に比べると、インデックス型のほうが圧倒的にパフォーマンスがよい。迷わずインデックス型を選ぼう。

外国株投信の投資対象は、「先進国株式」と「新興国株式」に大別できる。「初めて外国株投信を購入するなら、安定と成長を兼ね備えた先進国株式にまず投資するとよいでしょう」(前出・藤原氏)

先進国株式投信の多くは「MSCIコクサイ」という指数に連動。この指数は、米国、英国、フランスなどMSCI社が定義する先進国23ヵ国のうち、日本を除く22ヵ国の先進国・地域に上場する銘柄で構成されている。このうち約7割は米国が占めており、いわゆる「GAFA(ガーファ)」(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)への投資も含まれている点は大きな魅力だ。

「GAFA」を生んだ米国株市場にだけ投資したいという人も増えている。そういった人は米国株投信も選択肢のひとつだ。米国株市場を示す代表的な指標には「ニューヨーク(NY)ダウ」と「S&P500」がある。NYダウは30銘柄で構成されているのに対し、S&P500はニューヨーク証券取引所とNASDAQ(ナスダック)(ベンチャー企業向け市場)から時価総額順に500銘柄が組み入れられている。米国市場の勢いを買うならS&P500に連動した投信がよい。

値動きは激しいが、中国市場が組み入れられているのが新興国の株が投資対象の株式投信。こちらもMSCIエマージング・マーケット・インデックスに連動しているものを選ぼう。

コロナからの景気回復でさらなる成長が見込まれるNY証券取引場

『FRIDAY』2021年6月11日号より

  • 取材・文酒井富士子(回遊舎)、永井志樹子監修藤原久敏(藤原アセットプランニング)デザイン村上麻紀

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