笹生優花「世界を圧倒したスイングと精神力」のヒミツ | FRIDAYデジタル

笹生優花「世界を圧倒したスイングと精神力」のヒミツ

「まるでタイガー・ウッズだ!」 フィリピンと日本、2つの国籍を持つ天才少女

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全米女子オープンを制した笹生(さそう)優花。彼女が弱冠19歳にして偉業を達成できたのは、奇跡ではなく、必然の結果だった。

’20年9月、医療従事者への寄付授与式で笹生は父・正和さん、母・フリッツィーさんと笑顔で記念撮影を行った

笹生はフィリピンのマニラ郊外の生まれで、5人姉弟の長女。実業家である日本人の父とフィリピン人の母を持ち、4歳のときに日本へ。そして、6歳でゴルフに出会い、8歳でプロになるために、父・正和さんとフィリピンに渡る。笹生父娘を取材するスポーツライター・金明昱(キムミョンウ)氏はこう明かす。

「正和さんが現地にあるゴルフ場のメンバーだったこともあって、日本よりも練習費用がかからないフィリピンで生活を始めたんです。正和さんから聞いた、彼女のトレーニングはとにかくハード。朝5時に起きてランニング。しかも両足に250gの重りをつけて30分走る。

その後、ギアを重くした自転車で30分。それを終えてから、ゴルフ場に向かうのですが、コースでも足に重りはつけたままだったそうです。そのままゴルフ場で暗くなるまで練習していた。正和さんもゴルフはシングルの腕前で、さらにいろいろと勉強して、『大事なのは下半身、体幹』という考えを徹底していました」

他には野球のマスコットバットを使った素振りやメディシンボールの投げ合い、重りをつけたままのダッシュなど様々なトレーニングに取り組んだという。

「最高でスクワットを2500回やったこともあったそうです。笹生は14歳頃までそんな練習を休まずに毎日続けたと言っていました。8歳の娘にそれをやらせた親も、それを信じて続けた娘も凄いとしか言いようがないです。日本の選手で一日1000球打ったという話は聞いたことがありますが、筋トレをこれだけやっていたという選手はいないでしょう。もし普通の小学生が同じメニューをやったら、間違いなく潰(つぶ)れている。笹生には筋肉のバネや柔軟性に関して天性の素質があったのだと思います」(金氏)

笹生は、同年代の友人と遊ぶこともなく、ゴルフだけに打ち込んできた。その結果が270ヤードかっ飛ばすドライバーであり、正確無比のアイアンなのだ。

「いまは東京が拠点ですが、正和さんが自宅を改造して、コロナ禍でも筋力トレーニングや打ち込みができる環境が整っているそうです」(ゴルフ誌記者)

笹生はローリー・マキロイの動画を見て彼のスイングを真似ているといい、また、パッティングはタイガー・ウッズを参考にしているという。

「マキロイが目指すスイングを本人よりも笹生プロのほうが上手くできている気さえするんですよ。それぐらい今の笹生プロのゴルフは素晴らしい。技術が高く、なおかつパワーも対応力もある。そして、タイガーの柔軟さも備えています」(ゴルフジャーナリスト・武藤一彦氏)

そして、彼女の最大の強みは語学力だ。

「これまで遠征で10ヵ国以上を訪れたそうです。言葉は5ヵ国語が話せる。日本語よりもタガログ語のほうが上手いですし、フィリピンで公用語として学んだ英語はさらに堪能(たんのう)です」(前出・金氏)

笹生は、これからも父とともに世界を舞台に勝ち続けることだろう――。

全米女子オープン最終日、プレーオフで畑岡奈紗を退けて、笹生は大会史上最年少のチャンピオンとなる

『FRIDAY』2021年6月25日号より

  • PHOTO日刊スポーツ/アフロ(1枚目)アフロ

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