文在寅大ピンチ…!偽ワクチンに騙された市長が大統領を猛批判 | FRIDAYデジタル

文在寅大ピンチ…!偽ワクチンに騙された市長が大統領を猛批判

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閣僚のスキャンダルや海外からのワクチン輸入騒動など内憂外患の文在寅大統領。今年6月のスペイン訪問時の写真(画像:AFP/アフロ)

「文在寅大統領のワクチン外交を、私がこっぴどく非難したのが不快のようですね。しかし、称賛することはとてもできない」

6月16日に開かれた韓国南部・大邱(テグ)市の議会で、クォン・ヨンジン市長は与党「共に民主党」の議員の質問に対し、こう言い放った。文政権の新型コロナウイルス対応に向けられた、クォン市長の舌鋒は鋭い。

「韓国軍将兵55万人分のワクチンを、米国ヤンセン社から支援を受けることも、まったく理解できない。ヤンセン社製ワクチンは、米国で4月から臨時使用も中断され大量廃棄されているんですよ。

政府はワクチン購入と、関連するすべての権限を独占している。自治体や医療業界、薬品会社に、もっとワクチン購入できる権利を与えるべきだと思います。購入するかしないかの最終判断を、政府がすべきだ」

クォン市長は、自身のフェイスブックでも文政権を「無能な政府」「卑怯な専門家たち」と徹底批判。ご説は、ごもっともなようにも聞こえる。

住所は米国で電話はポルトガル?

だが前述の議会終了後、ネット上には市民からの冷ややかなコメントが溢れた。「どの口が言うんだ」「市長の厚顔ぶりに驚く」……。実はクォン市長、ワクチンにからみシャレにならないトラブルを起こしていたのだ。

「今年5月、クォン市長は報道陣へ誇らしげに次のような発表しました。『ファイザー社と共同開発を行うドイツの企業と取引し6000万回(3000万人分)のワクチン供給を受けるという内容でほぼ話がまとまった』と。文政権に任せていられないと独自の交渉をし、素晴らしい成果を上げたというのです。最終判断は政府にゆだねられました。

しかし韓国の保健福祉省が調べると、さまざまな不審点が見つかった。ファイザー本社は米国ニューヨーク州にあるのに住所はフロリダ州、電話番号はポルトガル、ホームページは『改良中』で見られない……。さらに容器や容量なども、ファイザー社のモノとは異なることがわかりました。韓国ファイザー社も、『今回の取引は合法的に承認されていない』と声明を発表。政府は、ただちに交渉の中止を決定しました」(韓国紙記者)

騒動を起こしたクォン市長は、すぐに謝罪。お粗末な失態をおかした背景には、市長と大邱市の特別な事情があった。『コリア・レポート』編集長の辺真一氏が語る。

「理由は二つあります。一つは昨年2月、韓国内で初めて大邱市が新型コロナウイルスの集団感染を起こしたこと。宗教団体が1000人規模の礼拝を行いクラスターとなり、ソウルなど他の都市に拡大したんです。政府は『コントロールができていない』と大邱市を批判。その後ろめたさがあり、汚名返上のために気が焦っていたのでしょう。

二つ目は、クォン市長が最大野党『国民の力』所属でワクチン接種の遅れで文政権を非難し続けていたこと。韓国のワクチン接種率は、英国の59%、米国の51%に比べ15%と低い。一時は、ロシア製のワクチンの輸入まで検討されたほどです。クォン市長は、後手に回る政府を出し抜き実績を上げたかったのかもしれません。完全な勇み足です」

トラブルを起こし謝罪までしても、クォン市長が強気な理由はなんだろう。辺氏が続ける。

「来年3月に行われる大統領選挙を見すえているからです。野党は、政権奪還を目指しています。ましてや、大邱市は野党の牙城です。政権奪還のためには、政府を攻め続けるしかない。自分のミスは棚上げし、徹底抗戦しようとしているんです」

厚顔と思われようが、呆れられようが目的達成のためなら問題視しない――。肝が据わっていないと、政権は取れないということだろうか。

  • 写真AFP/アフロ

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