近藤真彦「事務所退所後初会見」たち消えも変わらぬ注目度の背景
近藤真彦がいよいよ芸能活動再始動か!?
『週刊女性PRIME』が6月9日に近藤が記者会見を開くと報じたことでマスコミがざわつき始めた。
昨年、25歳年下の女性との不倫が報じられ活動自粛していた近藤だが、自粛解除を待たず4月30日にジャニーズ事務所を退所した。
近藤はコメントを出したものの、会見も開かず具体的な退所の理由を語ることはなかったため、多くのメディアが、
《芸能活動より大事なレース活動ができないことの方がつらく、限界に達したからでは》
と推測した。近藤にとって最優先はレースであるというのは周知の事実であったからだが、退所翌月に開催された自動車レースにチーム監督として近藤もサーキットに現れた近藤の顔を見て、レース関係者は納得したという。
「テレビ番組で見るのと違い、本当にうれしそうで生き生きとした表情をしていました」
そして同関係者は活動休止にも触れて、
「芸能活動休止は仕方ないとしても、罪を犯したわけではないのでレース活動まで休止する必要はなかったのだと思います。芸能人が不祥事を起こした時に、最近は、映画やライブ、CDやDVDなど、観たい人・聴きたい人がお金を払って購入したり、足を運んだりそこまで止めるのはどうか、という意見が多くなっています。
これは、レースも同じです。クローズされた場所でやりたい人、見たい人たちが集まる。その人たちはマシンやドライバー、レースそのものに興味があって、チーム監督の私生活などどうでもいいんです。マッチのファンだというだけでサーキットに来る人は少ないです」
人気タレントが芸能活動休止になると番組降板、CM打ち切り、ライブ中止など周りに及ぼす影響は大きく、違約金などが発生することもある。最終的にはタレント本人が責任を取ることになるとしても、事務所が肩代わりしたり保険があったりして実際に困窮する人が出てくることは少ない。しかし、
「F-1などのチームと違い、あきらかに規模の小さい国内のレーシングチームで代表が動けないとなるとスタッフは途方に暮れてしまうでしょう。レースだけで食べている人たちばかりですから生活に困る人も出てきます。ですからタレントの感覚で簡単に活動休止なんてされては困るんです。
それと監督が不在のレースは、采配を振るう大将がいないまま戦をするのと同じようなもので、チームがバラバラになってしまいます。代行を立てることもできますが、マッチのようなカリスマ性がある監督の場合は難しいんです」(同・レース関係者)
近藤にとっては芸能よりもレースの方が優先順位が上なので、レース活動を自粛することで不倫の責任を取ったということなのだろうが、一方ではレーシングチームの監督としての責任を放棄することになったようなのだ。
そして芸能活動の再開については、今月16日に大分で行われた『スーパーフォーミュラ』第3戦終了後、羽田空港で報道陣に対し「焦らず、徐々に、少しずつできれば」などと語っていたのだが、具体的な活動の話は聞こえてこなかった。
同誌によれば近藤はチームスポンサーの1つであるセガサミーグループの新商品のPRに一役買うことになったという。具体的にはどういうことなのか書かれていないが、CMキャラクターにでも抜擢され、記者発表をするのだろうか。記事が出てすぐさま近藤の窓口となっている『MKカンパニー』に取材してみると、
「セガサミーの主催するイベントにゲストとして出席するだけで、囲みの記者会見などはありません」
ということだった。どうやら同誌の早とちりだったようで、報道から約2時間後には、スポーツ紙が一斉に「会見はない」と報じた。
それにしても近藤の活動再開はいつになるのか、会見を開くことはあるのか。だがそのどちらも期待できないというのは芸能プロダクション関係者。
「パーソナリティーを務める『近藤真彦くるくるマッチ箱!』(文化放送)は放送休止になっていますが今後についてはまだ協議中のようです。大阪のFM局の番組は継続中ですが、それ以外に決まっている仕事は現状ないみたいです。記者会見も開いていないので、今のままでは仕事をオファーするところはないのでは。
本人も開く気はないようですし、芸能の仕事を積極的に取ろうとしているようには見えません。それに、現在近藤の窓口となっている会社は芸能事務所ではないので、積極的に営業をかけることなど無理でしょう」
当面、近藤の顔が見たいファンはサーキットに行くしかない。しかし誤報ではあったが業界がざわついたのは、近藤がまだまだ注目されている存在だということに違いない。やはり芸能人は騒がれるうちが華なのだーー。
PHOTO:結束武郎