大事なモノを食いちぎり上官に報復…北朝鮮女性兵士のヤバイ行動 | FRIDAYデジタル

大事なモノを食いちぎり上官に報復…北朝鮮女性兵士のヤバイ行動

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北朝鮮では軍の女性登用が進んでいる。写真は17年4月に平壌で行われた軍事パレードの様子(画像:ロイター/アフロ)

取り調べを受けた18歳の女性下士(二等兵)は、身体から悪臭を放ち、下着さえつけていなかった――。

北朝鮮の朝鮮人民軍・通信大隊第1中隊で、異様な事件が発覚したのは5月22日のことだ。情報をつかんだ韓国のネット新聞『デイリーNK』によると、加害者とされる男性分隊長Aは2階級降格という重い処分。一方、被害者の女性下士Bには通信隊から高射砲隊へ異動という比較的軽い罰が課されたという。『デイリーNKジャパン』編集長の高英起氏が語る。

「女性の兵役義務化は15年ごろから検討され、19年4月に実施されました。今年に入り、ようやく本格化し始めたようです。出生率の低下などで、男性だけでは人員を満たせなくなっているんですよ。

兵役は男性が7~8年、女性は5年と世界で最も長い。長期間、閉鎖的な組織にいれば、さまざまな問題が起きます。エリートコースの朝鮮労働党入党や待遇改善をチラつかせ上官が女性兵士に関係を強要する『性上納』、同僚による激しい暴力やレイプ、配給物の強引な搾取、などです。今回起きた事件は、北朝鮮の軍隊で起きている大きな問題を象徴するエピソードです」

下着すら身につけず……

冒頭で触れた、事件のあらましはこうだ。

分隊長Aは、1年半にわたりBに支給されていたスキンローション、石鹸、生理用ナプキン、靴、リュックなど、すべての消耗品を強奪。代わりに自分の使っていた、粗悪な中古品を押しつけていたという。Bの私物用ロッカーには、予備の下着すらなかった。軍服の下に何も身につけず勤務することも、頻繁にあったようだ。

「人民軍では、基本的には支給品以外に金品は渡されません。兵役が満了しても、退職金さえ出ないんです。そのため幹部を除き、兵士の多くは常に貧しい状態にある。近隣村落への略奪も、頻繁に起きています。

分隊長Aも、例外ではなかったのでしょう。Bから奪った品々を売りさばいていた。除隊後の生活資金として、貯金していたともいわれます」(高氏)

長期間、上官から石鹸や下着まで屈辱的な搾取を受けていた女性下士Bは報復に出る。前述のとおり、犯行が発覚したのは5月22日。通信隊ではもっとも重要な、無線交信に関する機密文書「無線諸元」がなくなっているのがわかったのだ。軍当局は、保管場所で勤務していたBを問いただす。Bは犯行を認め、こう答えたという。

「文書を食いちぎって飲み込んだ」

動機については「分隊長に復讐するためにやった」と供述。機密文書は分隊長にとって、もっとも重要なモノの一つ。飲み込んで無くなったと見せかけ、上官を困らせたかったようだ。

AとBへの処分は前述の通り。両者の罰の軽重を考慮すると、軍は女性兵士への嫌がらせをより重く受けとめたのだろう。内部では、Bへの同情的な声が広がっているとされる。

  • 写真ロイター/アフロ

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