『全裸監督』の新ヒロイン・恒松祐里「両親からの意外な言葉」 | FRIDAYデジタル

『全裸監督』の新ヒロイン・恒松祐里「両親からの意外な言葉」

6.24待望のシーズン2がネットフリックスで配信開始! 伝説のAV女優「乃木真梨子」を演じる恒松祐里が赤裸々告白 ~コロナ禍での苦悩と家族の言葉~

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「脱ぐことに対して、全然抵抗はなかったんです」

女優、恒松祐里(つねまつゆり)(22)は笑顔でそう言い切った。

4月下旬、都内スタジオで取材に応じる恒松。撮影している役柄によって性格も変わるそうで、「いまは朝ドラ撮影中なので、元気キャラです!」

「アダルトビデオの帝王」と呼ばれたAV監督、村西とおる(72)。彼の人生をもとに、山田孝之(37)が主演したネットフリックスオリジナルシリーズ『全裸監督』は’19年8月に全世界190ヵ国で同時配信され、またたく間に大ヒットを記録した。そして今年6月24日、待望のシーズン2が独占配信となる。

前作では、脇毛を黒々と生やした伝説のセクシー女優・黒木香(かおる)に扮した森田望智(みさと)(24)の体当たり演技が大きな話題となった。そして今回、新たなヒロインに挑戦するのが恒松だ。彼女が演じるのは、村西監督と運命的な出会いを果たし、最終的には彼と結婚・出産までした実在の女優、乃木真梨子である。

「お話をいただいた瞬間、緊張しました。ドラマオリジナルの人物であれば100パーセント自分で演じられるけれど、乃木さんは実在した女優さん。ストーリーはフィクションですが、どうやって演じればいいんだろうと悩みましたね」

本格的なラブシーンがあることも、彼女を身構えさせた。

「一番に考えたのは、私がいつか結婚して子供ができたときの影響。自分の子供が『お前のお母さん、こんな作品に出てたんだろう?』と、いじめられてしまうんじゃないか、という不安が頭をよぎりました。でも両親に相談したら、『とってもいい作品だし、挑戦してみればいいんじゃない?』と言ってくれたんです。実は、これまでにもラブシーンのある作品に出演するかもしれない、という機会は何度かあって。そのたびに家族は『やってみればいいよ』と応援してくれました。もともと芸術が好きな家族なので、父や母にはヌードに対する免疫があるんでしょうね」

背中を押したのは両親の言葉だけではなかった。

「新型コロナによって生活も大きく変化しました。『今後お芝居ができなくなる日が来るんじゃないか』という恐怖も感じていた。『人生何が起きるかわからない。ここで挑戦するチャンスを無駄にしたらすごく後悔してしまう』と直感的に感じたんです。台本を読んだときに素敵な作品だな、演じてみたいな、と思えた、この『やりたい』っていう純粋な気持ちを優先させてもいいんじゃないかと思って、出演を決めました」

撮休中も毎日腹筋!徹底した役作り

腹を決めて、撮影がスタートしたが、いきなりトラブルが発生した。緊急事態宣言が発令されたのだ。

「1話だけ収録が終わっている状態で、撮影がストップしてしまったんです。せっかく演技のスケジュールが決まって、さあ頑張ろうと照準を合わせていたのに、いつカメラの前に立てるかわからなくなってしまった。こんなことはめったにないので、どうやってモチベーションを保てばいいか悩みましたが、『時が来れば撮影は始まる。

それだけのことなんだから、何も考えずに自粛生活を楽しもう』と気持ちを奮(ふる)い立たせました。いつ再開してもいいように、腹筋だけは続けておくかー!って(笑)。けっこう明るく過ごしていましたよ」

制作期間は当初の想定の倍、半年間にも及んだ。その分、役作りにエネルギーを注ぎ込めるというメリットもあった。

「制作スタッフの方から、映像資料やインタビュー記事をいただいて、乃木さんの話し方や、おしとやかで上品なふるまいを勉強しました。あとは、武正晴(たけまさはる)総監督と、後藤孝太郎監督から、『イヴの総て』というDVDを渡されて、『これを観ておいて』と言われたんです。女優に憧れる若い女性がベテラン女優を踏み台にのし上がっていく物語なのですが、二人のヒロインの描かれ方が、黒木さんと乃木さんの関係性に少し似ているところがあるんですよね。

今回の作品の中に生きる乃木真梨子は、したたかだけどおっとりしていて、純粋なように見えて実は強い野望がある。撮影が再開してからは、自分がつかんだ役のイメージを再現するために、『このシーンでは野心をもっと見せよう』とか、『このシーンでは控えめにしよう』とか、その都度、現場で監督とセッションしながら演技を決めていきました」

「見た人になんと思われてもいい」

徹底した役作りに励んだ恒松だが、自分自身と乃木真梨子に似ている点があるかという問いかけには、強く首を振る。

「私は俳優という職業の範囲内でAV女優を演じるという挑戦をしましたが、実際の乃木さんはもっと大きな選択をしているんですよね。美容部員として働いていたけれど、村西監督に出会い、職業を変える決断までしている。『全裸監督』の黒木香さんは『ありのままの自分として生きたい』と熱望して”黒木香”になりましたが、劇中の乃木もそこは同じだったはず。村西監督に撮ってもらいたいという欲望が、乃木を突き動かしたんじゃないかな。そこにある、言葉では説明し切れない心の衝動のようなものを、表現できていたらいいなと思います」

黒木香を演じた森田は激賞されたが、乃木真梨子を演じる恒松は視聴者の目にどう映るのか。

「なんと思ってもらってもいいんです」

と恒松は白い歯を見せた。

「小さい頃から演技の仕事をする中で、応援してくれる人が増えていく喜びをずっと感じていました。この作品を通して、私の存在を知ってもらう、それだけでもうれしいんです」

そう語る彼女の瞳には、乃木真梨子に負けない芯の強さと衝動が感じられた。

主演の山田孝之との共演シーン。恒松は美容部員を辞めてAV業界に飛び込む新人女優、乃木真梨子を演じる 。Netflixオリジナルシリーズ「全裸監督 シーズン2」より
本誌未掲載カット 恒松祐里『全裸監督』の新ヒロインが赤裸々告白
本誌未掲載カット 恒松祐里『全裸監督』の新ヒロインが赤裸々告白

’05年にドラマ『瑠璃の島』(日本テレビ系)で子役としてデビュー。現在放送中のドラマ『泣くな研修医』(テレビ朝日系)で医師役を演じているほか、今年5月にスタートした朝ドラ『おかえりモネ』(NHK)でヒロインの幼馴染役を務める

  • 撮影濱﨑慎治

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